2.脱原発エネルギーの最近のブログ記事

 6がつ28日に,北陸電力がプルサーマルの事前了解願を石川県と志賀町に申し入れました.
 ストップ!プルサーマル北陸ネットワーク(盛本・共同代表)は,県に事前了解はしないことを基本に,県民の議論の場として,シンポジウムや討論会を開催することなどを申し入れました.

 7月2日,平和運動センターの柚木代表,能登原発差し止め訴訟原告団の堂下団長,原発震災を案じる県民の中垣代表らとともに,知事あての申し入れ書を中西副知事に手渡しました.

  申し入れ書 http://www.ishikawa-heiwa-center.gr.jp/Action/100701mosiire.htm

 中西副知事は,国の審査,地元の了解が最も重要と答え,プルサーマル発電の学習や意見聴取のための,シンポジウムや討論会の開催要求について,前向きな答弁は行いませんでした.

 すでにプルサーマルの発電は九州電力玄海原発('09.11),四国電力伊方原発('10.3)で開始され,5原発(浜岡,高浜,島根,泊,女川)では事前了解が成立しています.北陸電力は最後の電力会社です.

 プルサーマルは,余っているプルトニウムの処分以外は何の意味もなく,核燃料の再利用とかリサイクルなどという,なにかエコな方法と錯覚させるような説明は極めて問題があります.プルサーマルはウラン燃料を使う現方式よりも制御が難しいといわれ,不幸にも事故が起こった場合の被害は2~3倍の距離に及ぶと指摘されています.また,使用済みMOX燃料(プルサーマルに使われる燃料)は,現在処理の計画ができておらず,原発の敷地内にたまり続けることになります.

 プルサーマル学習資料 

プルサーマル1.jpg  プルサーマル2.jpg

 さまざまな問題をかかえる原発,プルサーマルを完全に信頼している国民はほとんどいません.国策で進められるというのであれば,県としても理解を求める学習の場や,さまざまな意見を聴く討論会などをやることは当然です.この開催に向けネットワークはとりくみを強化します.

廃棄物輸送10.jpg 6月14日,志賀原発運転開始より2回目の低レベル放射性廃棄物の搬出が行われました。行先は青森県六ケ所村です。
 通常の産業廃棄物は,排出者の責任において安全に処分しなければならないのですが,放射性廃棄物については,処分場に送ってしまえばそれでおしまいとなります。後は六ケ所と国の問題となります。
 志賀原発敷地内には,ドラム缶で10,000本分の容量のある保管施設がありますが,廃棄物がこの半分を超えたため,今回480本が六ケ所へ,あさって青森六ケ所村に到着します。

 六ケ所村の埋設場所は,地下水が豊富であり,長年の経過によって放射性物質が流れ出る懸念があります。また,活断層も確認されており,もしも地震によりこの断層が動くことになればこれも放射能漏れの危険性も大きくなります。

 放射性廃棄物の分類は,高レベルと低レベルしかない,つまり,横にいるだけで命を失うという高レベル放射性廃棄物以外はすべて低レベルということになります。低いレベルだから大したことはないという認識は間違いということです。

 原発は放射線を出すゴミを出し続ける施設です。そして,その安全な処分方法は完成していないのですから,人間はこの技術をあきらめるべきです。まして,危険で使用済み核燃料の再処理も問題のあるプルサーマル,高速増殖炉はやるべきではありません。

 六ケ所村に核のゴミを集中させるのは,沖縄に米軍基地を集中させるのと同じ差別の構図ではないでしょうか。自分のところに要らないものは,他の所もほしくない。そのようなものは減らしていくしかないのです。それが脱原発であり,軍縮です。

 石川県平和運動センター http://www.ishikawa-heiwa-center.gr.jp/

 5月29日,志賀町文化ホールは満員,観客は450人,ナターシャ・グジーのコンサートが始まりました。
ナターシャ2.jpg ウクライナの歌姫と言われる,チェルノブイリ生まれのこの女性,話には聞いていましたし,YOU TUBEでも視聴していましたが,なんと素晴らしい声の持ち主でしょうか。

 6歳のとき原発の爆発,それから24年,放射能汚染により,まだふるさとへ帰ることはできません。同年代の友達や同じ町に住んでいた人たちが何人も亡くなったと言います。その悲しみの中にも,生まれた故郷への愛がこもった選曲だったようです。

 ウクライナの曲,オリジナル曲はもちろんのこと,さだまさしの「秋桜」「防人の歌」は感動的でした。決して技巧的ではなく,感情をおさえた上品で上質で心にしみこむ歌声でした。最後のアヴェ・マリアはまさしくナターシャがマリアのよう(水口内灘町議の言葉)でした。

 志賀町での公演でしたので,両親を誘って見に行きました。こんな歌を聞いたことがない,いいものを聴くことができたと二人も感激したようでした。

 

