7月19日,七尾中国人強制連行訴訟支援会の第6回総会と,報告・記念講演が行われました.
控訴審での棄却判決に対し上告中のこの裁判ですが,岩淵弁護士から,この15日付の上告棄却書が17日に送達されたことが報告されました.上告と上告受理申し立ての二本立てで提出したのですが,前者の上告については,上告するに該当しない,後者の申立書については,受理すべきものとは認められないという,合わせても5行にしかならない棄却書であったということです.上告費用(ほとんどは印紙代)は550,000円,何をかいわんやです.
予想された結果とはいえ,参加者一同非常に残念な思いと,新たな怒りを感じずにはいられませんでした.今後のとりくみを定め,行動することを確認しました.
角三外弘共同代表と,福田昭典さん(向かって右)
東京・中国人強制連行を考える会事務局長の福田昭典さんの「花岡・西松和解から見えるもの」と題する記念講演では,ドイツの戦後補償は社民党と緑の党の連立政権成立からシュレーダー首相による「記憶・責任・未来財団」が発足し,進んでいる,我々も政府や企業・経済界を説得する言葉を持たねばならないと訴えられました.
また,戦後65年,50年60年はつい前のこと,時間は何の癒しにもならない,今でも涙を流さねば語れない事実があった.アジア戦争被害者の名誉と癒しを実現すること,せめて人生の最晩年になっても生きていてよかったと思えるようにすべきであるとの決意に満ちた呼びかけがありました.
七尾強制連行も裁判では極めて不当な判決でしたが,この七尾港で命を失い人権を侵害された中国人のために私たち日本人は次に何をすべきか,方向を示唆していただきました.
私は福田さんに初めてお会いしましたが,食道がんの治療を続けるそのしゃがれた押し出すような声での力のこもった語りに大きな感銘を受けました.

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