2009年8月アーカイブ

 衆議院議員選挙が事前予想通り自民党の大敗,民主党の大躍進の結果となりました。この約10年間,構造改革路線を進め,弱者切り捨て自己責任,格差拡大の無責任政治を行いながら,今になって,責任力と国家主義しかアピールできない自民党への不満の,国民の「叫び」の集大成だったと思います。

 石川県においても,1区奥田建,3区近藤和也の選挙区勝利は感動的でした。特に,近藤旋風は能登に大きな期待を抱かせるものでした。2区の田中美絵子,実に残念。あの巨岩森喜朗を1票でも上回ってほしかった。しかし,復活で当選。すばらしい結果だったと思います。

 石川県選出の衆議院議員,これまでは,馳浩,森喜朗,北村茂男,瓦力の4名だったのが,この選挙で奥田建,馳浩,森喜朗,田中美絵子,近藤和也,北村茂男,沓掛哲男の7人になりました。惜敗率の関係で比例区当選が出てこうなったのですが,比例区代表とはいえ石川県の人,各県でアンバランスがあります。この選挙制度,なんか理屈はありますが,どこか変です。

 さて,この選挙で生活再建の具体策がスタートします。労働者派遣法の改正や,後期高齢者医療保険制度の廃止などは早急に対処すべき課題でしょう。また,教育でいえば少人数学級へ進み,高校授業料の無償化なども早く実現していかねばなりません。
 さて,この財源を生み出すために利権を奪われる者たちの大反撃が開始されるでしょう。まさしく,生活者とともになった闘いが始まります。おそらく,県でも市でも。正念場です。

 さて,社民党は絶滅に近づくことも懸念され,存亡をかけたとりくみをわが石川県でも行いました。念願の北信越からの衆院議員復活はなりませんでしたが,市民県民の中に入り込む運動ができました。これからの地域活動の重要性をひしひしと感じているところです。全国では現員数を死守し,ふんばりました。いよいよこれからです。
 憲法改正論議がどうなるか,9条改悪は絶対阻止しなければなりません。そのときのために日常の活動,議会活動を誠実に力強く進めていきます。

 

衆議院議員選挙結果 yahoo 北信越

http://senkyo.yahoo.co.jp/hokuriku_shinetsu.html#voteresult-header

 社民党比例区の政連カーが石川県にやってきました。衆議院選挙においては,候補者に1台,北信越比例区に選挙カーの運行が認められています。
 石川県は,候補者がいませんのでこの比例区の政連カーしか拡声器を使った選挙運動ができません。ブロックで認められた台数が限られているので,石川県には期間中7日間だけ。18日,23日,29日は金沢を中心に,21日22日は加賀,24日,25日は能登を中心に政策を訴える街宣行動を行うこととしました。

 24,25日の能登行脚,内灘町から津幡町,かほく市,羽咋市,志賀町,輪島市,翌日は珠洲市,能登町,穴水町,七尾市,中能登町,羽咋市,かほく市,津幡町,金沢市と全長500kmを録音テープと肉声で社民党の政策を訴え続けました。
 街頭演説は16箇所で行いました。能登は,金沢より足を止めて聞いてくださる方が多いと感じました。自ずと,伝えなければという気持ちがこもります。

 珠洲市のショッピングセンター前で街頭演説をしていた時,聞いたいただいていた市民の男性が話しかけてきました。「おまんちゃ弱なったさかい日本がおかしなったがや。しっかりせにゃ。」と叱咤激励されました。
 自民党中心の政権がずっと続いてきました。野党第一党は社会党でした。「55年体制」,やや否定的な表現で言われた日本の戦後政治体制を表す言葉です。この市民の指摘はある意味では的を射ているかもしれません。社会党がある意味チェック機能を果たしていたのです。
 しかし,ここ10年余り,自民党と公明党の連立政権,小泉の登場,構造改革路線,野党第一党である民主党は,政権奪取のためのとりくみとして,単発的な政府追及,自民党追及では鋭さを見せましたが,国の目指すべき道,基本理念と党の立ち位置を明確に示すことがあまりできなかったような気がします。自民党の政策の根本を批判・チェックできていなかったのではないかということです。

 やはり,社民党の出番です。社会民主主義こそ古くて新しい政治理念です。これを訴えていき,ヨーロッパ諸国を一つのモデルとして日本のあり方を変えていかなければなりません。

