2009年10月アーカイブ

 2009年10月23日・24日にわたり石川県教育研究集会が金沢市を中心に開催されました。23日に開かれた記念講演は,金沢市出身の国際基督教大学教授,東大名誉教授の藤田英典さんが「ゆたかな学びの空間作り-新学習指導要領と学校教育の課題」の演題で行われました。
 また,22の分科会は23,24日に行われ,県内各地の学校等での実践が報告され討論が行われました。

RIMG0223_s.jpg 2006年12月教育基本法改悪とともに,教育現場の息苦しさは深刻になってきています。2002年の指導要領改定・学校週5日制から学力の格差は増し,とくに下層レベルの子どもたちが増大しています。藤田さんは習熟度別授業がこの方向を強めたと分析されています。そして,全国一斉学力テストに象徴される競争主義によって教師も子どもも追い詰められてきています。
 藤田さんは,教育基本法改正の国会論議に参考人として見解を述べておられます。教育基本法は国民にとっては空気のようなもので,新鮮な酸素を供給してきたが,基本法が変われば酸素は減り空気が汚染されていくと反対を表明されていました。まさに,予言どおりの現場の状況です。
 この状況を切り開くには,現場の真摯な実践が最も重要だとも言われました。このような研究集会での実践交流によって本当に楽しい授業と,そこからは必ずや本物の学力が育っていくと信じたいと思います。

 さて,分科会はずっと「選抜入試制度と進路保障」の共同研究者を務めています。近年の報告には,地方格差や家庭の所得格差に関わるものが多くなってきています。
 能登の高校統廃合による過疎化の更なる進行,それにともなう子どもの学習環境の悪化の問題も報告されました。また,定時制高校の実態,特別な支援を必要とする障害児などの進路の問題も議論されました。
 今回の報告の中から全国教研に報告されるレポートは,能登の1学年13人の中学校の学級での課題を抱えた生徒との関わりを担任がまとめたものです。厳しい家庭の状況の中で,生活が荒れたり,時に心が不安定になったりする子どもと,また親と体あたりしながらも,卒業までたどり着き,高校進学を果たし,そして高校の教師による助けの中で高校も卒業する子どもの姿です。

 やはり,教師のひたむきさと地道で誠実な実践が,子どもを育て,変えていくのだということが参加者の共通の思いでした。しかし,このように子どもと向き合える時間は本当になくなってきているといいます。教職員増と無駄な事務作業の排除を具体的に進めるよう教育委員会への働きかけも現場の皆さんと一緒に進めていかねばと,改めて思ったしだいです。

 総務企画委員会能登視察を10月20日・21日に行いました。
 20日午前中は総務企画委員会,人事委員会の引き下げ勧告や志賀原発のミス多発,国民保護訓練などについて質問を行いました。その午後から翌日の1日半を使っての視察です。

 1日目は穴水町商店街の地震からの復興状況,輪島市に昨年作られた永井豪記念館,輪島港のマリンタウンプロジェクトを視察しました。

RIMG0190.jpg 駅前から延びる商店街沿いの部分が集中的に被害を受けた穴水町ですが,区画整理事業によってしだいに復興が図られています。再建された住居や商店もいくつも見られましたが,自力再建が多いようです。しかし,商店街の皆さんが一体になって新しい街づくりにとりくんでおられるということでした。しかし,能登有料道路の穴水インター近くにあるショッピングモールは商店街に大きな影響を与えていることは確かです。どこの県に行っても,どこの町に行っても同じような風景の大規模店は本当に地域の皆さんを豊かにしているのか疑問です。私自身も身近な商店街を利用しようと思っていますが,ついつい車で・・・ということになりがちです。やはり見直したい地元商店街です。

RIMG0194.jpg永井豪記念館は輪島出身の漫画家永井豪さんの記念館(美術館)です。私が子どもの頃話題になった「ハレンチ学園」や「マジンガーゼット」「キューティーハニー」などの原作者,巨匠です。しかし,私はどれも読んだことがありません。しかし,マニアにはたまらない原画などのが展示されており,訪れるファンもまだまだ多いということでした。RIMG0199.jpg

