石川県議会議員 盛本芳久

議会活動

 2011年2月定例会は,2月23日から3月16日の日程で開催されています.

 盛本は,3月11日追加一般質問を行いました.

 3月11日(金)11:40~ 盛本芳久 追加一般質問

県議会HP 議会中継(録画) 3月11日午前3人目の1:45:00~
   http://www.pref.ishikawa.lg.jp/gikai/cyukei/cyukei.html

質疑要旨 *******************1103質問北中.jpg

1 人間らしい働き方について

(1) ワークライフバランスから更にディーセント・ワークへと発展させる今後の労働施策、企業への働きかけ、公務職場での取り組み推進の基本認識について、知事の見解を聞く。

(2) 非人間的な労働の実態は、労働相談や労働争議、労働紛争となって顕在化してくるが、県内の実態とその傾向、県としての対応・対策について、商工労働部長に聞く。

(3) 社会科の学習の基礎の上に立ったさらにリアルな労働教育の必要性と具体化について、教育長の見解を聞く。

(4) 労働企画課が編集発行しているはたらく若者サポートブックのテキストとしての活用が有効と思うが、この冊子発行のねらいと、学校現場での活用についての教育委員会との連携について、商工労働部長に聞く。

(5) 県の労働政策は商工労働部が所管しているが、働く人間中心の観点でとらえるなら、国の経済産業省、厚生労働省という区分にならい健康福祉部への編入が妥当と考えるが、将来の部局再編の課題としての認識について、知事の見解を聞く。

1103質問北國2.jpg2 里山創成と農業について

(1) 里山創成室を各部から独立させず、しかも農林水産部でなく環境部内に開設するその意図、理念について、知事の見解を聞く。

(2) トキが羽ばたく石川がキャッチ・コピーであり、能登半島に点在する典型的里山・里海スポットやエリアのみならず、能登半島全域を丸ごと里山として、トキがどこにでもやってこられる自然をそこに作ろうという考え方か、聞く。

(3) いしかわ農業人材育成プランでは、県民全体を農業を応援しようとする者と位置づけているが、誰にもわかる一大県民運動としての具体的な農業応援活動を提起すべきと考えるが、知事の所見を聞く。

(4) 里山の農業では、安全でおいしい農作物の供給は必要条件であるが、生産性向上のための化学肥料や農薬使用の現実と、低農薬あるいは無農薬・有機農業を売りとする地域ブランド化への道とのバランスをどうとっていくのか。また、今後どのような方向に進めていくのか、併せて見解を聞く。

(5) TPP参加で石川県どころか、日本の農業は壊滅的打撃を受けることは必至であり、TPP参加について石川県としての態度表明が必要と思うが、知事の見解を聞く。

(6) プルサーマル了解も補助金に縛られることなく慎重な判断が行われるべきであり、里山と対極にある原発のあり方と危機管理に関し、知事の見解を聞く。

3 新年度に向けた教育課題について

(1) 学ぶ喜び、学びあう喜び、わかる喜び、できる喜びは、点数や順位が上がる喜びとは次元の違う深いものであり、こうした学びの中で真の学力は鍛えられると思うが、いしかわ学びの指針十二カ条に、こうした学びの観点はどのように盛り込まれているのか聞く。

(2) この指針に基づく授業研究や実践の成果を評価する指標が全国学力テストの正答率1103質問北國1.jpgや有名大学進学率ということに偏ると、この指針の意図はゆがめられてしまうが、広く多面的な学校の評価と、それに基づく支援をどのように進めていくのか聞く。

