2009年11月アーカイブ

 11月30日,定例会が開会しました。例年であれば12月に入ってからの開会となるのですが,今年は人事委員会が,県職員等の給料とボーナスのカットを勧告したので,その支給基準日12月1日より前に給与条例の改定を提案するため,このような日程になりました。

 提案は給料の月額を0.26%カットを4月からさかのぼって,12月期末勤勉手当(ボーナス)を0.1月分カットすることです。
 賃金は労使交渉によって決定されるべきものですが,公務員には労働基本権(争議権・団体交渉権)が認められていないため,その代償として人事院(国家公務員),人事委員会(地方公務員)制度により決められることになります。
 人事委員会が民間の調査を行い,公務員と民間の差を割り出し,民間に準拠した金額を示し,その金額に決定をするよう知事と議長に「勧告」を行います。通常この勧告に従って給与条例が提案されます。
 この不況の中,民間賃金の低下が公務員賃金の引き下げにつながります。心配なのはこの不況の中,またまたこの公務員賃金の引き下げが民間に反映され,それがまた来年の公務員賃金に影響を及ぼすという悪循環をひきおこし,消費がますます冷え込み,景気がさらに悪化していくという「デフレスパイラル」をさらに進行させるのではないかということです。
 かといって,公務員賃金を引き上げることには,民間に働く県民で,納得しない人は多くいるでしょう。やはり民間の賃金を上げていただかなくては経済はさらに停滞することになります。
 このような中でも利潤をあげている民間企業は,経営の苦しい企業の賃下げや解雇に便乗せず,もうけを従業員にしっかり還元していくべきなのです。

 さて今回の給与月額と期末勤勉手当の引き下げは不本意ながら賛成せざるをえませんでしたが,ひとつ疑問が残るのです。それは,勤務時間の削減の勧告の扱いについてです。
 今年の勧告では,県職員などの勤務時間を今までの1日8時間から,7時間45分にせよとの内容だったのですが,本議会での提案はありませんでした。きわめて疑問です。

 今日の,提案後の臨時の総務企画委員会の席上,この疑問点について質問しました。「勧告の3つのポイントのうち,なぜ勤務時間削減だけ条例提案をしないのか」という内容です。
 総務企画委員会の委員長は,議案の内容にのみに質疑を行うよう強調し,この質問については認めませんでした。残念です。
 今議会での議案提案見送りは,自民党からの圧力があったのではとの非公式な情報もありますが,そうであれば公務員を馬鹿にした話です。勧告通りの提案をすべきだと思います。次回3月議会で提案が間違いなくできるように働きかけも強化していきたいと思います。

 なお,この勤務時間の削減は,民間企業の勤務時間の平均に準拠しています。国家公務員は今年4月から行っていますし,他府県でももうすでに行われた(行っている)ところが過半数となっているようです。金沢市議会も本日金沢市職員の勤務時間を7時間45に条例改正を行いました。福井県も富山県も改正したとのことです。

 11月26日フレンドパークで金沢市勤労者議会が開催されました。
 議長・質問者は金沢市勤労者協議会(勤労協)の会員がつとめます。答弁者は,市議会と同じく市長をはじめ市役所の各部局長が行います。
 この勤労者議会は今年で28年の歴史を持っています。働く市民が,金沢市行政に直接意見や質問を行うことができる画期的な会です。ほかの県でもあまり聞いたことはありません。
 勤労協活動が認められている証しでもありますし,市長をはじめ市当局の理解がなければ開催することはできません。身近な市政課題実現のため,大切にしていきたいとりくみの一つです。

R0010016_s.jpg 今回の議会では,小中学生の通学路の整備や通学費への補助,歩道などの除雪,公共交通の課題,JR踏切の拡幅など市民生活に直接関係する課題が取り上げられました。
 街灯の整備や道路の除雪,通学路の安全確保対策などでは,市の具体的な説明と前向きな答弁を引き出すことができました。