 しかし,この選挙制度のもとで闘いは苦戦しています。第3の選択肢がある。これが最も良い選択だと訴え続けていきます。ともかくあと4日間。
 

RIMG0116-1.JPG 8月22日,今年もビア・パーティーを開催しました。80名を超える方々が参加してくださり,盛本よしひさへの激励と参加者相互の交流が進みました。

 昨年はフォーラスのビアガーデンで開催しましたが,駅の近くで便利だったことや,屋根付きで天気も心配せずに済むことなど好評でしたので,今年も駅近く屋内の旬菜ビアキッチン(セントラルホテル3F)での開催となりました。

 しかし,今年は図らずも衆議院選挙公示期間の真っただ中,社民党の総決起集会が別会場で開催されており,ガンバローの発声後急いで直行。
 約30分遅れで会場入りしましたが,もう盛り上がっておりました。到着後さっそくあいさつとスライドショーを見ながらの活動報告を行いました。
 その後,選挙区候補の奥田建さんのパートナー奥田麻理さんが登場,麻理さんは七尾高校の後輩,そして,その高校時代に担任だったT先生に再開,いろいろつながりは拡がっていくものです。

 教え子のSさんが連れてきた初参加の同じく教え子のNさん,今年帰郷し県庁職員になっていまし RIMG0111-1.JPGRIMG0111-1.JPGた。また,久々に大学時代の恩師I先生にもお会いできました。そうです,先日結婚したばかりのW夫妻も来てくださいました。
 初参加の方々も,いつものメンバーもみなさん暖かく激励やら積もる話や要望など,たくさんの話題と情報をいただきました。

 選挙真っただ中,政権交代前夜の熱気もあり賑やかに会は進行し,私も今後の政治情勢によっては県議会の構図も変わるかもしれないが,原点は子どもの未来と社会的弱者の視点,ここからの活動を地道に続けていくことを参加の皆様に約束しました。

 参加者の皆様,会の準備や運営に協力いただいたスタッフのみなさんありがとうございました。来年も「真夏のビア・パーティー」やりましょう。

メガホン街宣 朝・昼・晩

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manifesto.jpg 選挙戦2日目,各党フル回転です。わが社民党は県内に候補者をもたないため,法律により選挙カーでの運動は毎日終日行うことができません。

 しかし,今回の選挙より,肉声(メガホン隊)で語りかけながら,マニフェストなどを配布することができる,通称「メガホン街宣」ができるようになりました。
 この運動形態は社民党にとっては,きびしい中にも,案外向いていると言ってもよいかもしれません。それは,選挙カーの屋根の上で演説するときにはできない,市民の皆さんとの直接の対話ができると言うことです。

 今日は何人かの知り合いや,応援してくださる方にお会いすることができました。教え子のおじいちゃん,同僚議員の支持者,土井たか子元党首の選挙カーに父親が乗っていたという兵庫の青年,金沢と能登を訪れた熟年夫婦など,暖かい支援者に会うことができました。

 しかし,大事なことは,どこの党に投票しようかと考えている市民の皆さん,あるいはまだ選挙なんか行ったことないぞという方々にどう「絶滅危惧種」社民党をお願いするかです。やはり,地道に政策を語るほかはないのです。比例は「社民」でこの期間中市内を走り続け,北信越選挙区での1人の衆議院議員を誕生させるため,連日メガホン街宣続けていきます。

 8月18日(火)第45回衆議院議員総選挙が公示されました。我々にとっては待ちに待った選挙です。小泉構造改革で拡大の一途をたどり,貧困まで招いた格差問題,節約と借金減らしのためと始めた「小さな政府」づくりが実は庶民の生活にしわ寄せが集中した問題,これらをどうしても止めさせなければならない,そのための選挙ということができます。
 ここ10年あまりの自民党・公明党政治,経済施策はどう考えても金持ちと大企業のためだけに行われたというしかありません。また,外交や防衛はアメリカの要求に応えるだけだったといわなければなりません。

 お金は寂しがり屋だそうです。ですから,仲間の多いところへいって一緒になりたがるそうです。お金のあるところのお金が集まるのです。この世の中放っておけばこうなることは目に見えています。この放っておく政策が「新自由主義」です。文字通りです。当然格差は拡大することになります。ですから,私たちは行き過ぎた規制緩和は問題を引き起こすと言ってきたわけです。
 ルールなしの経済活動,雇用は,ルールを新たに作っていかなければなりません。どうしても政権交代が必要ですし,このことを一貫して言い続けてきた我が社民党の躍進は不可欠です。