(3) 県立高校での司書の配置と待遇改善の状況を聞く。また、市町の司書の配置状況について、併せて聞く。

(4) 県内公立図書館と学校図書館をネットワーク化し、図書共有のための人員を配置するなどのシステム構築は不可欠と思うが、その実現についての見解を聞く。

(5) 少人数学級の拡大によりどのような教育効果を期待するのか。また、今後、国による学年拡大をどのように働きかけていくのか、その方針について、併せて聞く。

(6) 過疎と少子化が進む地域では複式学級の解消が求められているが、教育の機会均等の観点に立った小規模校への支援策の現状と来年度の方針について聞く。

(7) 教師は現場で育つものであり、来年度の初任者研修について、オン・ザ・ジョブ・トレーニング中心に転換すべきと思うが、所見を聞く。

(8) 教員の多忙化解消策について、2月を目途にまとめる予定と聞いているが、具体策の検討状況と実施内容、学校現場への指示・伝達の時期・方法等、その概要を聞く。

後援会事務所開設のお知らせ

今回も弥生の地から発信 http://www.molimoto.com/blog/2011/02/post-222.html

   お気軽にお立ち寄りください

事務所開き.jpg

12月13日(月) 建設委員会

(1) 付託案件
 議案第1号中関係分、同第3号、同第9号中関係分、同第11号ないし同第14号
 請願第140号、同第141号

(2) 報告事項
(土木部関係)
 ・ロールプレイング方式による除雪対策訓練の実施について
 ・平成22年第5回県議会定例会追加提出予定案件について

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12月15日(水) 建設委員会

  追加付託案件について

 ・追加付託案件
  議案第17号中関係分

  盛本質問なし

11月16日(火) 建設委員会

 報告事項

(土木部関係)
 (1) 平成22年第5回県議会定例会提出予定案件について
 (2) 金沢城公園の利活用の推進状況について
 (3) 県道金沢田鶴浜線(50m道路)での自転車通行環境社会実験について(中間報告)

(土地・住宅公社関係)
 (1) 白帆台ニュータウンについて
 (2) 分譲宅地(末松)のロット売りについて

自転車通行社会実験について

◆盛本芳久 委員  さっきの尾西委員の続きでちょっと質問したいと思うんです。
50メートル道路の自転車の社会実験ですが、アンケートでは効果があると8割の方が答えておられるということになれば、これをもうちょっと延長したほうがいいだろうとお考えの人が多いということだと思うんですけれども、これを次の第3回の50メートル道路自転車通行環境を考える会で検討されるということですが、東金沢駅の自転車専用帯を設置したときも、このような何か考える会みたいなものの中で検討されたんですか。

◎山岸勇 道路整備課長  東金沢につきましては、やはり同じように学識と地元の代表者から成る委員で構成しまして、もちろん警察の方も入っていらっしゃいますが、そういった方で考える会をつくりまして検討させていただきました。

◆盛本芳久 委員  そうするとこの先、考える会でまた話が出て、実際にどのあたりになるんですかね。駅から県庁ぐらいまでになるのか、それはわかりませんが、先ほどもちょっと出ましたけれども、これからやはり高校生や中学生の自転車通学が多いところの安全対策で、こういうものを広げていくという観点でいうと、その候補地は具体的には何カ所あるとか、そういう考える会をつくっていこうという予定はあるかどうか、ちょっとお聞きしたいんですが。

◎植田剛史 土木部長  具体的にここというところはないんですが、先ほど言いましたように、やはり学校の通学ですね。特に通学が多いところで、いろいろと歩行者との接触事故等もありますし、学生さんが自転車をよく使うということもありますので、そういったところで、また地理的条件で新たな大規模な用地確保を要しないようなところが、やはり優先的に整備するところなのかなと考えております。
 それと、比較的簡単にできるところ、例えば海側幹線などは既に結構幅の広い歩道などができておりますので、そこらあたりは自転車の走るところに例えばマークを設置するとかそういった形で、簡単に現在の歩道を使った自転車道的なものをつくれますから、そういうところはしっかりと対応したいと思っています。
 今のところ、具体的に今後5カ年間で例えばここをやりますというような計画の立案にまでは至っておりませんけれども、今言いましたような形で、できるところから優先的に進めていきたいなと思っています。

◆盛本芳久 委員  歩道が広いところで、視覚障害者のブロックがちゃんと寄っているとか、こんな感じに新しくなっているところは、そんなにお金をかけなくても分離してやっていけると思いますし、そうでないところは車道の一部を東金沢みたいな感じでやっていけると。これぐらいの幅があればすぐできるという、何か一定の基準みたいなものをもって、体系的に進めていこうという、何かそういう形をつくっていったらいいと思うんですけれど。今度はあそこがいいのではないか、ここがいいのではないかというのではなく、全体を見て、ぜひ計画的にやっていってほしいなと思うんですが、それは少し後で聞かせてください。
 そしてもう一つ、県道中心だと思うんですが、国道にもそういうところがないのか。また、市道も一体的に考えていくのか。国は国で考えているのか、市は市で考えているのか、その辺の連携はどうなっているのかについても、ちょっとお聞かせください。

