石川県議会議員 盛本芳久

2010年11月建設委員会報告

11月16日(火) 建設委員会

 報告事項

(土木部関係)
 (1) 平成22年第5回県議会定例会提出予定案件について
 (2) 金沢城公園の利活用の推進状況について
 (3) 県道金沢田鶴浜線(50m道路)での自転車通行環境社会実験について(中間報告)

(土地・住宅公社関係)
 (1) 白帆台ニュータウンについて
 (2) 分譲宅地(末松)のロット売りについて

自転車通行社会実験について

◆盛本芳久 委員  さっきの尾西委員の続きでちょっと質問したいと思うんです。
50メートル道路の自転車の社会実験ですが、アンケートでは効果があると8割の方が答えておられるということになれば、これをもうちょっと延長したほうがいいだろうとお考えの人が多いということだと思うんですけれども、これを次の第3回の50メートル道路自転車通行環境を考える会で検討されるということですが、東金沢駅の自転車専用帯を設置したときも、このような何か考える会みたいなものの中で検討されたんですか。

◎山岸勇 道路整備課長  東金沢につきましては、やはり同じように学識と地元の代表者から成る委員で構成しまして、もちろん警察の方も入っていらっしゃいますが、そういった方で考える会をつくりまして検討させていただきました。

◆盛本芳久 委員  そうするとこの先、考える会でまた話が出て、実際にどのあたりになるんですかね。駅から県庁ぐらいまでになるのか、それはわかりませんが、先ほどもちょっと出ましたけれども、これからやはり高校生や中学生の自転車通学が多いところの安全対策で、こういうものを広げていくという観点でいうと、その候補地は具体的には何カ所あるとか、そういう考える会をつくっていこうという予定はあるかどうか、ちょっとお聞きしたいんですが。

◎植田剛史 土木部長  具体的にここというところはないんですが、先ほど言いましたように、やはり学校の通学ですね。特に通学が多いところで、いろいろと歩行者との接触事故等もありますし、学生さんが自転車をよく使うということもありますので、そういったところで、また地理的条件で新たな大規模な用地確保を要しないようなところが、やはり優先的に整備するところなのかなと考えております。
 それと、比較的簡単にできるところ、例えば海側幹線などは既に結構幅の広い歩道などができておりますので、そこらあたりは自転車の走るところに例えばマークを設置するとかそういった形で、簡単に現在の歩道を使った自転車道的なものをつくれますから、そういうところはしっかりと対応したいと思っています。
 今のところ、具体的に今後5カ年間で例えばここをやりますというような計画の立案にまでは至っておりませんけれども、今言いましたような形で、できるところから優先的に進めていきたいなと思っています。

◆盛本芳久 委員  歩道が広いところで、視覚障害者のブロックがちゃんと寄っているとか、こんな感じに新しくなっているところは、そんなにお金をかけなくても分離してやっていけると思いますし、そうでないところは車道の一部を東金沢みたいな感じでやっていけると。これぐらいの幅があればすぐできるという、何か一定の基準みたいなものをもって、体系的に進めていこうという、何かそういう形をつくっていったらいいと思うんですけれど。今度はあそこがいいのではないか、ここがいいのではないかというのではなく、全体を見て、ぜひ計画的にやっていってほしいなと思うんですが、それは少し後で聞かせてください。
 そしてもう一つ、県道中心だと思うんですが、国道にもそういうところがないのか。また、市道も一体的に考えていくのか。国は国で考えているのか、市は市で考えているのか、その辺の連携はどうなっているのかについても、ちょっとお聞かせください。

◎植田剛史 土木部長  石川県でいいますと、直轄としては旧国道159号、今の359号で、東山近くのあたりで実験的に行ったというのがありますが、それぞれの道路管理者でいろいろ考えていくのが、今のところ実態でございます。
 委員御指摘のとおり、道路というのは国の管理道路、県の管理道路、市町の管理道路と、お互いつき合ってネットワークを構成しておりますので、しっかりと連携をとりながらやっていきたいなと思います。
 今回のこの50メーター道路の関係でお話いたしますと、実は駅西本町から金沢駅に向かうところで、50メーター道路の少し南側に1本細い道路が入っていますが、ここは市道の扱いになっておりまして、自転車が通る道としては、この細い市道を通って駅西本町1丁目に出てから3丁目に出るというのが大半の高校生の自転車ルートになっているため、今回、この実験については県と市とで一緒にやって実験を進めているということなので、こういった形をベースにしながら、委員御指摘のように道路管理者同士が連携とりながら、いろいろ検討していければと思います。

◆盛本芳久 委員  長い区間でそういうものができ上がると、非常に走りやすいというのはあるんですが、短い区間であっても、例えば今、犀川大橋から野町広小路の交差点の間の整備が進んでいますが、電線が地中化し、歩道も広くなっていく。あんな短いところでも、できるところがあればぜひそんなことを考えていただきたいと思いますので、それは要望しておきたいと思います。

バス優先レーンの社会実験について

 それからもう一つだけ。以前、これも交通実験をしたバス優先レーンがありました。あれが今ずっと行われているんですが、余り定着していないというか、どういう状況なのか。あるいは、バスの運転手の方々がどういう印象を持っておられるのか。もし今の段階でわかることがあったら、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。

◎竹村裕樹 都市計画課長兼景観形成推進室次長  バス優先レーンについては、この9月に実験させていただきまして、実験は一応終わっております。これは今、市を主体にしまして、鋭意解析を行って取りまとめているところであります。12月ころにはその取りまとまった状況を、また幹事会なり協議会なりで少し詰めて、対応策を詰めたいと思っております。
 以上です。