 

 

 

 

 2日目は,地震で崩落した八世乃洞門ですが,これを修復するよりも経費などの面で採用となった新トンネル「八世の洞門新トンネル」,能登町(旧柳田村)のブルーベリー栽培と加工の「木の実ワイナリー」,「セミナーハウスやまびこ」での能登丼のとりくみ,グリーンツーリズムにとりくむ「春蘭の里」,「マクベス」のロングラン公演中の能登演劇堂を視察しました。

 11月1日開通予定の「八世乃洞門新トンネRIMG0201.jpgル」,開通式の前であり縁起もあり,今回の視察では車の通行は許されませんでしたが,歩いて内部の施設等の説明を受けながら歩いて通り抜けることができました。穏やかなカーブでの左右の傾斜が6%もあり,これは歩かないと傾斜の実感はわからないと思います。内部の照明は,ランニングコストの安いLEDも考えたようですが,機器そのものがまだ高価であるということで,水銀灯やハロゲン等になったということでした。
 輪島と珠洲をつなぐこのトンネル,1日4000台ぐらいの車が通過するということですが,通過できなかった時期の観光への影響は大きかったとのこと,完成後は珠洲側にポケットパークも設けられ,奥能登全体の交流人口の拡大が期待されます。

RIMG0204.jpg 柳田の「きのみワイナリー」は,ブルーベリーのワインやジャムを製造している小さな会社です。しかし,柳田地区の約100件の農家が,それぞれが小さな面積ながら無農薬で栽培をしているブルーベリーが原料です。試食させていただいた,ジャムもおいしかったのですが,そのままを冷凍したものは自然甘さが実においしいのです。毎日10粒とか決めて食べると,目には特にいいとのことでした。社長は0.5ぐらいだった視力が,今は1.5になったと言っておられました。私も早速ジャムを購入,試してみたいと思います。

 「能登丼」による能登観光・地域おこしのとりくみは,奥能登ウェルカムプロジェクトの食彩紀行部門 RIMG0206.jpgの中心プロジェクトです。能登こしひかりと能登の食材,器は能登産の器と箸,そして能登で調理したどんぶりであることが定義です。提供する店のとりくみには温度差があったり,観光客のクレームが出ることもあるなど,苦労も多くあるようです。しかし,人気は上々です。前向きなとりくみはますます人気上昇に繋がると思います。
RIMG0208.jpg ここセミナーハウス山びこでいただいた能登丼は「猿鬼丼」,牛丼と天丼の合体です。味も文句なし。そしてなんと器は,人間国宝角偉三郎さん作の合鹿椀(ごうろくわん)。何と豪華な1500円の能登丼でした。これからますます人気は高まると思います。楽しみです。

 この後,急遽「春蘭の里」を視察。ここも,元気に地域の豊かな自然と家と人という財産をフルに活用したグリーンツーリズムを展開する農家民宿群。進化を続けています。修学旅行生も増えつつあります。また近くの旧宮地小学校の校舎を活用した宿泊施設 RIMG0209.jpgも近年オープンして,民宿との相乗効果で予約も好調とのことでした。いつ会っても多田さんのパワーには脱帽です。

 

 

 

 

  中身の濃い今回の視察,最後は,無名塾の「マクベス」ロングラン公演中の,七尾市(旧中島町)の「能登演劇堂」です。公演は大人気,予約は満杯です。公演前の舞台を見せていただきました。舞台奥の扉も開けていただき,バックの本物の里山の風景が額縁の中に現れ,みんな大感動です。ここでもやはりキーワードは「自然」でしょうか。
RIMG0214.jpg ここでは,県庁時代お世話になった副市長の不嶋さん,高校同級生の経営企画課長平田くんに会うこともでき楽しいひと時でした。