◎植田剛史 土木部長  石川県でいいますと、直轄としては旧国道159号、今の359号で、東山近くのあたりで実験的に行ったというのがありますが、それぞれの道路管理者でいろいろ考えていくのが、今のところ実態でございます。
 委員御指摘のとおり、道路というのは国の管理道路、県の管理道路、市町の管理道路と、お互いつき合ってネットワークを構成しておりますので、しっかりと連携をとりながらやっていきたいなと思います。
 今回のこの50メーター道路の関係でお話いたしますと、実は駅西本町から金沢駅に向かうところで、50メーター道路の少し南側に1本細い道路が入っていますが、ここは市道の扱いになっておりまして、自転車が通る道としては、この細い市道を通って駅西本町1丁目に出てから3丁目に出るというのが大半の高校生の自転車ルートになっているため、今回、この実験については県と市とで一緒にやって実験を進めているということなので、こういった形をベースにしながら、委員御指摘のように道路管理者同士が連携とりながら、いろいろ検討していければと思います。

◆盛本芳久 委員  長い区間でそういうものができ上がると、非常に走りやすいというのはあるんですが、短い区間であっても、例えば今、犀川大橋から野町広小路の交差点の間の整備が進んでいますが、電線が地中化し、歩道も広くなっていく。あんな短いところでも、できるところがあればぜひそんなことを考えていただきたいと思いますので、それは要望しておきたいと思います。

バス優先レーンの社会実験について

 それからもう一つだけ。以前、これも交通実験をしたバス優先レーンがありました。あれが今ずっと行われているんですが、余り定着していないというか、どういう状況なのか。あるいは、バスの運転手の方々がどういう印象を持っておられるのか。もし今の段階でわかることがあったら、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。

◎竹村裕樹 都市計画課長兼景観形成推進室次長  バス優先レーンについては、この9月に実験させていただきまして、実験は一応終わっております。これは今、市を主体にしまして、鋭意解析を行って取りまとめているところであります。12月ころにはその取りまとまった状況を、また幹事会なり協議会なりで少し詰めて、対応策を詰めたいと思っております。
 以上です。

12月定例会で一般質問を行いました.

県議会 議会中継 12月9日午前3人目
      http://www.pref.ishikawa.lg.jp/gikai/cyukei/cyukei.html

  1012定例会質問新聞.jpg

10月22日(金) 建設委員会

 報告事項
(土木部関係)
 (1) 平成22年度の道路除雪の取り組みについて
 (2) 「交通実験2010」(しいのき迎賓館周辺の交通実験)実施状況について(速報)
 (3) 一般国道249号 藤橋バイパス及び七尾道路の開通式について

道路積雪情報について

◆盛本芳久 委員  除雪に関連して少しお伺いしたいと思うんです。この基本方針の4番目に、県民への速やかな情報提供とあるんですけれども、これは雪が降る前に、雪みちネットワークというものがあるとか、いろんなことを周知するということがあるんですが、実際に大雪になったときにリアルタイムな交通状況、情報提供がかなり重要になってくると思います。特に車に乗っている人たちがそういうところへ遭遇したときに、どうやって情報を得るかというと、ラジオをつけるとかテレビをつけるとか。そこでパソコンを見る人はいないと思います。携帯電話などはあるわけですが、インターネットは携帯でも見れますけれども、携帯用サイトみたいなものが準備されているのかどうなのか。その辺、携帯電話での情報提供というのがどういう状況になっているか、ちょっとお聞きしたいんですが。

◎山岸勇 道路整備課長  情報のPRの方法でございますが、大雪時での情報の入手方法ということでございまして、今ほど委員から御指摘のように、ラジオ局からの情報ですとかインターネットへのアクセスですとか、携帯電話のアドレスを記載した雪みちネットワークみたいな、こういうチラシを事前にお配りするとか、そういうことを周知しておりまして、もちろん携帯電話からのアクセスは可能なようにしております。

◆盛本芳久 委員  例えば金沢市では防災メールのようなもので、向こうから情報が入ってくるという、そういうものもあったりしますけれども、そんなところとの連携もあるんですか。

◎山岸勇 道路整備課長  大雪時には危機管理監室のほうから、大雪に対する体制を整えるよということで、いろんな情報が除雪部隊のほうに入ってまいりますので、各現場の除雪実施部のほうへ私どものほうから直接連絡を入れる。それは電話もありますし、ファクスもありますし、いろんな媒体を通じて連絡をとるというふうにしております。