 候補者を持たない石川の社民党は,「比例区は『社民党』」を県民の皆さんにどれだけ理解していただけるかが将来を決めます。街頭で演説をしていると手を振ってくださる方,声をかけてくださる方が増えています。しかし,この方々がみんな「社民党」に投票していただけるかどうか。ここが厳しいところです。民主党ひとり勝ちでは困るのです。
 これまで野党共闘の中で,労働者保護や弱者支援,平和施策について社民党がしっかりと主張してきてきたこの動きを,新連立政権でも同様に進めていかなければなりません。政権を取ると,権力を握ると変わってしまう人をいっぱい見てきていますから。

 本日は,午前10時から奥田建候補の出陣式に出席しました。この会で新進石川の宇野邦夫県議は「うちは家族は4人。2人は民主党,あとは社民党と国民新党に分ける。」とあいさつされました。
 選挙区は「奥田健」比例区は「社民党」を言い続けてきた私たち,1/4の比例票をいただいてもいいと自負しています。選挙とはそんなものかと思いながらも,情勢を見ればもっと社民党へと言いたいところです。

 夕方は,北信越を回る政連カーが金沢に,武蔵が辻と香林坊で街頭演説を行い,マニフェストを市民の皆さんに配布しました。あすからは,今選挙からできるようになった「メガホン隊」の活動を開始します。暑い,夏の終わりの選挙戦,死にものぐるいでがんばります。顔はもうまっ黒です。

RIMG0010_s.JPG 8月4日から6日,原水爆禁止世界大会広島大会に参加しました。衆議院選挙の真っ只中ですが,オバマ演説もあり,来年のNPT再検討会議を控えた重要な年,3日間しっかりと情勢を学習し,核廃絶・非戦・脱原発のとりくみに積極的に加わろうと参加しました。

 第1日目は,原水禁・連合・核禁会議共同による「核兵器廃絶2009平和ヒロシマ大会」が開催されました。被爆者である柳川良子さんの証言や被爆ピアノの演奏など,64年前の8月6日に思いをはせ,その悲惨さと無意味さをあらためて確認する機会となりました。しかし,この会議では「イラク」も「アフガン」も「米軍再編」も「原発・プルサーマル」も一言も触れられないのです。まず,核の廃絶からという考え方もあるのですが,やはり戦争そのものや,それに依存する経済,また,核兵器と深く関わりヒバクを生み出している原発にも切り込む集会になってほしいと願います。

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 集会に参加前の時間をつかい,まだ行っていなかった,韓国人被爆者慰霊碑と本川小学校平和記念館を見学しました。
 ヒロシマにもナガサキにも多くの被爆関連施設があります。これからも可能な限り見学し,原爆がもたらした様々な被害の実相を目と心に刻んでいきたいと思います。

 第2日目は分科会。「再処理・プルサーマル計画撤回と原子力政策の転換」分科会に参加しました。
 高速増殖炉が稼働しなければ成り立たないプルトニウム利用は,すでに計画は延ばし延ばしで現実破綻していると言ってもよい状況になっています。プルサーマル計画だけが現実に進もうとしている今,各地の市民が計画撤回のためとりくみを行っています。
 原子力情報室の西尾漠氏からの,核燃料サイクルの基礎知識とともにプルトニウム利用政策の破綻についての講演につづき,この計画の要になっている問題続きの高速増殖炉「もんじゅ」や,六ヶ所村の核燃料再処理施設の高レベル廃棄物をガラス固化するプラントの事故などの報告,すでにプルサーマルの実施に移る浜岡や伊方からの報告も行われました。

 我が石川の志賀原発でもプルサーマル計画の実施は必至です。県は,申し入れがないのでコメントできないと繰り返しています。北陸電力は必ずやってくるのですから,もし了解するつもりが無いのであれば,最低でも「申し入れがあれば慎重に対応する」と答えることができるのですが,そうではないと言うことは認めるであろうと容易に予想できます。
 北陸電力にもっと強烈なメッセージを届けなければなりません。やはり,このプルサーマルを解りやすく説明し,県民の理解を深める活動のためのことばをもたねばと思った次第です。

 

 原子力資料情報室のサイトに「核廃絶を妨害している日本政府」というページがあると紹介を受けました。http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=806

 現政権には(民主党にも),核武装すべきだと考えている人たちが少なからずいます。広島や長崎の原爆の日には核廃絶をしなければならないと言いながら,アメリカの核の傘は必要だと言い続けているという矛盾をなくすには,アメリカも含め保有国の核軍縮・廃絶を求めるしかないのです。
 中国や北朝鮮の脅威を強調し,勇ましい方向に政策を進めるほど脅威は増すことになります。北東アジアの緊張を高めても何の国益もありません。そして,テロを呼び込むことにもつながると思います。

 さて,衆議院選挙まであとわずか,政権交代実現は当然やらなければなりませんが,民主党ひとり勝ちでは,この安全保障問題も危うい方向に行かないとも限りません。
 社民党の躍進がどうしても必要です。がんばろう! 