 能登にはいいものがたくさんある。大事にして,全国の,世界の人々に知ってもらおう体験してもらおう。本当にそう思った能登視察でした。

 わが石政連(石川県民主教育政治連盟)に新しい議員が誕生しました。七尾市議会議員古田秀雄さ nanaokaga.jpgんの引退に伴い,その意思を継ぎ立候補した山添和良さんが,見事!なんと!トップ当選を果たしました。
 山添さんは七尾市中島の出身,金沢や鹿島郡,七尾市等で教員を勤めました。52歳,フルマラソンも走る,ジョークはどんどん溢れ出る,そして,まじめ一徹の人です。
 県教組七尾・鹿島支部の組合員の皆さんと退職教職員の皆さん,そして,支援労組の組合員の皆さんの一致団結の勝利といってよいでしょう。トップ当選は,やはり一期目にトップ当選を果たした古田秀雄市議が山添さんとともに市内をくまなく回るという,すばらしい引き継ぎ支援の賜物でしょう。

 私も高校は山添さんと同窓,選挙期間中は街頭宣伝等で応援をしてきました。大変うれしい勝利ですし,今後山添さんとともに石政連の議員活動ができることを楽しみにしています。
 七尾の教育行政は,県内でみてもトップダウン,硬直気味と言われています。この結果はきっとそのような七尾の教育に対する,保護者や教職員の叫びなのではないかと思います。

 加賀市では,12年の実績を持つ細野祐治さんが当選しました。市長選挙も細野さんらとともに加賀市政の改革を求める寺前さんの当選です。こちらも素晴らしい勝利でした。
 加賀の応援にも一度伺いましたが,事務所が何かさみしかったのですが,地道に深く運動の浸透を図っていたことがわかりました。

 衆議院選挙以来,政治を自らの手で変えることができるということが証明され続けています。さて,私の選挙は2011年4月,市民の皆さんに私の活動をしっかりと評価していただけるよう,気を引き締め力をつけていかなければと,七尾・加賀の選挙にあたり痛感しているところです。

 今年度3回目のわい・がやセッションを開催しました。今回のテーマは,「子ども時代の心の育ち」。臨床心理士の寺井弘美さんに講師をお願いしました。

waigaya0910.jpg 「『こころのそだち』を考えるとき,子ども時代とは何歳までだと思いますか?」という問いから講義が始まりました。わたしは,17,8歳かなと思いそのように答えたのですが,心理学的には10歳までが子ども時代と考えるということでした。
 10歳までが子ども時代,18歳までが思春期,26歳あたりからが大人の時代ということになります。青年期は10歳から26歳ごろとなります。体の成長が,首が座り,座位ができ,歩き,走るというように順に成長するように,この子ども時代の心の育ちにも順番があるというのです。そして,心の育ちには他者との関わりが必要であり,この関わりによって,育ちの順序が抜けたとしても修復が可能だと寺井さんは言われました。

 人と人の関係が希薄化している今日,このような心理学の基本を理解して子どもたちと接することは大変重要です。親,家族,友達,教師それぞれとの関わりが心の育ちにとって大変重要です。これを保障できる社会になっているのかといえば,残念ながら悲観的にならざるをえません。
 この厳しい雇用環境の中で,家族との時間は確保されているのか,教職員の多忙化は学齢期の子どもたちの心を育てる障害になっているのではないか,保護者の過度な安全志向と学力偏重は問題ではないのかなど,課題は多く指摘されたと思います。

 しかし,課題克服のとりくみを続けながらも,そのときしかない子どもとの関わりを大切にしていかなければなりません。また,育ちを保障されなかった子どもたちとのあらたな関わりも必要になっています。また,心の嵐の時期ともいわれる思春期についても学びたいとの声も聞かれました。

 私は,このような人との関わりとは別に,自然との関わりや,自然との一体感を感じる経験も,子ども時代の心のそだちに必要だと思うのですが,これも研究してみたいと思います。