◆盛本芳久 委員  車に絞って今お聞きしているんですけれども、何か状況がよくわからずに恐ろしい渋滞がどこかで起こってしまう、そんなこともあるんではないかと思うので、今は携帯電話で情報を得るということを相当多くの人がやっていますから、ぜひそこを強化してもらいたいというふうに思うんです。もう一つ、カーナビに渋滞の情報とか、あるいは工事をやってますよとか、そういうものが出ますけれども、こういうところと何か連携本部というようなところと、除雪の状況というか、雪の状況、それから渋滞、交通状況について連携するというやり方はできるんですか。

◎山岸勇 道路整備課長  カーナビとの直接の連携については、ちょっと私、まだ十分な情報をとっておりませんけれども、もしそういう連携がとれるということがあれば、少し研究してまいりたいと思っております。

◆盛本芳久 委員  どこから、どういう情報で、カーナビの画面に出てくるのか私もわかりませんけれども、ここで車線が狭くなりますとか、かなり細かい情報、工事箇所の印が出たり、そういうことにもなっていますので、これをうまくやれれば運転している人たちには大変便利かなと思うので、ぜひ研究していただきたいというふうに思います。
 以上です。

9月21日(火) 建設委員会

(1) 付託案件
(土木部関係)
 議案第1号中関係分、同第10号、同第11号
 報告第2号

(2) 報告事項
(土木部関係)
 ・県道金沢田鶴浜線(50m道路)での自転車通行環境社会実験の概要について
 ・砂防サポート隊の活動状況について
 ・建設委員会地域視察要望(陳情)処理方針(能登地区)について
(土地・住宅公社関係)
 ・住宅供給公社の資産処分の取り組みについて

盛本質問なし

8月25日(水) 建設委員会

報告事項
(土木部関係)
 (1) 平成22年第4回県議会定例会提出予定案件について
 (2) 直轄港湾継続事業の整備促進について
 (3) 金沢城玉泉院丸跡整備の検討について
 (4) 「交通実験2010」の実施概要について
 (5) 北河内ダムの竣工式について
 (6) 建設委員会地域視察要望(陳情)処理方針(金沢・加賀地区)について

県庁跡地周辺の交通実験について

◆盛本芳久 委員  交通実験の説明がありましたけれども、これについて質問したいと思います。
 1つ目のしいのき迎賓館周辺の一方通行なんですけれど、しいのき迎賓館や中央公園周辺の一体性、回遊性の向上を図るためということなんですが、一方通行にすることによって中央公園との一体性が図れるという意味がちょっとよくわからないんですけれども、そういうことであれば一方通行じゃなくて思い切ってこんな長い期間じゃなくてもいいと思いますけれども、歩道にしてしまうとか、車を通行どめにするとか、バスだけ通すようにするとか、何かそういうふうなやり方をしてみてもいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そんな考えはありませんか。

◎植田剛史 土木部長   確かに完全に一体性を高めるということであれば、アメリカ楓通りを通行どめということもあるのかもしれません。
 ただ、この絵にもありますように、駐車場が結構市役所側のほうにございまして、ここの駐車場にいずれにしても誘導してこないといけないということもあって、基本的には確かに通過交通がどれだけあるのか、駐車場に入る車がどれだけあるのかによって結果は変わってくるのでありますけれども、まずは一方通行化によって駐車場に入る車は素直に入れるようにして、基本的には市役所前のほうに流れていく通過交通はなるべく減らしていくということから始めたいと。まずは第一歩としてはそれを始めたいということであります。
 車幅を1車線に狭くいたしますので、一応渡る距離として半分くらいになるのと、それと1方向だけ車を注意すればいいので、そういう点では歩行者としては安全性は増すのではないかなということです。
 まずはこの実験を受けて、単に実験で終わらせずにすぐにも実践に持ち込みたいという考えで今やっておりまして、そのためにはまずは一方通行。その一方通行を恒久的に実施した後に、またいろいろ今御指摘のありましたような通行どめ措置とかそういったことも実験的なことでやっていくというような、そういった二段階でいいのではないかなというふうに思っております。