 今回のような質問については,市民から直接または町会長などを通して市の担当課に要望し回答を得ることができる内容かとも思いますが,現実には議会の場で実際に質問・答弁も行われているような内容です。今後はこのような身近な質問に加えて,市長の考え,市の方針や展望を質すような質問も行えば更におもしろい議会となっていくと思います。

 私も議員として,県民・市民からの様々な要望と意見を議会の場で反映し,市政のチェックを行う活動をさらにきめ細かくやらねばと,今回の議会を傍聴して感じた次第です。

bigissue_s.jpg 知人の安川実さん(元聖霊愛児園園長)が中心となって,金沢で雑誌 「THE BIG ISSUE」 販売のとりくみを開始しようとしています。
 この雑誌はホームレスしか売ることができません。会社からこの雑誌を140円で仕入れ300円で販売します。その売上を蓄え,住処を得て自立を目指していくという活動です。最初の10冊は無料で渡されます。
 ロンドンで始まり,日本でも東京,大阪,名古屋,鹿児島などで活動が行われています。12月1日から,いよいよ金沢でも販売を始める予定ということです。

 しかし,この雑誌,内容が面白いのです。このとりくみが認知されてきている都市では,常連の愛読者が多くいるのです。月2回の発行日を待っている読者も多いといいます。
 そして,充実した内容でページ数も多くはないので,精読率(内容のどの程度を読むか)は70%近くだというのです。私も,バックナンバーを何冊かいただき読みましたが,納得です。

 この厳しい経済状況の中,石川県でもホームレスは増えています。居所をなくしてしまうと,就職先を探すことはほとんど不可能になります。生活保護を受け,自立をめざす方法もありますが,「お上の世話にはなりたくない」という人もいます。そのような人にとっては,このように自力で,仕事をして稼ぐという仕組みも必要です。現在3人の人が販売員をやりたいと意欲を燃やしているということです。
 警察の道路使用許可も得て,会社のルールを守り,きちんと販売を行います。押し売りはしません。

 内容もよくて,ホームレスの自立を応援する,この「BIG ISSUE(ビッグ・イシュー)」を買いましょう。この雑誌が多くの市民に読まれれば,金沢の文化度も一段とアップするはずだと,安川さんもおっしゃっています。
 金沢駅,武蔵が辻,香林坊の路上で朝・昼・夕に販売される予定です。成功させたいですね。

 2年に1回の研箏会千鶴の会が開かれました。「千鶴の会」主宰の大谷親千鶴先生は喜寿を迎えられました。今回が第14回ですので,28年間の長きにわたって演奏会が継続されているわけです。私も,毎回出演させていただいていますので,あらためて年の経つのは速いものだと驚きます。

 今回の演奏会では,「新高砂」「越後獅子」「松の寿」の3曲を演奏させてもらいました。
 普段は遠近両用のメガネを使っているのですが,舞台では楽譜が床の上にあるので,この遠近両用めがねの下半分で見ることになり,ピントが合いません。ですから,舞台用のメガネをかけるのですが,「越後獅子」の演奏のときにそのメガネをかけるのを忘れてしまいました。演奏が始まったときそれに気づきました。あせりました。ぼやけた楽譜をほとんど勘を頼りに演奏しました。やりなれた曲で幸いでした。

 さて,やはり三曲合奏は緊張感もあり,魅力的です。この演奏会も,なつかしい金大竹糸会のOBとの合奏も楽しみの一つです。今回も研箏会家元の米川敏子先生にもお会いでき,演奏を生で見せていただけ感激です。末長くこの千鶴の会が続きて行くことを祈ります。

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  ▲ 中央が大谷先生,向かって右米川敏子家元

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▼ 竹糸会OBの面々と大谷先生

 2回目の成人式をやるから出席してほしいと,'85年西南部中学校卒業生から連絡がありました。教え子から声がかかれば万難を排して出席するのは当然のことです。会場はテルメ金沢。