 8月1日,石川県,七尾市などが主催する環境国際シンポジウムが七尾市の中島町「能登演劇堂」で開催されました。RIMG0001_s.JPG

以下のようなプログラムで議論が展開されました。

スペシャル・トーク・セッション
 ◆子どもたちに残していきたい自然環境について語る
  川口 順子 氏(参議院議員、APFED議長、元環境大臣、元外務大臣)
  若村 麻由美 氏(女優)
  あん・まくどなるど 氏(国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット所長

パネルディスカッション
 ◆「地域コミュニティと生物多様性~日本の里山里海を例に」
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■ バックの扉を開けると生の里山の景色が

   エミル・サリム 氏(インドネシア大統領特別公使)
   渡邉 綱男 氏(環境省大臣官房審議官)
   大野 長一郎 氏(大野製炭工場代表)
   岡田 和樹 氏(ハチの干潟調査隊代表)
   中 乃波木 氏(写真家)
   中村 浩二 氏(金沢大学教授)
   あん・まくどなるど 氏
   コーディネーター:進士 五十八 氏(東京農業大学教授・前学長)

 石川県は能登の地域振興・観光そして環境保護の観点で「里山SATOYAMA・里海SATOUMI」を焦点化し,その重要性を訴えています。このシンポジウムは,2010年名古屋で開催される生物多様性条約締結国会議COP10とも連携させながら,生物多様性確保に向けたとりくみを積極的にになっていこうという意思を示したものです。

 東京出身で子ども時代長野県への山村留学を経験した若村真由美さんのヒマラヤのトレッキング,富士山のごみ拾い隊長などの活動や,瀬戸内海のハチの干潟の自然を守る活動を展開する22歳の青年岡田和樹さん,また,珠洲市で炭焼きを行いながら自然保護と地域活性化に力を注いでいる大野長一郎さんなどのお話,発表には大いに興味がわきました。そして,このような市民・地域からの活動(あん・まくどなるどさんは「comunity based activity」と言われたと思います)を積極的に支援・発展させていく,このことが行政に求められているのだと感じました。

 この会では,久しぶりに教え子のT君と会うことができました。中学時代理科好き天文好き少年だったT君,このような環境会議に自ら応募し参加するとは,敬意を表します。このような再開,出会いもまた元気を与えてくれます。ともにがんばろう。

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■ T君がまじめに勉強する私を撮ってくれました

 イスラエルとパレスチナの紛争によって家族を失った両国の子どもたちを日本に招き,ホームス・テイや交流事業によって未来の平和を築いていこうというとりくみ「中東和平プロジェクトin金沢」が開催されました。主催は世界連邦宣言自治体全国協議会で,今年は金沢での開催,全国5番目です。

 日本イスラエル親善協会の顧問に就いている関係で,7月31日に開かれたこのプロジェクトの歓迎会に参加をしました。
 パレスチナから子どもたちとともに来日した引率者の言葉は重たいものでした。
 紛争によって家も家族もなくしたこの青年は,それでも悲しみを乗り越え,殺し合いを繰り返すのではなく相互理解への道を進まなければならないと訴えたのです。

 このパレスチナ問題は2000年以上も前に歴史を遡らなければなりませんが,今なお解決の道ははっきりしていません。最近でもイスラエルのガザ地区攻撃,自爆テロなどにより多くの市民が被害者となっています。憎しみの連鎖が続いている状態です。
 このような情勢でありながら,いま両方の国から12人の子どもたちが参加し,対面している,そして,同じ家で生活しようとしている,このことが大きな驚きです。そして,このようなとりくみは他の国で可能かといえば否と言うことになるでしょう。
 戦争を放棄し,これを憲法に謳い,60年以上もの間,戦争による加害者も被害者も出していない国=日本だからこそできるのだと言わなければならないと思います。憲法9条の理念の重要な点はここにあります。戦争はすべきではないが,自国を守るために戦う(武力・暴力によって)ことは正しいという出発点からでは本当の平和を確立できないと思います。

 世界の各地で起こっている民族・宗教紛争は軍事力を持った大国が介入することによって解決を図るのではなく,日本のような平和国家の調停によって和平への道を切り拓いていくしかないのではないかとの思いを強くしたこの日でした。