携帯電話規制とHACCP給食センター/教育総研野々市視察

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 教育総合研究所は県内各市町の教育行政について視察を続けています。今回は野々市町にお願いしました。視察内容は,教育委員会における野々市町の特徴的なとりくみと野々市町の学校給食センターです。12月24日に行いました。

 教育委員会では,日本でも数少ない,小中学生に携帯電話を持たせない町民運動や,力を入れている生徒指導について説明を受けました。
 石川県議会では,日本で初の,所持規制(保護者が小中学生の子に所持させないよう努力する)を含む条例が可決され,2010年の1月から施行されます。この条例化に影響を与えたのがこの野々市町のとりくみです。
 教育委員会と町民,PTAが連携して,携帯電話とインターネットが持っている危険性について啓発を行うと同時に,現にインターネットにある,小中学生個人への誹謗中傷の書き込みや暴力・猥褻関係のサイトの監視も行っているとのことでした。
 このようなとりくみは,教育行政としても積極的に行っていかなければならない問題だと思います。しかし,どうしても違和感が残るのは,条例で規制すべき問題なのかという点です。
 野々市町のように,各地域・家庭で大人と子どもがともに勉強し議論していくやり方こそ,子どもたちの情報リテラシーを高めることにつながるのではないでしょうか。

R0010047nonoiti1.jpg さて,野々市町の給食は温かくておいしいというのがもっぱらの評判です(金沢と野々市に勤めたことのある複数の先生から聞いた意見)。実はこの理由を知りたかったのです。 
 町内の中学校に給食を届けている野々市町学校給食センターは,清潔と安全が追及されていました。基本的な考え方はHACCP(ハサップ)です。仕入れ・保管・調理・配送それぞれの場面において食中毒を起こさない徹底した管理が行われていました。
 また,地産地消にも努力されています。そして,野々市町内という地理的条件によって,保温容器も使っていますが,速く適温の料理が届いていると思われます。これが,おいしさの要因でしょうか。

 施設と管理手法は高度でも,大事なのは働く人,ヒューマンエラーを最小限にする方法とエラーをカバーする方法を準備していることも重要です。職場の人間関係はR0010047nonoiti2.jpg良好であるということでした。今後も管理にあたる方々の自覚と努力を願いたいと思います。

 さて,このような給食センターを見てしまうと,自校調理の学校の給食はどうなのかということになるの  ですが,私は,やはり自校方式は止めてほしくないと思います。
 おいしい香りが校内に拡がり,給食室に働く人たちの顔が子どもたちから見える,これは,食の基本だと思うのです。給食のファーストフード化と言っては言い過ぎかもしれませんが,センター化には疑問はあります。
 

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2009.3.27countup