 当時1学年9クラスだった西南部中学校,担当の教員も20・30才台がほとんどで,私も27歳から29歳の3年間持ち上がりで担任をした生徒たちです。
 若さ任せに元気な中学生たちと激突していました。胸に棘刺すことばかりですが,苦しくも楽しい毎日でした。

 参加者は,約50名,この厳しい時節によく集まった(集めた)と思います。幹事の行動力には見習うべきものがあります。当時の担任も5人参加,昔話に花が咲きました。ほとんどがしかられたという話ばかりです。叱った方は,内容をほとんど忘れている,叱られた方ははっきり覚えている,そんな感じでした。謹んでお詫び申し上げます。

 彼らももう40歳,仕事では中心的な位置にいる,そして子育て真っ最中です。
 仕事にかける思いを多く聞きました。政治や教育にも大きな興味と期待を持っています。語りに語って,聴いて聴いて,午前2時になりました。帰りに乗ったタクシーの運転手さんが,これまた話し好き,到着してからタクシーの中で15分ぐらい話したでしょうか。タクシー業界の話,政治の話。
 みんな一生懸命考えているし,生きてます。心は元気になりましたが,翌日の体調は最悪です。またやってしまいました。

 憲法・'47教育基本法の理念の実現をめざす石川県民の会(私も一員です)主催の憲法シンポジウムが開催されました。

 2006年12月教育基本法の改悪が行われ,憲法改悪の危機が迫るかと思われましたが,政権交代 R0010001_s.jpgによりその心配はやや薄らいではいます。しかし,憲法に保障されている,あるいは憲法がめざしている理念と現実は乖離し続けているのが現状です。25条の生存権や26条の教育権などは守られていないといってよいと思います。
 このような今,子ども・若者たちとともに憲法を活かすとりくみを進めようという目的で今年のシンポジウムが開催されたわけです。

 パネラーは金沢大学准教授の石川多加子さん,元聖霊愛児園園長の安川実さん,ひまわり教室代表の徳田茂さん,コーディネーターは県教組委員長の柚木光さんです。
 テーマ①自分にとっての憲法への想い,②子ども・若者たちと憲法を活かす,についてパネラーからの想いと主張が述べられました。

R0010004_s.jpg いくつかの印象に残る言葉は,

・憲法は公法,国家と国民の間に適応される法律である。
・近代市民革命の後,憲法ができた。最初は自由権の保障(近代型),その後,社会権の規定(現代型)へと発展してきた。今後新しい人権も重要となってくる。

・障害は本人にあるのではなく,環境によって生じている。

・人権を守るためには闘わなければならない,そしてその闘いは,結局自分との闘いである。


 集会のアピールでは最後にこう訴えています。

 『あたらしい憲法のはなし』は,「国民のひとりひとりが,かしこくなり,強くならなければ,国民ぜんたいがかしこく,また,強くなれません。・・・国は,この国民のひとりひとりの力をはっきりとみとめて,しっかりと守っていくのです。そのために,国民ひとりひとりに,いろいろ大事な権利があることを,憲法で決めているのです。」とわたしたちに呼びかけています。また,憲法第12条は,自由と権利を守るための「不断の努力」をわたしたちに訴えかけ,第99条は公務員の憲法遵守擁護義務を課しています。

 わたしたち自身がもっと身近なものとして憲法をとらえ,理念を学び広め,人権・平和・環境・共生の視点をくらしに活かしていきましょう。子ども・若者たちとともに,憲法を守り育て,暮らしに根付かせましょう。