◆盛本芳久 委員  そんな方向で考えていけばいいのではないかなと私も思いますけど、ここはきれいな紅葉にもなるわけで、こういうところを歩けるような感じになると大変いいなということを思います。
 それで、中央公園なんですけど、中央公園は今、香林坊から見やすくなったとか入りやすくなった、そういう整備がされましたけれども、公園の中そのものが何となくいろんなイベントなんかもやったこともあるのかどうかわかりませんけれども、荒れている感じがやっぱりあるんですね。かつては芝生なんかもありましたし、せっかくいい木陰があるのに座ることもできないとか、あるいはベンチもないとかという、何かしいのき迎賓館の周辺の、旧県庁のところと中央公園を見ると、ちょっと荒れた感じがやっぱりどうしても見受けられるんですけど、公園の中のいわゆる地面の部分の何か工夫とかそういうことをやるべきじゃないかと思うんですけど、いかがですか。

◎植田剛史 土木部長   中央公園につきましては、二、三年前でしょうか、本当はもっと木がうっそうとしておりまして、なかなか入りづらいような雰囲気もあったんでありますけれども、いわゆる四高記念館の整備とあわせまして樹木の伐採もし、かなり明るい雰囲気にしたのと、それと夜も外灯等を整備いたしまして、夜でも歩きやすいようにというそういった整備はしております。
 ただ、また今度、先ほど御説明いたしましたように玉泉院丸跡というところが新たな魅力のスポットとして出てまいりますし、しいのき迎賓館も既にできたということで、香林坊側から来るときは、どちらに行くにしても必ず中央公園を通っていくような形になろうかというふうに思いますので、さらにどういったことができるのかというのは、玉泉院丸を含めた全体のこのあたりの整備の中で少し検討してみたいなというふうに思っています。

◆盛本芳久 委員  そしてもう一つの交通実験、バス優先レーンについて。優先レーンというのは今までこういう場所はあったんですか、金沢市内のどこかに。

◎竹村裕樹 都市計画課長兼景観形成推進室次長  県内では今、道交法でいうバス優先レーンというものは実施しておりません。これまでは、バス専用レーンとして行っております。

◆盛本芳久 委員  そうすると、私もそんなものなかったなというふうに思っていたんですけど、これを見ると走行できるけれども路線バスが後方から近づいてきたら車線を譲らなければならないという、ドライバーにどういうふうに周知して理解してもらうのか。後ろから来たら右のほうへ寄れよと、行けという話になるのかもしれませんけれども、交通安全上どうなのか。どういうふうにして広めていくのかなということをひとつお聞きしたいのと、それから今、バス専用レーンだと時間帯で指導員といわれる方ですか、監視員かわかりませんけれども、バスレーンですよという表示を持っておられたり、あるいは取り締まりが何カ月かに1回ぐらいやられているというふうに思うんですけれども、そんなような日常的な走る人への注意喚起というか、何かそういうようなものはどういうふうにしていくのか。その辺の考え方をちょっとお聞かせください。

◎竹村裕樹 都市計画課長兼景観形成推進室次長  確かにバス優先レーンというのは我々もまだなじみのないところで、例えば名古屋とかああいう基幹バスとかやっているところでは、何車線もありますから、車が走っていてバスが近づいてきたらよけてあげるという、そういう市民意識の啓発なども、バスなどの公共交通を優先しようというのが一つあるわけですけれども、今やっていますバス専用レーンと違うのは、バス専用レーンというのは車種を限定して、その車しか入れない。石川県の場合だと、バス、実車のタクシー、4人以上乗車の自動車とかそういうものですけれども、今回の場合は車種にこだわらず一応通れます。ただ、バスなどの公共交通が来たときにはよけてあげてくださいねというその辺の違いがあります。
 この辺の周知についても、初めてということで非常に我々も協議会とか幹事会でどうやって周知するのかと。きょう、ちょっとチラシでもお示ししておりますけれども、チラシの裏側の青色のところに、専用レーンと優先レーンはこんなものよと。今回の実験ではバスが近づいてきたら車線を譲ってくださいねという格好になっています。
 実際には、今のバス専用レーンでやっている指導員の方も立ちますし、事前にそういう看板とかこういうものでも、できるだけ周知を徹底していきたいなというふうに思っております。
 周知と指導員とかこの辺についてはそういう対応でやっていきたいと。

◆盛本芳久 委員  なかなか難しそう。私はいいと思うんですけれども、基本的にはなるべく町なかのあたりに車で入らないというそういうことを、公共交通がちゃんと動くように自家用車でなるべくそこへ乗り込まないようにしましょうといったらまた問題あるかもしれないけれども、そういうような意識をやっぱり持ってもらうような方向で行くということが一番大事だろうというふうに思うんですけれども、うまくいくようにまだ工夫はいろいろ要るんじゃないかと思うので、また検討して効果があるようにお願いします。

9月定例会で一般質問行いました.

