イスラエルとパレスチナの紛争によって家族を失った両国の子どもたちを日本に招き,ホームス・テイや交流事業によって未来の平和を築いていこうというとりくみ「中東和平プロジェクトin金沢」が開催されました。主催は世界連邦宣言自治体全国協議会で,今年は金沢での開催,全国5番目です。
日本イスラエル親善協会の顧問に就いている関係で,7月31日に開かれたこのプロジェクトの歓迎会に参加をしました。
パレスチナから子どもたちとともに来日した引率者の言葉は重たいものでした。
紛争によって家も家族もなくしたこの青年は,それでも悲しみを乗り越え,殺し合いを繰り返すのではなく相互理解への道を進まなければならないと訴えたのです。
このパレスチナ問題は2000年以上も前に歴史を遡らなければなりませんが,今なお解決の道ははっきりしていません。最近でもイスラエルのガザ地区攻撃,自爆テロなどにより多くの市民が被害者となっています。憎しみの連鎖が続いている状態です。
このような情勢でありながら,いま両方の国から12人の子どもたちが参加し,対面している,そして,同じ家で生活しようとしている,このことが大きな驚きです。そして,このようなとりくみは他の国で可能かといえば否と言うことになるでしょう。
戦争を放棄し,これを憲法に謳い,60年以上もの間,戦争による加害者も被害者も出していない国=日本だからこそできるのだと言わなければならないと思います。憲法9条の理念の重要な点はここにあります。戦争はすべきではないが,自国を守るために戦う(武力・暴力によって)ことは正しいという出発点からでは本当の平和を確立できないと思います。
世界の各地で起こっている民族・宗教紛争は軍事力を持った大国が介入することによって解決を図るのではなく,日本のような平和国家の調停によって和平への道を切り拓いていくしかないのではないかとの思いを強くしたこの日でした。

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