日米共同訓練:最大規模の訓練、小松基地で14~20日 防衛省が市に伝える /石川

 防衛省は6日、小松市に対し、航空自衛隊小松基地での日米共同訓練を14~20日の日程で行うと伝えた。米軍再編に伴う訓練移転として07年5月に始まり、今回で3回目。米軍戦闘機の参加は12機程度で、昨年12月の前回(6機)から倍増し、過去最大規模となる。市は安全や騒音対策、市街での米軍関係者のトラブル防止などを求めた。
 この日、近畿中部防衛局の武藤義哉局長が小松市役所を訪れ、和田慎司市長や市議会に訓練概要を示した。米軍は岩国基地(山口県)と三沢基地(青森県)から戦闘機F16など計12機程度、約180人が参加。日本側は小松基地から8機程度が参加する。小松沖で戦闘訓練などを行う。
 直前の通知に和田市長は「もう少し早く来てほしい」と苦言を呈し「今回は規模が大きい。十分な安全対策を」と述べ、離陸後すぐに海域に出る飛行方式など、米軍への周知徹底を求めた。市議会では今後の共同訓練増加の可能性を国側にただす声も出た。市との協定で訓練は年4回、4週間までとされている。武藤局長は「各種協定は、当然その範囲で今後ともやっていく」とした。【野上哲】

11月7日朝刊

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0911komatsu.jpg 訓練が開始される11月16日早朝,県平和運動センター,社民党など5団体で,訓練反対の抗議集会を基地前で開催しました。また,小松基地と小松市に,訓練の中止を基本に,10.4協定の厳守,米兵の外出禁止を要請しました。(申し入れ書

 自衛隊小松基地の広報担当,小松市長ともに,10.4協定は守ることや米兵の外出については巡回者をつけること,爆音や事故防止については要請したと答えましたが,第1回目のときに受け入れの理由としてあげていた沖縄の負担軽減が実質行われていないことや,沖縄の基地がイラクやアフガンでの米軍の戦争と直結しており,小松基地もその一部として組み込まれており憲法違反であるとの私たちの主張に対しては見解が異なると答えるだけでした。

 アメリカ大統領も変わり,日本も政権交代がおこなわれました。この機会に,世界平和に向けた新しい軍縮の流れを築いていかせるためのとりくみを全国的に進めていかなければなりません。連立政権での社民党の役割は重要です。 

 社民党石川県連合は,「社民党スクール」を14日教育会館で開催しました。政審会長の阿部知子衆議院議員の講演,中山千夏vs松崎菊也トークライブの2部構成です。

 阿部政審会長は,連立政権の中で社民党は,生活再建を図るため福祉・平和政策を中心に,連立政権樹立時の政策合意の内容をまず優先して実現させると述べました。後期高齢者医療制度の廃止や,労働者派遣法を保護法に抜本改正していくこと,緊急雇用対策,日米地位協定の改定など社民党の主張で政策合意内容に盛り込まれたものを早急に実現していきたいとしました。
 現在,行われている民主党の事業仕分けについては,予算の抜本見直しの重要性は認めながらも,仕分け人の様子に権力的なものを感じる,権力を持った者は権力に抑制的でなければならないと述べました。

 国民も,これまで見ることのなかった議論の公開によって,政治に近づき,声を反映できるという実感を得ていると思います。しかし,強いものに流れていく危うさも感じます。自民党という権力から民主党という権力に乗り換えたということだけでは,政治の変革とはならないでしょう。
 社民党は,権力から最も遠く,弱い立場におかれた人々の視点を忘れることなく,堂々としかも地道に活動を継続していかなければならないと思います。国会議員に大いに期待しながら,地方でも浮かれずがんばりたいと思います。

 第2部の「中山千夏vs松崎菊也トークライブ」は,2人の機知に富んだ痛快な会話に,参加者は,うなずき,笑いました。いま日本にたちこめる晴れない空気を吹き飛ばすかのような自由な会話は,私たちに元気を与えてくれました。
 中でも,「若い頃,こわくて堅い労働組合のオジサンたちの運動スタイルを敬遠していたが,今はそんな人たちは少なくなってしまった。なんかさびしい。」という中山千夏さんの指摘はまったく同感です。社民党を応援しているのではないといいながら,交流のある福島党首や辻本衆院議員への期待も話してくれました。党の結束を強化しながら,一方では,緩やかであるが応援してもらえる市民を増やしていくことも,社民党の大きな課題です。強さと権力ではなく,正義を求めるまじめさでがんばりたいですね。