2010年9月14日(火)

質問項目

 ① 公共サービス基本条例について
 ② 北陸電力のプルサーマル計画への対応について
 ③ 韓国併合100年と今後の友好交流について
 ④ 来年度教育予算,学力テストについて
 ⑤ 自転車をめぐるハードとソフトの課題について

石川県議会 議会中継のページ http://www.pref.ishikawa.lg.jp/gikai/cyukei/cyukei.html

 

建設委員会 7月27日(火)

報告事項

(土木部関係)
 (1) 7月9日の大雨に関する被害状況等について
 (2) 屋外広告物禁止地域の拡大について
 (3) 変更請負契約締結の専決処分について
 (4) 金沢市上山町地内の土砂災害について
 (5) 公正取引委員会の立入検査について
 (6) 公の施設にかかる指定管理者の募集について

談合と公正取引委員会の立ち入り検査について

◆盛本芳久 委員  関連しまして、公正取引委員会の立入検査が入ったことによって罰則強化をしていく。これは相当業者の方、従業員や関連業界、全部に影響を与えますから大変なことだというふうに私も思うんですけれども、やっぱりかなりの確証があって、この被疑事実なんかを見ても具体的でありますし、相当な証拠みたいなものを持って入ったんだろうと思うんです。
 日本のいろんな社会がそういう根回しとか談合という、いわゆる純粋に競争していくという社会じゃないという文化みたいなものがまだあるわけですけれども、やっぱりいろんな弊害が出てきて談合というものはよくないんだと、こういうことになっていると思うんです。基本的な質問ですけれども、談合というものによって県民に何らかの不利益が及ぶということだろうと思うんですけれども、その辺についてはどういう基本的な考えを持っておられるのか、部長にお聞きしたいと思います。

◎植田剛史 土木部長   談合によって実際に県民の方がこうむる被害ということになりますと、これはやはりまずは価格のつり上げにつながってくるということだと思います。
 適正な競争が促されていけば、当然なるべく取るためには相手よりも低く入れようとするマインドが働くわけでありますので、あらかじめ価格が調整されているということになれば、それはやはりその分の落札価格分の被害は、これは間接的に県民に及んでいるのではないかというふうに考えております。

◆盛本芳久 委員  とすれば、やっぱりこれはなくしていかなきゃならないということですけれども、罰則を強化する。指名停止期間を延長するとか、あるいは減点をしていくとかという、こういうものについて、4カ月ぐらいだったら見つかったらそうすればいいやということで、これが12カ月になったとしたらそれが抑止効果に働くかどうかは私にはわかりませんけれども、いろんな影響を考えてもやらなきゃならないのかなというふうに、そういう案だろうと思うんですけれども、こういう罰則強化によってそういうものを防止していくというのとは別に、起こらないような何か仕組みというものをやっぱり別に考えていかなきゃならないと。
 例えば、私は細かいことをわからないで素人が言うわけですけれども、例えば入札、指名競争入札、一般競争入札がありますけれども、入札する業者がわかっているからそこで話し合いが始まるわけでしょうし、そういうものをわからなくしていくという方法というものを考えていかなくちゃならないんじゃないか。
 それと絡んでいわゆる政官業の癒着というそういうものが言われるわけですけれども、行政と業者が癒着をしている、あるいは政治家が関与している、そういうところへまた情報が流れるとか、いろんなそういうものが不公平感を招いていて、そういうことで内部告発が起こったりいろんなことがあるだろうと私は思うんです。
 そういう入札方法、それから県民に不信を招くような癒着の問題、そういうものをどうやって直していくか。その辺の対策というものをどういうふうに考えておられるのか。