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▲ 会場では農産物や福祉移設の製品などの出店も,上はよう素剤の展示
  同時に広河隆一さんのチェルノブイリ写真展も開催された

 12月議会で取り上げた,外環状海側幹線本線部の土地暫定利用,4月13日北陸中日新聞が取り上げました。

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 この道路を考えることは,これからの日本と石川の道路の行く末を考えることになります。

 道路をつくれば,便利になり車の流れが変わります。これまでと違う場所が渋滞してきたりもします。新しい道路によって,ほとんど車が通らなくなる道路は注目されませんが,新たな渋滞は問題となり,また新しいバイパスや立体交差などが必要だという声になります。これが,道路建設・整備のきりがないところ,エンドレスです。土木行政も建設業者も社会資本整備というみんなに喜ばれる重要な仕事だと疑いなく事業を進めます。

 どこかで考え直さなければ,どれだけ税金を集めても無理です。我慢することも必要になってくるでしょう。新しい開発から,人間の安心につながる公共事業(道路補修,河川整備,公共施設の耐震化,保育所や特養ホーム建設など)に行政も建設業もシフトしていかないといけません。そのような問題提起をしたつもりです。

外環状海側幹線にソーラーパネルを
 http://www.molimoto.com/blog/2009/12/post-88.html

2009年12月定例会一般質問の内容 続き ↓

 里山里海と生物多様性を学ぶセミナー「日本の里から世界の里へ」が6日に開催され,午前中の日本の里100選の中の地域8か所からの現地報告がありました。

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R0010081s.jpg 生物多様性条約事務局長アフメド・ジョグラフ氏

R0010097s.jpg 山口県祝島の報告「上関原発いらない!」

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  日本には,さまざまな里があります。里山,里海,浜,島などです。

 今回のセミナーで印象に残ったのは,その離島である山口県祝島からの現地報告です。
 この島では1100年前からの祭りが4年に1回今でも行われています。そこで豊かな人間のつながりが継続されています。一方,この離島で暮らすために人間の営みを変えてきた歴史もあります。化学肥料が多く必要なミカン栽培を,自然の力で育てることができるビワにし,島の産業に位置付いて来たといいます。持続可能な島を,このように何かを変えることで実現しているということです。

 しかし,この島の目と鼻の先に,上関原発の建設が計画されているというのです。まったくどちらの方が人間の知恵があるのか,答えははっきりしているでしょう。

 他の7つの地域の報告も,今人間がやるべき生き方,地域の作り方のいくつかの形を示していたのではないかと思います。石川県も里山・里海をテーマに生物多様性確保のとりくみを進めています。大いに参考となるセミナーでした。

 10月3日東京明治公園で,脱原発にむけたエネルギー政策の転換を求める,NO NUKES FESTAが開催されました。石川県からは,平和運動センターや志賀原発差し止め訴訟原告団など40人が参加しました。全国からは7000人が終結しました。

RIMG0031_014.JPGhttp://www.nonukesfesta2009.com/

kamata.jpg 明治公園には65のブースがひろげられ,全国各地で運動を展開する市民グループがその活動をアピールしました。原発反対運動も様々の角度からの運動が行われていることがわかりました。
 原発の新設・増設に反対する運動,裁判闘争のとりくみ,核廃棄物の輸送や再処理の危険性に焦点を当てた運動,自然エネルギーの拡大を進める団体,環境問題にとりくむNPO,消費者団体,反核にとりくむ宗教者,等等,日本の世界の核を巡る状況を自ら変えていこうとする人々の熱気が会場にあふれていました。

RIMG0026_016.JPG 石川県は,平和運動センターと能登原発差し止め訴訟原告団がブースを開設し,志賀町の陶芸家や七尾の友禅作家の作品を販売し,この地で暮らす人間の命の尊さといとなみを静かに訴えました。このほか資料等の配布を通じ,いずれ申し入れられるであろうプルサーマルには断固反対し,トラブルの続く志賀原発を動かす北陸電力とこれに対する厳しい指導もできない国や県への抗議も込めたアピールをおこないました。

RIMG0037_015.JPG 集会の後は約1時間のデモ行進(パレード)で,今年の夏は新潟柏崎刈羽の原発は全部止まっていたが東京の電力には問題なし,原発がなくても電力供給を行っていけること,発電量の2倍のエネルギーが熱となって海水に送り込まれている原発,温暖化防止のための原発推進はまやかしであること,プルトニウムを作り続ける原発,放射性核廃棄物を出し続け,その処理技術が全く確立されていないこと,再生可能エネルギーへの転換を進め,ヨーロッパのように電気の種類を選べる国をめざせ,などを街宣車から訴え,シュプレヒコールも行いながら都民に訴えました。

 10月2日の夜に出発し,3日の深夜に帰ってくるというハードな日程のバス往復の中央行動でしたが,若い参加者も多くいて,これからの連帯と運動強化を確認しあえるとりくみになりました。