5.琴古流尺八の最近のブログ記事

 6月11日,泉野図書館で第8回「風のおきみやげ」の舞台がありました.なき島崎恵子さんをしのぶ会です.出演者は島崎さんゆかりの演奏家,語り手,朗読の方々です.
 語りの本田和さんとの縁でこの会に参加させていただいています.ことしは,東北大震災の慰霊,鎮魂の気持ちを込めて,東北津軽に伝わる根笹派の本曲(独奏曲)「下り葉」,そして,本田さんとのコラボで「100万回生きたねこ」です.100万回・・・では,耳になじみのあるジャズ「サマータイム」や映画音楽「ロミオとジュリエット」をいれてみました.

 東北に思いをはせ,宮沢賢治作品や,チェルノブイリを題材とする詩の朗読のプログラムもあり,命と自然,原発とエネルギーを考える機会ともなりました.

1105北日本②.jpg1105北日本①.jpg 5月22日,恒例の北日本琴古流尺八連盟演奏会が開催されました.北信越の琴古流のアマチュア演奏家が持ち回りで開催してきたこの演奏会も今年で43回を数えます.今年の幹事県は富山県,会場は富山市能楽堂で演奏曲は今年も多く36曲となりました.わが金沢星雲会からも,金大の学生5名,社会人OB6人が出演しました.
 今年も絃方の先生方のご協力により,一流演奏家による三絃,筝との合奏の機会を得て,出演者は皆,緊張の中,最高の演奏をしようと努力しました.が,本番は難しい,舞台には魔物が住んでいます.悲喜交々の楽屋風景でした.
 東京の藤田親小夜先生,名古屋の伊藤三津江先生,富山の林淳子先生をはじめとする諸先生方,いつもありがとうございます.

 ほぼ全曲古典曲で,朝の9時からから晩の6時までノンストップ,「聞きたいときに聞いてください.たまには休みながらどうぞ」というこの演奏会形式は,43年前から変わっていません.スピードを追い求める今日の生活パターンとは対極を行くこの世界,空間,なんともいいものです.

 私の今年の発表曲は「磯千鳥」.学生時代から何度も舞台に出した曲です.マイ・フェイバリット・ナンバーのひとつです.「棹の雫か涙の雨か,濡れにぞ濡れし,濡れ衣.身に沁むけさの浦風に,侘びつつ鳴くや磯千鳥.」この後唄は最高ですね.今回のできは,コメントしないことにします.

1105新歓コンパ.jpg 5月14日,尺八の指導を行っている金沢大学竹糸会の新入生歓迎コンパが開かれました.

 私がこの竹糸会に加入したのが1973年.嗚呼,あれから38年.しかし,コンパのスタイルはあまり変わりません.飲むこと.語ることを楽しんでいます.

 そして,この古曲中心の地味な音楽サークルが40人以上の部員を維持し続けているとは奇跡に近いことです.もちろんそれだけのめり込ませる何かが楽器と音楽にあるからですが,ここが金沢ということもあるのかもしれません.

 変わったのは二次会がカラオケボックスになったこと,38年前は,フォークギターに合わせてみんなで歌っていました.
 今年の1年生,尺八4人(女性3,男性1)これもそのころは考えられませんでした.毎年,意欲ある新入生に出会えて幸せです.今年もがんばろう!

 

 5月12日,金沢市宝町にある障害者福祉施設「コスモス」に尺八演奏ボランティアで伺いました.語りの本田和さんが毎月訪問されている施設で,私はこれで2回目になります.

 今回はディズニーの曲と童謡,演歌などと虚無僧の本曲あわせて数曲演奏させてもらいました.体でリズムをとったり,じっと聞いてくれたりと,興味を持ってもらえたと思います.

 この日の会では,利用者さんの手品の披露もありました.私はタネが全く分かりませんでした.施設職員の方のお話では,この手品,100ショップで買ってきているそうです.ほかにも,工作などではよく利用するとのことでした.どんなものがあるのかたまには見に行こう.

