3月10日,名古屋高裁金沢支部で「七尾中国人強制連行訴訟」控訴審の判決が言い渡されました。原告の李変さん(七尾で亡くなった李四さんの姪)が「命を軽視する判決に激しい憤りを感じる。裁判官に良心があるのか。」というコメントにこもる思いは,私の想像をはるかに超えたものだと思います。
不法行為を認め,「はなはだしく人倫にもとる行為」と述べながら,なぜ「棄却」なのか,日中共同声明により個人の請求権は失われたとする。そこには,反省も謝罪もないとしか言いようがありません。
強制労働によって命を失った人,視力を失った人,依然として体調がすぐれない人,このような人々やその家族の生活の厳しさを聴くにつけ,怒りが湧いてきます。
中国人や韓国・朝鮮人の強制連
行,強制労働,慰安婦など,日本はひとつとしてまともな謝罪や賠償を行っていません。ヨーロッパでも戦後補償をめぐる訴訟・裁判がいまも多くおこなわれていると聞きます。そして,それに最大限こたえようとするドイツのような国もあります。
日本人として,これを放置することはできないと,各地で活動している仲間の皆さん,ここ石川県でも何度にもわたる聴き取り,調査,裁判準備,弁護をすすめている,七尾の角三さんや金沢の松井さん,大森さん,森一敏金沢市議,弁護士の方々には本当に頭が下がります。
判決後の報告集会や夜の交流会では,「闘い続けます。共に歩きましょう。」という原告の李変さんと秘書長の王水華さんの言葉に感動しました。そして,「共に歩く」意味を込めたお土産の刺繍の靴の中敷きをいただきました。大切にします,あたりまえの日本になるまで。

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