 大変有意義な講演をいただきました。若い学生さんも参加してくださっていました。今後のセッション,さらに広がりを求めていきたいと思います。

houraikyou.jpg 心配していた台風19号に合うことなく,飛行機は新千歳空港から無事離陸,日本で最も新しい空港「静岡空港」へと向かいました。台風は未明あたりに北海道に最も近づいたようですが,私たちには全く影響なしでした。全国でも被害は比較的少数でした。

 蓬莱橋は大井川にかかる木造の歩道橋です。全長897.4mでギネスブックにも登録されているといいます。明治時代にできたこの橋は幾度となく洪水で流れたことがある,いわゆる「流れ橋」だそうです。現在は橋脚のみコンクリート造りとなっています。houraikyou2.jpg
 かつては,島田の町と牧の原台地の茶畑を結ぶ農道として利用されてきましたが,現在は木造としての温かさがあることや,周辺の川や河川敷,大地と落ち着いた郷愁を誘う景観を形成しています。いわば文化遺産農道というような意味を持つ場と言えるかもしれません。洪水のたびに修理が必要であり,経費としてはその都度国交省との交渉があるようです。しかし,この風景は残したいと思います。

 赤いFDA(フジドリームエアラインズ)の飛行機が目立つ富士山静岡空港,最後の地方空港ともいわれ,建設反対もあった空港です。この空港は無駄か必要かという議論になれば,また討論が始まるでしょう。
FDA_JA01FJ_002.jpg 石川県にとって言えば,静岡への交通の便は悪いというのはだれも否定できません。小松―静岡便の就航は待っていた静岡近辺出身者やビジネスマンも少なからずいたと思います。しかし,搭乗率は問題です。現に私たちが搭乗した5:00の小松便の乗客は私たち員会一行11人とあと確か4人だったと思います。
 静岡の,石川の魅力発信,互いの相乗効果によって交流が深まることは望ましいこと,この不況の厳しい時期ですが,しばらくは我慢のとりくみを続けるしかありません。
 富士山と頭に名前が付いているのに,空港から富士山まで100kmというのは残念。もちろん静岡県全域からのアクセスを重視しての建設地選定となったのでしょうが,向かう方としては,空港から降りて目前にドーンと富士山がそびえ,ちょっとトレッキングかまたは本格的に頂上を目指そうかというそんな場所だった方が・・・とも思うのですが。

 2日目は,洞爺湖サミット記念館でサミット開催後の成果などについて視察しました。また,有珠山は糸魚川,島原半島とともに世界ジオパーク(地質遺産)に認定されています。この場で,認定に至る経緯などについても説明を受けました。

touyako.jpg G8北海道洞爺湖サミットは2008年7月に開催されました。これを記念して整備されたのが洞爺湖サミット記念館です。サミットの歴史や,その意義,特に2008年の中心課題であった環境問題等についての説明や,この会議で使用された円卓や椅子などが展示されていました。
 このときの日本の首相は福田康夫氏,2009年の衆院選で政権交代が実現した直後の視察であり,鳩山首相がCO2の25%削減を表明した後ですから,この2008サミットはかすんでしまいました。
 サミット後の洞爺湖町の観光客は,インフルエンザなどの影響もあり,期待ほどは伸びていないということでした。ニュースに上ったイベントを契機に観光客増に生かすというのはよく行われる手法ですが,これを一過性に終わらせず,リピーターを増やすとなると大変難しいものです。やはり,人を呼ぶには中身としかけ,単純にはいきません。これこそ観光行政の研究課題なのです。サミットよりは洞爺湖と有珠山の自然をアピールする方向が展望があると私は感じました。