RIMG0293_s.jpg 11月12日東京千駄ヶ谷の津田ホールで日本生態系協会が主催する「国際フォーラム・世界が注目する生物の多様性-新しい自治体のあり方-」が開催され,参加しました。

 日本生態系協会のフォーラムは「議員のための政策塾」を開催しています。2年前名古屋での政策塾に参加し,生物多様性条約締結国会議について学習をしました。今回は国際フォーラムで,世界のとりくみについて,先進自治体であるドイツのハノーファー市とアメリカのボルダー市の市長が自ら講演を行うということで,興味を持って参加しました。

 ドイツのハノーファー市は市全体が庭園であり,その庭は自然と文化を結ぶ接点であるとする考え IMG_2020_s.jpgで,緑地の保護や公園の整備を進め,美しい町として世界でも有名な都市となっています。
 この「整備」とは,決して手を加え続けるというのではなく,粗放的(ほぼ放たらかし)に管理するというものです。草刈も年に1,2回ということです。当初は市民の不満もあったようですが,今ではその野性的な美しさが当たり前になってきたとのことです。
 また,街路樹を在来種に変更してきたり,プランターの樹木を市民にレンタルすることも行っています。河川も,護岸を作り変えるなどのとりくみによって2/3が自然を取り戻したそうです。
 「庭を考える」ことに市民を巻き込むことで,市内全体が美しい「自然」な庭園となっていくことをめざしています。個人の家の庭作りを奨励し,一般公開を行うことやコンクールの実施も行っています。樹木の里親制度もつくっています。
 子どもたちにも庭の文化の楽しさと自然に対する思いを深めてほしいと,「学校生物センター」,「森林体験センター」,「森のステーション」,「子どもの森」などのとりくみをすすめています。
 そして,この環境の質の高さが企業誘致の決め手ともなっているということでした。
 市長は,市民が快適だと感じていると自信を持って述べていましたが,それがすべての出発点になRIMG0297_s.jpgっているのだと思います。

 アメリカのボルダー市は,コロラド州デンバーの北,標高1,600mで先にロッキー山脈があります。
 市は永久に開発されないまま残される土地「オープンスペース」を設けることで市街地の拡散を防いでいます。そして,この緩衝地帯を維持するための財源を税負担によって支えています。この負担は市民の住民投票によって決められてきました。市民が支持し,負担も行う自然を残すとりくみを行っています。
IMG_4500s.jpg このように守られてきた自然をもつこの市は,ビジネスをするための最もふさわしい都市と評価され,企業も集まってきています。税負担は高いが,豊かな自然を持つことはステータスとなり,教育レベルも高くなっているということです。この講演でスクリーンに映し出されたスライドの数々のすばらしい自然の姿が何よりもこのことを証明していました。こんな町に住みたいなあと思いました。

 そしてもうひとつ,日本の千葉県野田市長の講演です。
 国土交通省出身の根本市長が開発より自然を残すとりくみに力を注いでいるのは意外な感じというのは,市長自らRIMG0308_s.jpg言われた言葉です。
 野田市の南部地区の田園地帯に大手デベロッパーが入り大規模な宅地開発を行おうとしていたところ会社の破たん。さあどうするかということで,田んぼを残して自然との共生の場所にしようととりくみが始まったそうです。水田ビオトープ,自然農法,市民水田など面白そうな活動が行われています。
 第3セクターの「野田自然共生ファーム」がその活動を動かしています。年2回の自然保護団体との調整会議で保護団体の言うとおりにやっていたらうまくいきましたと市長が述べらましたが,それだけ信頼されたら,市民もやる気になるはずです。