 尺八ボランティア続けます.そして,ミニコンサートや古曲の硬い演奏会まで,ぼちぼちそして真剣にやります.呼ばれればどこへでも,尺八吹き・県会議員 ・・・・

 5月7日文教会館ホールで,韓国禮山郡の李光寿(イ・グァンス)率いる民族音楽院と韓国舞踊の踊り手3人による演奏会が開催されました.金沢と関係の深い,韓国の英雄尹奉吉(ユンボンギル)の生地禮山郡からの来日です.

 先月末の韓国訪問でお会いしたところですが,この公演は兵庫の加古川でのワークショップと公演に続き金沢での開催となっていました.
 3月11日の東日本大震災が起こり,この公演は震災復興支援のチャリティー演奏会にすると院長李光寿氏の温かい決断がありました.本当に感謝の一言です.

 公演は,今年もまた,魂の叫びともいうべき圧倒的な迫力と渾身の演技・演奏で感動的なものでした.そして,今年新たに加わった韓国舞踊の3人の女性の踊りも優雅で力強いもので,観客の視線を釘付けにし,癒しと元気をあたえる素晴らしいパフォーマンスでした.

 私も,前座としてアリランの尺八演奏を頼まれ,喜んで引き受けました.演奏会終了後の打ち上げ会でも,演奏家たちのパワーは衰えることがなく,日頃の鍛練とキムチパワーだと確信したところです.

 もう一度,元気をありがとう.復興支援,脱原発頑張ります!

 民族音楽院日本支部HP http://www.samulnori.jp/

 2月13日の午後,泉野図書館「らいぶらりぃ・かふぇ」に出演しました.今回はお話朗読のグループ「和ぼっこ」,そしていつものもの語り人・本田和さん,松橋文幸さんとの共演です.

 50人余りのお客さんを前に,古典の朗読とのコラボレーションを行いました.平家物語,枕草子,竹取物語,徒然草,方丈記,源氏物語,奥の細道それぞれの有名な一説の朗読に尺八が加わり,つなぎとバックを務めるというものです.
 尺八コーナーでは,津軽地方伝来の本曲「下がり葉」を演奏しました.110213ライブラリィカフェ.jpg

 これまで,玉川子ども図書館,県立図書館,根上図書館などで演奏やコラボを行ってきましたが,図書館を訪れる皆さんは,言葉に大きな興味を持っていると同時に音への集中も強いように思います.
 今回も心地よい緊張感の中ステージに立つことができました.いろいろと多忙な毎日の中ですが,この活動も今後とも続けていきたいと思います.

らいぶらりぃ・かふぇ http://www.lib.kanazawa.ishikawa.jp/izumino/lc/wabokko.pdf

11新年会2.jpg 16日琴古流尺八「星雲会」の2011年吹き初めと新年会を行いました.尺八メンバーに加え,金沢大学竹糸会の新役員の三絃(三味線),箏(琴)の参加もあり,にぎやかな会となりました.過去最多の参加者かもしれません.狭い我が家の座敷は若い学生たちで過密状態になりました.

 六段の調べ,茶音頭,ままの川を合奏し,新年会へと突入です.楽器の練習方法や解釈,演奏に関する悩みから,卒業後の進路に至るまでお酒は進み,話は弾み,4時に開始した会も日付が変わり,1月17日.この日は私の誕生日,本人も忘れ11新年会1.jpgていましたが,学生の皆さんがバースデーケーキを持ってきてくれ,ハピ・バースデー・ツゥー・ユーの歌とともに56歳を祝ってくれるというサプライズ.ありがたいことです.

  就職も仕事も働く者を人間と見ているのかいう疑問がわく現状,これから社会に旅立つ若者が未来への希望を持って生きていける社会にしなければと思い,また,その人生にこの大学時代に打ち込んだ,楽器と邦楽の経験がひとつの力となって生きていってくれればと願うばかりです.

11新年会3.jpg   11新年会4.jpg

 2011年の旗開きが開催されています.5日は,連合石川と石川県平和運動センターの新春の集いに参加しました.

 アトラクションの尺八が,北國新聞のネタにされていますが,緊張感を持って春に向けた活動地道にやっています.

