事実を第三者の立場から証明/南京大虐殺証言集会

| コメント(0)

 1937年12月13日早朝南京城陥落。
 本日12月10日,今年も証言集会が行われました。事件からすでに72年になり,中国の幸存者(幸い生き残った人)で証言できる人が,年々減っています。しかし,証言を聞くことは記述を見ることとは全く違う学習となります。心は揺さぶられ,脳に鋭く記録されます。

 本年の証言者は楊翠英さん(84歳女性)です。
 12月13日,やってきた日本兵によって,父親と1歳の弟を殺されました。父親は銃剣で何度も刺され,弟は床に投げつけられ軍靴で踏みつけられて命を奪われたのです。これを虐殺と言わずになんというのでしょうか。そして,その後も食べるものもない,貧しく厳しい生活を送らざるを得なかったといいます。楊さんは,過去の話だが,忘れてはならないと訴えました。
 もう70年以上も前のことですが,このことを語るとき,抑えることのできない怒りと深い悲しみがよみがえってきていることは,今日の証言の様子から誰にも理解できたと思います。
 楊さんは,大阪での証言の後ある記者に,日本人が憎くないかと聞かれ,「憎くないはずはないが,あの時の日本人と今の日本人はちがう。みなさんは友人だ,それぞれの国で家族を守り,平和な国をつくろう。」と話されました。本当に今日の証言に感謝したいと思います。そして,日本人として謝罪したいと思います。

 さて,この南京大虐殺はなかった,でっちあげだと主張する人たちがいます。今日の集会の証言後の学習は,北陸大学の教員の田村光彰さんが,「外国人の見た南京大虐殺」と題して,日本人・中国人以外の新聞記者や民間人の第3者の記録を綿密に調査し,「まぼろし派」のでっちあげを暴くというもので,豊富な資料と作業でまことにわかりやすい歴史解説となりました。
 なかったと言い張る人や,あったと意地でも認めたくない人たちに,この複数の記録による証明を見てもらいたいと思いました。

コメントする

2011年8月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
△ 盛本よしひさWebサイト


2009.3.27countup