RIMG0291_s.jpg 司会者の草野満代(元NEWS23司会者)さんの顔も見ることができました。フォーラムも大いに満足できる内容でした。首長の考え方は重要です。そして,市民の意識をどう集約していくことができるかで,町の環境は大きく左右されるということもわかりました。議会での提言,県民・市民への発信の視点を得ることができました。

 県議会の特別委員会,今年は「循環型社会形成特別委員会」に所属をしています。環境問題を中心に持続可能な社会づくりを考える委員会です。

 今回の視察は,バイオマスに注目し,二酸化炭素を排出する化石燃料ではなく,カーボンニュートラルなエネルギー資源についてのとりくみを行う企業などを視察しました。

RIMG0261_s.jpg 1日目(11月9日)は,菜種油製造と廃食油によるバイオディーゼル燃料(BDF)製造を行う「株式会社エコERC(エルク)」と,その廃油回収を行いながら,自社でBDFを使用している「十勝バス株式会社」を訪れました。
 エコERCは「てんぷら油でtecoプロジェクト」を立ち上げ,十勝支庁と各市町村,てんぷら油を排出する飲食店などの企業,BDF製造等にかかわる大学など研究機関,そして,BDFを燃料として使う運輸交通関係企業との協力・連携のもと,まさしく廃油のリサイクル,資源の有効利用を行っています。
 もちろん,家庭などから出るてんぷら油は,自動車などの燃料の総量からすればわずかな量ですが,ガソリンや軽油の節約につながり,しかも,温暖化ガスである二酸化炭素の排出がないということですからもっと進めていかなければならないとりくみです。てんぷら油を100%回収すればその95%をBDFにすることができ,軽油消費の約3%を節約できるとの試算があります。
 問題は回収率ですが,十勝・帯広地域のとりくみは30%にまでなっているということでした。この数字は私はかなり高いと思いますが,計画では平成25年度には70%をめざしているということでした。石川県でも小松市の市民グループが回収にとりくみゴミ収集車の燃料として使っていますが,さらに大きくとりくみを広げていくべきでしょう。

RIMG0268_s.jpg さて,このBDFを燃料としてバスを運行している「十勝バス株式会社」におじゃまし,とりくみを聴くことができました。いろいろな課題もある中,地球環境への貢献と位置づけ,とりくみを進めている会社には敬意を表したいと思います。
 このBDFを燃料として走らせるバスのメーカーとのエンジンの問題や,混合率による課税の問題などクリアすべき課題はあるとのことでした。
 しかし,バスの座席に置かれた「てんぷら油回収ボックス」に,PETボトルに詰めてんぷら油を入れてもらうこの素朴なあたたかいとりくみは,地域の協力や子どもの教育にはいい影響を及ぼすことは間違いないでしょう。

RIMG0269_s.jpg 2日目は,米を原料にしたバイオエタノール製造を行う「オエノンホールディングス(株)苫小牧工場」の視察です。
 農林水産省の「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」の主体となって,2011年の実用化に向けて製造実験を行っています。
 2009年4月稼動の工場ですが,年間15,000Lの製造を目標としています。米をエタノールにすることにはまだ抵抗を示す人もいるということですが,それもわかります。現在,海外からのMA(ミニマムアクセス米)を原料としているということでした。
RIMG0287_s.jpg 米からエタノールを作ることの効率について質問したところ,効率がよいのはサトウキビだそうですが,小麦や米などのでんぷん系の原料はほぼ近い値ということでした。
 さて,実用化は進むのか。採算性が成立し,耕作放棄地の回復にもつながっていくという展望をもっていきたいものです。

 この視察の途中,あのアイヌ民族を先住民としてその権利を認めさせるとりくみの発信地ともなった二風谷に立ち寄りました。短い時間でしたが,萱野茂二風谷アイヌ資料館にある野外展示等を観察することもできました。今度はゆっくり訪れたいと思います。 RIMG0278_s.jpg

