「聖戦大碑撤去の会」は,建国記念の日の2月11日,「紀元節」を考える市民集会を開催しました。
今年は,金沢大学の半沢英一さんの講演,半沢さんは最近「雲の先の修羅(坂の上の雲批判)」を出版されました。
現在NHKテレビで司馬遼太郎の「坂の上の雲」のドラマが放送されています。この「坂の上の雲」は今までに約2000万部が販売されたといいます。国民的歴史小説と評価されることもあります。そして,この小説の中心には,「日露戦争は祖国防衛の戦争であった。」「日本が帝国主義,植民地拡大へと突き進んでいくのはこの後からだ」という基本的な思想があります。
しかし,このような認識は間違っている,あるいは意図的に歴史を作り上げている,というのが半沢さんの主張です。著書ではこのことが,日本と朝鮮に関わるいくつかの歴史的事実をもとにして丁寧に解説されています。
そして,いま韓国併合100年のこのとき,なぜNHKで「坂の上の雲」なのかということも,考えなけれ
ばならないと訴えています。
愛読書としている人も多くいるこの司馬遼太郎の著書を,小説としてではなく,歴史書として錯覚されることを問題としながら,分析批判するということ,今の「坂の上ブーム」の中ではKYと言われるかもしれませんが,だからこそ大事だと思います。
日本人というアイデンティティを求めようとする者がこの「坂の上」に救いを求め,このことがまたもや日韓・日中の友好関係を築こうとする流れに逆行していくことは止めなければなりません。
講演レジメ 半沢講演レジメ.pdf
半沢英一 著 『雲の先の修羅』 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAY97929/
▼ 10.3.21 北陸中日新聞
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