 洞爺湖有珠山ジオパークは,洞爺湖と有珠山を中心とするエリアとなっており,洞爺湖カルデラや有珠 usuzan.jpg山の噴火の跡,また縄文遺産や美しい自然などを保護研究し人間とのかかわりを理解する場所として位置づけられています。
 洞爺湖周辺の4市町が2006年に「お通夜湖周辺地域エコミュージアム推進協議会」を設置し,地域経済の活性化などを目的に活動を開始ました。同時期,2004年にユネスコ支援の「世界ジオパークネットワーク」が設立,2008年には「日本ジオパーク委員会」が設立されました。エコミュージアム構想がジオパークの理念が一致していると考え,登録に向けた活動が開始され,2009年8月認定されたということです。
 有珠山の西口火口を見学しました。200年3月の噴火によって起こった地殻変動を実感として体験できる散策路となっていました。当時3000mを超える噴火があった火山,このときに70m隆起した道路,被災し破壊された施設など,自然のエネルギーと脅威を感じることができました。自然災害に対する防災意識の啓発にも意味ある地質遺産ということができると思います。

 室蘭港では,浮体式の防災施設である「広域防災フロート・愛称『かけはし』」についての説明を受け,見学も行いました。80m×24m×4m,1,300tの海に浮かぶデッキです。岩壁の代替,被災地への曳航による住民避難,臨時ヘリポートなどに利用するための施設です。muroran.jpg
 有珠山の噴火により道路などが寸断された時の海上ルートでの避難の必要性から建造となりました。11億円余りをかけたこの施設ですが,当初は国直轄の事業だったそうですが,財務省の判断により室蘭市が整備する補助事業となった経緯があります。
 避難訓練等に活用されていますが,実際に出動したことはないそうです。避難施設は使う必要がないのが一番ですが,移動費用や長年にわたる点検等ににかかる費用は大きなものがあり,今どきで言うなら「予算の無駄遣い」にあてはまるかもとの委員の皆さんの声も聞こえました。(私も)

 千歳サケのふるさと館は1994年開館し,現在財団法人千歳青少年教育財団が管理運営を行っています。サケの仲間の魚を中心とし,淡水魚とくに北方圏のものを展示している水族館です。そして,サケの遡上シーズンには捕獲見学もできるようになっています。
sake.jpg いま日本はちょっとした動物園・水族館ブームといってよいかもしれません。川や池の淡水魚について学べ楽しめるこの施設は少し地味ですが,私はなかなか面白いと感じました。
 イルカショーとかアシカショーとか子どもたちを驚かせるパフォーマンスや,旭山動物園が始めた行動展示などは多くの子どもや大人を楽しませていますが,川の魚も何かできるのではないかと思います。この施設には直接川底を見ることのできる地下の窓や,遡上してくるサケを一網打尽に捕獲できるインディアン水車など面白いものもあり,これもそのような仕掛けの一つでしょう。

 

 総務企画常任委員会の県外視察1日目,北海道苫小牧市の廃プラスチック発電を行う株式会社サニックスエナジーとむかわ町の平均80歳の高齢者の映画製作集団のとりくみ「たんぼdeミュージカル」について視察を行いました。

RIMG0039_010.JPG サニックスエナジーの廃プラスチックの燃焼による発電施設は,厳密には新エネルギーあるいは再生可能エネルギーとは異なっています。石油から生産されたプラスチックを燃料として利用し,石油の消費を少しでも減らそうという資源の有効利用の一方策ということです。発電には主に企業から出る廃棄プラスチックのうち塩素を含まないものを燃料としています(ダイオキシン対策)。家庭から出る容器包装プラスチックは燃料としていません。発電出力は74,000kw,燃料は1日705tのプラスチックです。発電した電力は北海道電力に売却しています。1kw6円という説明がありました。採算性で言えばこの事業はプラマイ0という説明でした。
RIMG0047_012.JPG シロアリ駆除で事業を起こしたこの会社の環境への投資ということのようです。石油価格の今後の動向によっては,このような発電方法も重要になってくることも考えられるでしょう。

                          タービン部分 →

 

 

 