11旗開き.jpg

 11月11日は「いい日,いい日」ということで,「介護の日」になっているようです.この日,朱鷺の苑西インターに勤める教え子の紹介でボランティアに伺いました.

介護の日2.JPG 中学校の理科の授業のようなお話をしながら,尺八の演奏を行うという新しいパターンに挑戦してみました.今日の話は,セロトニンと尺八の関係.脳内に不足すると鬱になるセロトニン,このセロトニンを増やすには,日光を浴びること,吐くことを意識した呼吸,リズム運動を行うことが効果的と言われています.このことにかかわって,釈迦の修行と禅,そして禅と虚無僧尺八・・・というような話です.そして,星と宇宙の授業(?)もさせていただきました.
 話は少し難しいかなとも思いましたが,デーサービスの利用者も参加しておられ,うなずきながら聞いてくださる方もいました.

 尺八で「里の秋」や「北国の春」の演奏をすると,お年寄りが声を出して歌ってくれます.若いころの記憶を呼び覚ます音楽は脳の老化防止,あるいは若返りに効果があることはよく言われていることです.私の演奏も少しは役に立ったかもしれません.

介護の日3.JPG 演奏後施設を見学させてもらいました.そして,職員の勤務実態についても話を聞くことができました.介護現場の待遇改善は緊急の課題であることを再認識させられました.
 来年の選挙が終わったら,年に数回来てほしいと教え子の要請がありました.嬉しいことです.しかし,まずは選挙に勝たないといけません.厳しい冬がはじまります.


▲ 演奏後はみんなで体操です

 8月21日,石川県立図書館8月のおしゃべりサロンにおはなしタンポポが出演しました.
 「むかし むかし むかし 語りと尺八の調べ」でおはなしとコラボレーションです.

プログラムは 尺八「白月」朗読「竹取物語」

IMG_0362.jpg  金沢民話語り「まりつきうた」「四十雀からから」「あかしもん」「かかみせどころ」「ででっぽっぽ」

  尺八演奏とトーク

  朗読「島ひき鬼」尺八「砂山」

  江戸笑話

       写真は「島ひき鬼」「砂山」 ▲

 今年も,母校七尾高校の図書委員会の研修会にお招きをいただきました.語りの本田和さんの朗読ワークショップ+ミニコンサートへの出演です.この企画は4回目,私は3回目の出演になります.

 高校は夏休み,3年生は補習授業ということで,参加者は1,2年生の図書委員,合唱部員,放送部員,そして,高校の図書館を視察に訪れた七尾市内小中学校の学校司書の皆さんです.

 本田さんの発声や早口言葉,祇園精舎の鐘の声七高図書委員会10.jpg(平家物語冒頭),谷川俊太郎の詩などの朗読が行われました.最初は恥ずかしそうに声を出していた生徒の皆さんも次第になれ,図書館内に声が広がる練習とミニ発表会となりました.

 後半は,本田さんと「むじな」「耳なし芳一」そして,司書のえの目さんの箏との合奏で「六段の調べ」を演奏しました.六段の調べは調弦の都合で一尺六寸管(一尺八寸管より一音高い)で演奏しました.これも華やかな感じで楽しい合奏となりました.

 生徒の皆さんは,ちょっとシャイな感じで,たくさんの会話はできませんでしたが,まじめに朗読をし演奏に耳を傾けてくれました.大学生や社会人となったとき,趣味で尺八を始める人が出てくることも,勝手に期待し,宣伝もしておきました.

0908七高図書.jpg▼七尾高校図書館報
   09.12.22発行

昨年の「ものかたり」講習会

 5月16日,第42回北日本琴古流尺八演奏会が開催されました。年1回持ち回りで開催してきた本演奏会は,最近は富山と金沢だけになっていましたが,今年は久しぶりに高山での開催となりました。発表曲数は3県の出演者を中心に37曲とすごい数となりました。

 

竹二人TAKE FUTARI 町屋コンサート

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 4月24日,金澤町屋Gallery「椋」で,笛の美郷 尚さんとミニ・コンサートを開きました。

 以前から二人でいつかやろうと計画していましたが,ついに実現することができました。絃方の中橋雅竜声先生,須田雅楽静先生,パーカッションの通善好昭さん,笛の美郷さんのお弟子さんの山本真莉さんにゲストとして加わっていただきました。