0911gokentaikai.jpg 11月1日から3日にかけて,「憲法理念の実現をめざす第46回大会」が長野市で開催されました。
 2日の分科会と3日の閉会総会に参加しました。

 分科会は7つのテーマで開催されました。私は,第3分科会「歴史認識と戦後保障」に参加しました。「従軍慰安婦」や強制連行,強制労働,そして,歴史歪曲教科書採択の問題等を議題に話し合いが行われ,政権交代が行われた政治状況の中で,戦後保障のとりくみを前進させるための議論が行われました。

 全国でとりくまれている外国人強制連行の補償を求める裁判闘争の状況の報告も行われました。石川県では七尾港の中国人強制連行・労働についての裁判にとりくんでいる角三外弘さんからは,不当な判決は続いているが,この問題について広く知ってもらい,今後の日本政府や企業の姿勢を変えていくためにも最後まで闘うとの発表が行われました。

 また,戦後補償の日本とドイツのアプローチの違いも確認され,韓国併合100年にあたる2010年,日朝国交正常化の進展などアジア各国への日本政府,国会の新たなメッセージと具体策を新政権に実現させていくとりくみの重要性も確認されました。

 助言者の大阪市立大学特任教授の上杉聰さんからは,徹底した戦争被害の追及をしていくことがなければ,加害の問題も進まないのではないか,という指摘や,国民がアジアとの今後の関係を真剣に考えることができるようになることが国を動かすことにつながる,という発言も強く印象に残りました。0911takenobu.jpg

 交流の広場では,「女性も男性も生きやすい男女共同参画社会」の分科会に参加しました。
 ここでは,朝日新聞編集委員の竹信三恵子さんの講演を聴くことができました。

 現在の雇用状況を女性差別の視点から見るとその問題点の本質がわかります。最低賃金の額や派遣労働の解禁などはいずれも「妻つき男性モデル」の女性の働きかたの発想から生まれ,それが今,男女問わずにおかれている人権無視の厳しい労働環境を生み出してしまったという分析です。
 正規非正規の労働者の均等待遇やワークシェアリングなどの制度改正によって難局を乗り切ったヨーロッパの国々の紹介もありました。参考になる点は多々ありました。
 暗い話も知らなければ落とし穴に落ちてしまい,そのときに助けを求めることもできず自分のせいにしてしまう,だから暗い実態とその背景を知らせているという,竹信さんの切れのよい話は元気の出るものでした。

 長野で開催された護憲大会,終了後は上田にある戦死した画学生の作品を集めた「無言館」を訪問し,平和と反戦の思いをまた深く心に刻みました。

 11月1日は,「古典の日」だそうです。この記念日に,金沢の玉川子ども図書館でコンサートを行いました。「おはなし」と「語り」と「尺八」のコンサートです。これまで何度もご一緒してきた語りの本田和さんからのお誘いです。

DSC01329_s.jpg 今回は本田さんが指導する語りグループ「和ぼっこ」とのコラボレーションです。子ども図書館の企画ですから,登場する物語は,教科書に出てきた古典文学のオンパレードです。これらの朗読の合間にまた,バックに尺八の演奏を入れます。
 古典曲,現代曲,即興曲,効果音などなど自由に楽しくさせてもらいました。万葉集,平家物語,枕草子,源氏物語,徒然草,方丈記,奥の細道・・・なつかしく,また読んでみようかなと思った皆さんがいてくれれば幸いです。