 むかわ町の高齢者が自ら作る映画創作活動,テレビなどでも取り上げられた「田んぼdeミュージカル」委員会のとりくみです。ここは,想像以上にすごい,深い活動でした。合併前の穂別町が行っていたマザーズフォレスト賞,これがまた大胆,町が勝手にその時期の旬の文化人を選び賞を授与し,町に来て自然体験させてあげますよという賞。その賞を受けた崔洋一監督の講演を聞いた町の高齢者が「俺たちにも映画創れるべか?」からはじまって,なんと3作が完成しているのです。
 この創作活動にかかわる高齢者はいわゆる「問題児」が多いようなのです。どんな人間がパワーを持っているのかというと,こういう話が多いです。そして,映画を作っている間は誰も死なないのだそうです。余命宣告を受けた人も映画で元気になり,医師が考えられないといっているという話や,じいちゃんが笑うようになったとか,ばあちゃんがおしゃれになったとか,人間が生きるとは何かを深く考えさせられます。勝つか負けるかではなく,「勝ったんだか負けたんだかわからん」という面白さが意欲をますます掻き立てているようでした。演じること,創造することがいかに人間に力を与えるのか,再認識しました。

 この日は2年ぶりに日本に台風が上陸,大きな被害が出ないことを祈ります。

muku.jpg 10月4日,東山の「椋」でハープコンサートが開かれました。会場は明治時代に建てられた材木を商う町屋を再生した建物です。オーナーは渡辺睦子さん,コンサートはNPO金澤町屋研究会が主催したものです。

 ハープは稗島律子さん,このような近い距離でのハープ演奏の鑑賞は初めてです。洋楽器ですが,この日本家屋の空気に調和した,素敵な音色と旋律でした。楽器の解説もあり,楽しく勉強もできました。

 私も,町屋やお寺や,ギャラリーなどでコラボレーションを何度かやってきましたが,この「椋」でもぜひ演奏してみたいと思います。

 この町屋再生,新築するくらいの費用はかかるようですが,出来上がりを見ればその判断は素晴らしいと多くの人が感じます。100年近くも前の壁や畳,建具などの中で過ごすことは,心に豊かさと癒しを間違いなくもたらします。ここでゆったりしたいとみんなが思います。コンサートの後の見学でも,そんな声が多く聞かれました。
 さて,再生のポイントは何でしょうか。生活する上でどうしても新しくしなければならないものもあると思います。それは,やはり水回りでしょうか。台所と風呂とトイレ,これさえ新しくすれば,あとは建築当時をできる限り再現すればいいのではないかと思います。決してお荷物ではありません。こういう家を持っている人は羨ましい。

 10月3日東京明治公園で,脱原発にむけたエネルギー政策の転換を求める,NO NUKES FESTAが開催されました。石川県からは,平和運動センターや志賀原発差し止め訴訟原告団など40人が参加しました。全国からは7000人が終結しました。

RIMG0031_014.JPGhttp://www.nonukesfesta2009.com/

kamata.jpg 明治公園には65のブースがひろげられ,全国各地で運動を展開する市民グループがその活動をアピールしました。原発反対運動も様々の角度からの運動が行われていることがわかりました。
 原発の新設・増設に反対する運動,裁判闘争のとりくみ,核廃棄物の輸送や再処理の危険性に焦点を当てた運動,自然エネルギーの拡大を進める団体,環境問題にとりくむNPO,消費者団体,反核にとりくむ宗教者,等等,日本の世界の核を巡る状況を自ら変えていこうとする人々の熱気が会場にあふれていました。

RIMG0026_016.JPG 石川県は,平和運動センターと能登原発差し止め訴訟原告団がブースを開設し,志賀町の陶芸家や七尾の友禅作家の作品を販売し,この地で暮らす人間の命の尊さといとなみを静かに訴えました。このほか資料等の配布を通じ,いずれ申し入れられるであろうプルサーマルには断固反対し,トラブルの続く志賀原発を動かす北陸電力とこれに対する厳しい指導もできない国や県への抗議も込めたアピールをおこないました。

