石川県議会議員 盛本芳久

2009年6月総務企画委員会

総務企画委員会 会議記録

6月25日(木曜日)

付託案件及び所管事務調査について

(総務部関係)
(1) 付託案件
 議案第1号中関係分、同第3号ないし同第5号
 報告第5号中関係分、請願第63号、同第64号
(2) 報告事項
 ① 石川県の財政状況について
 ② 行財政改革大綱2007 平成20年度実施状況及び平成21年度実施計画

(危機管理監室関係)
(1) 付託案件
 議案第1号中関係分
(2) 報告事項
 ① 夏休み防災教室の開催について
 ② 北朝鮮の核実験に対する県の対応について

(企画振興部関係)
(1) 付託案件
 議案第1号中関係分、同第6号
 報告第5号中関係分、同第9号
(2) 報告事項
 ① 能登半島地震復興基金による支援事業の執行状況について
 ②「能登丼」夏秋メニューのスタートについて
 ③ 能登・羽田便に係る7年目の搭乗率保証制度について
 ④ 小松・静岡便就航記念事業の概要について
 ⑤ 整備新幹線関係中央要請について

(県民文化局関係)
(1) 付託案件
 議案第1号中関係分
 報告第5号中関係分、同第10号ないし同第13号
(2) 報告事項
 ①「加賀百万石の文化講座」の開催について
 ②「2009年男女共同参画のつどい」の開催について

 

夏休み防災教室について

◆盛本芳久 委員  夏休み防災教室の開催という提案がありますけれども、意味のある取り組みだろうと思いますけれども、今年度、開催校が能登、加賀に行っています。金沢はどうなっているのか。決め方を何か応募してもらってやっているのかということをお聞かせ願いたいことと、来年度以降、計画的にずっとやっていくのかということ。
 それから、夏休み中ということでありますけれども、宿泊も伴っていて、市、町、消防、学校の協力を得てということになっていますけれども、学校はどの程度かかわるのか。オーバーワークになっている学校もまたまた大変だなと思っているのですけれども、どれぐらいの教職員なり、そういうものはどの程度かかわるのか、ちょっとお聞かせください。


◎西和喜雄 危機管理監  今回、ことしからということで、4校、県内各地の小学校で実習をしていただくことになっております。この学校の決め方でありますが、県の教育委員会と私ども相談をいたしまして、各学校の意向も把握しながら対象校を決めたという経緯であります。
 ことしはたまたま金沢市はおりませんが、決して金沢市を外したということではありませんので、教育委員会と相談した結果、ことしはこの4校で実施をさせていただくということであります。
 それから、来年度以降につきましても、我々としてはぜひ継続したいという思いはありますが、ことしの結果も見ながら検討させていただきたいと思っております。
 それから、実際に学校の行事という形の中でも位置づけしていただくと思っておりますので、先生方にも御協力をいただこうと思っておりますが、基本的には私どもの職員、それから市町の職員、それから消防の職員が連携して取り組みたいと考えております。

交流居住・二地域居住について

◆盛本芳久 委員  今から夏、観光シーズンあるいはお盆も迎え、秋には大型の連休等もあるので、今の時期にちょっと質問させていただきたいと思っているのですけれども。
 復興基金のプログラムにもありましたけれども、交流居住、二地域居住、この取り組みについてなのですけれども、1年ぐらい前の定例会でいしかわ暮らし促進事業というのが17年から19年に行われていて、4家族41人が移住をしたと、こんな数字を聞いているのですが、その後、ポータルサイトができた、NPOに支援をすると。このようなことで交流居住促進していくという取り組み、県が積極的にやっているということですが、その後、どんなような進捗状況になっておるか、これをまず聞かせてください。


◎阿久澤孝 企画振興部長  現在、交流居住だとか、また二地域居住というものを推進するために、これまで全国的な交流居住、関連イベントを活用いたしました移住希望者への情報提供といったものを実施するほか、また平成20年度から新たに移住や交流を推進する全国的な組織のポータルサイトを活用いたしまして、これは交流居住に関する市や町の取り組みの情報発信を開始したところであります。
 また、例えば能登の地酒列車だとか、奥能登、珠洲のでか山祭りなど、また住民が主体となって大都市圏との会員の中の交流を創出するイベントの開催に対しましても、先ほど申し上げました基金なども活用しながら、積極的に支援をしているところであります。
 また、さらに人口減少が著しい能登地域におきましては、交流区域に関心のある方々へ情報提供や、またさまざまな相談への対応を行う地元NPO法人の活動に対しましても、平成20年度から復興基金を活用して支援しておりまして、これは委員御指摘がありましたけれども、同法人では現在までに田舎体験モニターツアーなどの実施、またさらに体験インストラクター養成講座の開催だとか、またホームページを活用した情報発信などに取り組んでいるところと聞いておるところであります。
 さらには、これに加えまして、こうした移住や交流を行う受け入れ組織について、新設の動きなどもありまして、今後、こういった民間主導による受入体制の整備が他の市や町にも拡大することを期待するとともに、県としてもしっかりとサポートしていきたいと考えております。


◆盛本芳久 委員  それはいいのですが、実績がどうなのかなということを私はちょっと聞きたかったのですけれども。


◎阿久澤孝 企画振興部長  済みません。実績ということになりますと、いろいろとそういう活動をしてきたという話に加えてあるとすると、先ほど言いましたNPO法人での活動で、田舎体験モニターツアーなどの実施などによりまして、180人ぐらいがこれに参加してもらっているとか、また、体験インストラクター養成講座などの開催で大体100人ぐらいこういったものを受講していただいているとか、そういった実績があります。


◆盛本芳久 委員  種をまいているという段階なのかもしれませんけれども、これが進んでいる県も相当あると聞いておりますので、続けて本格的に二地域居住始まったと。移住が進むとか、そういうことをまたお願いしたいと思うのですが、そういうことで、これからお盆の里帰りをされる方もたくさんいらっしゃるし、先ほど言った秋の大型連休もありますし、石川県に本当にかかわりのある人が戻ってくる、観光とはまた別に実家へ戻ってくるとか、あるいは空き家になっているけれどもそこを訪れるとか、墓参りにだけ来るとか、いろいろそういう石川県のつながりのある人が来るというそれを利用して、能登へ戻ってきませんかとか、石川県で暮らしませんかとか、何カ月間はこっちで暮らしましょうとか、そういう働きかけをぜひ、今の機会をとらえてやるべきだろうと思っておるのですけれども、空港だとか駅だとか、あるいは有料道路とか、そういうところも通過をしているわけですから、そういうところを利用して、ほかにアイデアがあるのか、その辺のこれからの意気込み聞かせていただいて、終わりたいと思います。


◎阿久澤孝 企画振興部長  県といたしましても、先ほど申し上げましたような形で、交流居住に関心のある方々を対象にしたイベントなども参加をして積極的に情報提供してきますし、また委員御指摘の石川県ゆかりの方々ということでありますけれども、例えば首都圏に住む石川県ゆかりの方々の交流、相互の交流を目的としまして、首都圏、石川交流会などを開催し、また全国各地で開催される県人会に積極的に参加をしていくなど、そういった形での石川のPRなどにも努めているところでありまして、今後ともそうした取り組みというのはしっかり行っていきたいと、このように考えております。