 この会では,おはなしの会「おはなしタンポポ」の,民話「くわず女房」や「江戸の笑い話集」のおはなしもあって,子どもたちにも喜んでもらえたようです。

2009年10月活動日誌

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 1日 ■ 県教組金沢支部委員会

    ■ サムルノリ金沢公演実行委員会

 2日 ■ 消防殉職者慰霊式:卯辰山慰霊碑

    ■ 金沢市戦没者慰霊式:金沢市文化ホール

 3日 ■ エネルギー政策の転換を求める全国集会(NO NUKES FESTA):東京明治公園

 4日 ■ 町屋ハープコンサート:東山gallery「椋」

 5日 ■ 社民党街頭宣伝活動「社民党の声」:横川

    ■ 循環型社会形成特別委員会

    ■ 金沢市知事要望:県議会

    ■ 県教組金沢支部女性部委員会:教育会館

    ■ 田村光彰連続講演会:くるま座

 6日 ■ 清風・連帯会派能登有料道路学習会

 7日~9日 ■ 総務企画委員会県外視察

     サニックスエナジー(廃プラ発電),むかわ町(田んぼdeミュージカル実行委員会),洞爺湖サミット記念館,有珠山西山河口,室蘭港(浮体式防災施設),千歳市(鮭のふるさと館),グリンピア牧の原(茶),大井川「蓬莱橋」,富士山静岡空港

10日 ■ 子育て支援に関する諸施策について市民より聞き取り

    ■ 社民党県連常任幹事会,議員団会議

11日 ■ 加賀市,七尾市議会議員選挙告示 やまぞえ和良選挙事務所開き

    ■ 朴仁祚さん通夜

12日 ■ 朴仁祚さん葬儀

13日 ■ 七尾市議選 街頭応援演説,個人演説会

14日 ■ 市政連議員と語ろう会:湯涌小・芝原中

15日 ■ 七尾市議選 街頭応援演説,総決起集会

16日 ■ 加賀市議選 街頭応援演説

    ■ 八木繁・茂樹父子漆コラボレーション展鑑賞:加賀市ギャラリー「萩」

    ■ 写真と語りコラボ「与謝野晶子を探して」鑑賞:市民芸術村

17日 ■ 弥生小学校文化祭:公民館

    ■ 七尾市議選打ち上げ集会

18日 ■ 加賀市,七尾市議会議員選挙投・開票日

    ■ それいけ仲間たちの家バザー

    ■ わい・がやセッション「子ども・未来」:教育プラザ富樫

19日 ■ 社民党雇用とくらし相談宣伝:ハロー・ワーク前

    ■ 石川県教育研究集会打ち合わせ:地場産業センター

20日 ■ 社民党金沢街頭宣伝活動「社民党の声」

    ■ 総務企画委員会,同能登視察(~21日)

     穴水商店街,永井豪記念館,輪島港マリンパーク,八世の洞門新トンネル,きのみワイナリー,セミナーハウス「山びこ」(能登丼),春蘭の里(グリーンツーリズム),能登演劇堂

22日 ■ 子ども図書館「古典の日」リハーサル:泉野図書館

    ■ 社民党金沢常任幹事会:県連合

23日 ■ 石川県教育研究集会 全体集会,記念講演(藤田英典氏)

24日 ■ 県教研分科会「進路保障」

25日 ■ 芦中町会バス旅行 小布施

26日 ■ 労働者福祉協議会知事要望:知事室

    ■ 大谷内君就職を祝う会

27日 ■ 国民保護実働訓練抗議申し入れ:県庁

    ■ 教育総研「学校学力」小部会

28日 ■ 連合石川定期大会:労済会館

    ■ 原発トラブル頻発に対する県申し入れ:県庁

    ■ 市政連議員と語ろう会:野田中

29日 ■ 子ども図書館「古典の日」リハーサル

    ■ 金沢市民主教育政治連盟幹事会

30日 ■ インスタレーション4人展:国際交流サロン

    ■ 七尾高校金沢同窓会:エクセルホテル東急

31日 ■ 社民党金沢街頭宣伝活動「社民党の声」:武蔵が辻エムザ前

    ■ 聖戦大碑撤去の会全国集会 前田哲男氏講演:教育会館

2011年8月

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