RIMG0037_015.JPG 集会の後は約1時間のデモ行進(パレード)で,今年の夏は新潟柏崎刈羽の原発は全部止まっていたが東京の電力には問題なし,原発がなくても電力供給を行っていけること,発電量の2倍のエネルギーが熱となって海水に送り込まれている原発,温暖化防止のための原発推進はまやかしであること,プルトニウムを作り続ける原発,放射性核廃棄物を出し続け,その処理技術が全く確立されていないこと,再生可能エネルギーへの転換を進め,ヨーロッパのように電気の種類を選べる国をめざせ,などを街宣車から訴え,シュプレヒコールも行いながら都民に訴えました。

 10月2日の夜に出発し,3日の深夜に帰ってくるというハードな日程のバス往復の中央行動でしたが,若い参加者も多くいて,これからの連帯と運動強化を確認しあえるとりくみになりました。

2009年9月活動日誌

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 1日 ■ 社民党支援労組あいさつ回り 近藤和也氏議会に

 2日 ■ 社民党全国連合全国代表者会議:社会文化会館

 3日 ■ 9月補正予算内示

    ■ 社民党石川県連合常任幹事会,社民党金沢選挙総括会

 4日 ■ 県職「七星会」

 5日~6日

    ■ 琴古流尺八宗家川瀬順輔先生を迎えての勉強会:高岡市

 6日 ■ OEK定期公演鑑賞:音楽堂

 8日 ■ 金沢市民音楽祭練習

    ■ 社民党県連地方議員団会議,選挙総括会

 9日 ■ 県議会9月定例会開会 知事議案説明 予算特別委員会説明

    ■ 市政連議員と語ろう会:医王養護学校

10日 ■ 議会質問に向けたプルサーマル勉強会

    ■ ユンボンギル共の会理事会

    ■ 県教組金沢支部委員会

    ■ 李光壽音楽院サムルノリ金沢公演実行委員会

11日 ■ 県議会代表質問

    ■ 平成22年度県立高校等の募集定員に関する説明会

    ■ 市政連議員と語ろう会:泉野小学校

    ■ 福田誠治さんを囲む会

12日 ■ いしかわ教育総研公開研究講座「フィンランドの教育」福田誠治講演

    ■ 泉八幡神社踊りと太鼓の夕べ

13日 ■ 山添和良後援会事務所開き:七尾

    ■ 笑顔でエコ・どんどこ・ドンに尺八出演:金沢駅東地下広場

    ■ 志賀町代田秋祭り

15日 ■ 県議会一般質問

16日 ■ 市政連議員と語ろう会:医王山小中

    ■ 李光壽音楽院サムルノリ金沢公演実行委員会

17日 ■ 県議会一般質問 盛本質問

18日 ■ 市民文化祭練習

    ■ 原子力安全対策室から志賀原発異物混入についてヒアリング

    ■ 県議会質問反省会

19日 ■ 七尾高校創立110周年記念式典 小柴昌俊氏講演

    ■ 石川県社民党・民主党連絡会

    ■ 七尾高校25期生同窓会:フローイント和倉

20日 ■ 七尾高校本部同窓会総会,祝賀会:あえの風

    ■ 韓国李光壽民俗音楽院サムルノリ金沢公演:金沢市文化ホール

21日 ■ 民俗音楽院ワークショップ見学 夕食交流

23日 ■ 石川県民・金沢市民音楽祭:金沢市文化ホール

24日 ■ 県議会予算特別委員会

    ■ 民俗音楽院サムルノリ金沢公演実行委員会反省会

25日 ■ 総務企画委員会

    ■ シルヴァーナ・デルィージ・タンゴコンサート:音楽堂

26日 ■ ひまわり教室35周年記念講演とシンポジウム:KKRホテル

27日 ■ 弥生小学校下社会体育大会

28日 ■ 社民党県連イベント委員会:県連

    ■ 社民党金沢常任幹事会:県連

29日 ■ 連合石川対県知事要望説明

    ■ 県議会採決・閉会,会派総括会

30日 ■ 教育総研教育財政部会視察:内灘町教育委員会,鶴が丘小学校

    ■ やまぞえ和良を囲む七尾・七尾高校出身者の会:教育会館

2011年8月

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