◎植田剛史 土木部長   メンバーの問題につきましては、これは実は平成9年に金沢でやはり公正取引委員会が入ったことがございまして、それを契機にいたしまして、指名業者についてあらかじめメンバーはそれまではわかっていたんですけれども、それ以降は、今仮に指名であってもだれがメンバーになっているのかは一切出しておりませんのでわからない状態での入札をしていただいているということであります。
 それと、いわゆるいろんな情報が役人側から流れていったりとかなんとかということなんですが、これもやっぱり官製談合防止法というのができまして、職員からそういったような疑わしき行為に絡むというのは、これはまかりならんということもありまして、予定価格はあらかじめ事前に公表しているということで、変な業者が探ってくる、あるいは地域の有力者の方が探ってくるといった、こういったような状況もなくなってきているというふうに思いますし、いろいろ過去にあった事案に応じまして、それぞれ不正な行為が起きないような、そういった体制については逐次改正をしてきたというふうに思っております。

◆盛本芳久 委員  そういうことはあると思うんですけれども、先ほど罰則なんかについては全国的ないろいろなものが調査されたようなお話がありましたけれども、そういう別の面での改革というものも、いろんな都道府県レベルじゃなくて市とかそういうことをやっているところが相当あるようですので、ぜひそのことも調べて、ちゃんと有効に働くような、そういうものをまた検討していただきたいと思います。
 基本的には談合というものは必要悪だとか、やっぱりこれはないとという、漠然としたものが、やっぱり業者の皆さんにもあるかもしれないし、県民の中にもそういうことをおっしゃる人は相当いらっしゃいます。だから、やっぱりそういうところの認識を変えていかなきゃならないなということを私は思います。公正に取引というのは行わなければなりませんし、ですから、ぜひその辺の県、市町への指導とか、あるいは業者の皆さんに自浄作用を働かせてもらうための話し合いをしてもらうとか、研修を強化するとか、そういうこともぜひやっていただきたいなということを思います。
 もう一つ別の質問ですけれども、上山町の土砂災害の最後の岩石採取場の部分なんですけれども、ここに写真が載っておりますけれども、こういう状態の中で、これから採石業者が計画の変更をしていくということになると思うんですけど、これいろいろアンカーを入れて、地滑りがどっと起きないようにはなったんだろうと思いますけれども、この上の土はやっぱりむき出しの状態、当面はこういう状態でいくわけですね。そうすると、雨が降ればやっぱり表土がどんどんはがれていくとか、そういうふうに思うんですけれども、この後の対策、例えば木を植えていくとかそういうこともこの計画の中に含まれてきますか。それはどのぐらいのスパンでそういうのは進んでいくんでしょうか。

◎植田剛史 土木部長   植林につきましては、この写真に見えているところは、これはあくまで県の農林水産部のほうで災害復旧事業として実施しておりますので、最終的にはこの斜面について植林する、緑化するというところまで、これは県が実施するということになります。県が実施し、なおかつ県が保安林として管理を今後するということになります。
 この復旧によって、いわゆる昔の事業区域が一部縮小することになりますけれども、保安林として解除したところからさらに5メーターほど内側に保全区域をとりなさいということで事業区域を設定いたしますが、その保全区域部分のいわゆる緑化は業者側がやはり責任を持って行うべきだろうというふうに思いますので、これは営業の再開に向けて、そのあたりの緑化は先にきちっとやってくださいよということで条件は出したいなというふうに考えております。

◆盛本芳久 委員  どれぐらいの時間をかけてやるのか。

◎植田剛史 土木部長   緑化自体は業者のほうに対しましては、まずは営業再開の今後のスケジュールということですけれども、現在、農林のほうで復旧事業を行いまして、その後、保安林としての指定を行います。保安林としての指定につきましては、まず、この区域を保安林として設定いたしますという予定告示というものを行いまして、それから約40日後に確定告示となるそうでございます。
 現在実施しているところにつきましては、これは6月11日に当初予定告示をしたものですから、40日後ということになりますと大体7月20日ぐらいには確定告示になるということです。
 ただ、工事をやっている最中に一部区域を拡大する必要が出てきたということがあるらしく、それについては近々予定告示を実施するということになりますので、7月末か8月の上旬に予定告示をいたしますと、そこから40日というと9月の中下旬ぐらいが確定告示ということになりますので、その確定告示をもって保安林が決まりますので、その直後くらいに変更認可を受け付けまして認可をして営業の再開といった、大体そんなスケジュール、最も早いケースで9月の中下旬ぐらいに営業の再開ということになるのではないかというふうに考えています。