11月1日から3日にかけて,「憲法理念の実現をめざす第46回大会」が長野市で開催されました。
2日の分科会と3日の閉会総会に参加しました。
分科会は7つのテーマで開催されました。私は,第3分科会「歴史認識と戦後保障」に参加しました。「従軍慰安婦」や強制連行,強制労働,そして,歴史歪曲教科書採択の問題等を議題に話し合いが行われ,政権交代が行われた政治状況の中で,戦後保障のとりくみを前進させるための議論が行われました。
全国でとりくまれている外国人強制連行の補償を求める裁判闘争の状況の報告も行われました。石川県では七尾港の中国人強制連行・労働についての裁判にとりくんでいる角三外弘さんからは,不当な判決は続いているが,この問題について広く知ってもらい,今後の日本政府や企業の姿勢を変えていくためにも最後まで闘うとの発表が行われました。
また,戦後補償の日本とドイツのアプローチの違いも確認され,韓国併合100年にあたる2010年,日朝国交正常化の進展などアジア各国への日本政府,国会の新たなメッセージと具体策を新政権に実現させていくとりくみの重要性も確認されました。
助言者の大阪市立大学特任教授の上杉聰さんからは,徹底した戦争被害の追及をしていくことがなければ,加害の問題も進まないのではないか,という指摘や,国民がアジアとの今後の関係を真剣に考えることができるようになることが国を動かすことにつながる,という発言も強く印象に残りました。![]()
交流の広場では,「女性も男性も生きやすい男女共同参画社会」の分科会に参加しました。
ここでは,朝日新聞編集委員の竹信三恵子さんの講演を聴くことができました。
現在の雇用状況を女性差別の視点から見るとその問題点の本質がわかります。最低賃金の額や派遣労働の解禁などはいずれも「妻つき男性モデル」の女性の働きかたの発想から生まれ,それが今,男女問わずにおかれている人権無視の厳しい労働環境を生み出してしまったという分析です。
正規非正規の労働者の均等待遇やワークシェアリングなどの制度改正によって難局を乗り切ったヨーロッパの国々の紹介もありました。参考になる点は多々ありました。
暗い話も知らなければ落とし穴に落ちてしまい,そのときに助けを求めることもできず自分のせいにしてしまう,だから暗い実態とその背景を知らせているという,竹信さんの切れのよい話は元気の出るものでした。
長野で開催された護憲大会,終了後は上田にある戦死した画学生の作品を集めた「無言館」を訪問し,平和と反戦の思いをまた深く心に刻みました。

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