竹二人新聞.jpg 堅苦しくならずにリラックスして竹楽器の音楽を楽しんでいただけたらと,選曲にバラエティを持たせたつもりです。現代曲,古典曲,オリジナル曲,親しみのある曲,独奏に合奏,いろいろやってみました。

 約50人の皆様に足を運んでいただき,演奏後もお褒めや励ましのお言葉も頂き,たいへん幸せな気持ちになりました。ご入場いただいた皆さん,ありがとうございました。
 練習は十分とはいえず,演奏にはまだまだ不満な点もありますが,ゲストの先生方や,演奏者各々の人のつながりが拡がりは本当にうれしいものです。仕事の合間の時間を有効に利用し,さらなる上達を目指して,ますます練習を楽しみたいと思います。

 また,やりましょうと,演奏者一同終了後の反省会で確認しあいました。

 Gallery「椋」オーナーの渡辺さん,ありがとうございました。

 「椋」のブログ・「竹二人」 http://muku6256m.exblog.jp/13523471/

 コンサートお知らせ http://www.molimoto.com/plans/01_1/post_59.html

 

 思いもよらず,金沢大学より感謝状を頂くこととなりました。3月16日に贈呈式があり,中村信一学長より感謝状を受け取りました。

 1973年大学入学と同時に始めた琴古流尺八,ここで師匠の北方間堂翁と出会いました。師は当時84歳だったと思います。入学直後の5月,県立能楽堂で開催された演奏会,この千秋楽で師が演奏した「残月」の第一音で鳥肌が立ちました。ここから,この道に引き込まれ,はまっていくことになります。

 さすがに,80歳を超えているのですから,息は長く続かないのですが,一つ一つ発せられる音は流れ,無音もまた音と曲の一部となり,尺八にしか出せない無限の倍音の調和による音色は,全く素人の大学1年生を圧倒したわけです。

 稽古は,週に2回,譜読が基本。
 師の前で譜を読み,吹奏し,指導を受ける。何もアドバイスなし,「結構です」と言われた時がこわいのです。本当に結構だったのか,どうしようもなかったのか,それはお見通しであり,教わっている本人が一番わかっています。感謝状.jpg
 下手に技巧に走った演奏をすれば,いかに,自分がうまくいったと思っても,ビシッと一言,「品のない演奏はいけません」。ただ漫然と吹けば,「渓流の岩と石の間を流れる水のごとく・・・」。等々,今でも鮮明に思い出されます。

 書は,書家北方心泉の子ですから,達筆なんてもんじゃない。漢詩にも造詣が深く,哲人。また,おしゃれでかっこいい。若い女性も大好きなじいちゃん。魅力的で尊敬すべき師範でした。

 病に倒れた師の代稽古を4年生ぐらいから始めたでしょうか。1980年に他界され,師の「星雲会」を引き継ぎ,邦楽サークル「竹糸会」尺八師範として,学生たちと共に尺八道を研究し続けています。これは,北方間堂師と若い学生を励まし楽しませてくれた奥様へのご恩返しでもあります。

 私自身が,社会人として,尺八演奏家として,若者に慕われ尊敬される人間をめざすための精進をし続けることを確認する,そのような機会を大学に与えていただいたことに感謝します。

 「芸は人格以上にはならない」と常に師は言われました。

金大感謝状1.jpg 金大感謝状2.jpg

 ▲顧問山本先生,中村学長,盛本,竹糸会鈴木さん ▲松下良さん,大谷親千鶴先生,盛本

 

 恒例の石川県音楽文化協会新年互礼会が開催されました。

R0010116s.jpg 琴古流尺八で加盟している石川県三曲協会の会員として例年参加しています。三曲関係のお琴・三味線の先生方や各種音楽団体のかたがたにお会いし,楽しい時間をすごしました。

 しかし,来賓の知事・国会議員・県会議員は次々と早退,最終的には来賓テーブルには私だけとなってしまいました。皆さん本当に忙しいんだなあ。

2011年8月

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2009.3.27countup