石川県議会議員 盛本芳久

継続審査から臨時議会へ/時短条例,3月からは土木企業委員会に所属

 3月16日,各常任委員会が開催されました。総務企画委員会では,継続審査となっていた県職員の勤務時間短縮条例が可決されました。付帯意見付きです。

 付帯意見は,①効率化による時間外勤務の縮減,②時間外勤務の実績の四半期ごとの議会への報告,③時間外勤務縮減のためのプロジェクトチーム設置,です。

 自民党会派の皆さん(の一部ともいわれますが),勤務時間の短縮は公務員の甘え,時短により時間外勤務が増え行財政改革に逆行するという発想は消えていません。
 時間外勤務は縮減すべきですし,対策も必要,その実績把握も当然です,あえて付帯意見として付けるような内容ではないのです。しかし,抜けていることがあると思います。
 もうすでにサービス残業が常態化しているということです。ワークライフバランスの観点からいってもこれは放置できません。このことに自民党会派は触れようとはしないのです。また,この条例は,学校現場の教員にも適用されます。教員は,時間に換算すれば十数分分にしかあたらない給料の教職調整額で時間外勤務手当はありません。そして,現状過酷な多忙の中にいます。この点にも触れません。要は,公務員を労働者として保護しようなどという気は全くないのではないかとも見えるのです。

 ともかく,条例は可決の見通しが立ちましたが,すっきりしないものが残っていることは事実です。職員を大切にしてこそ市民県民のために働いてくれる職員が増えていくと信じています。

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 さて,私にとっては初めての「土木企業委員会」も開催されました。今回は発言しませんでしたが,以前の私の議会質問に関連して,金原委員の質問がありました。

 海側環状道路の本線高架化の部分についてです。私は,もう本線は必要ないから,この土地を有効利用すべきで,太陽光パネルの設置を提案する,というものでした。
 金原委員は,高架化は無理だろう平面道路とするなどの計画変更もあってもいいのではないかというものでした。そして,グランドゴルフ場にしたところでごく一部であるし,有効な暫定利用の必要性があるのではと質しました。

 やっぱりあの道を見たら,だれでも思うだろう。発言したのが金原議員だったことがやや驚きでしたが,心強くもありました。
 やっぱり,ソーラーパネルしかないと思うなあ。

3月土木企業委員会 報告

  所管事務調査について
 ○ 報告事項
 (土木部関係)
 (1) 公共事業予算と建設業界の現状について
 (2) 金沢城公園の復元整備について
 (3) 曽々木、真浦ポケットパークの供用開始について
 (4) 能登有料道路 別所岳サービスエリア展望台の完成式について
 (5) 金沢市上山町地内の土砂災害について

盛本委員の質問無し