6月定例会開会/携帯所持禁止条例に疑問

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 本日6月15日,石川県議会6月定例会が開会しました。今議会は,国の補正予算をうけての県補正予算案等についての論戦が行われることとなります。しかし,ひとつ気になる動きが進行しています。

 自民・新進・公明の会派議員の提案による子ども総合条例改正案が提出されることになる見込みです。すでに新聞等で内容が報じられていますが,保護者は小中学生に携帯電話を所持させないよう努力しなければならないという規定です。

 子どもの携帯電話使用についてはインターネットに関わり問題点もあり,犯罪につながる事例も起こっています。現在は法律もつくられ,フィルタリングなどによる対策がとられています。しかし,このことを所持禁止という方法によってなかば強引に解決を図ろうとすることには違和感というか,それをこえて危険なものを感じます。

 現状,携帯電話なしの生活は考えられなくなっています。個人的には,通話は固定電話と公衆電話だけでやってほしいと思いますし,メールは便利ですがパソコンでいいのではないかとも思います。しかし,インターネットを携帯でできることは便利であり重要なツールとして活用できて良かったと感じています。
 道具の使い方は,使わない選択も含め人それぞれであり,強制されるべきものではないと思います。今回の子どもの携帯電話使用についても,問題点があるとしても,条例で規制することはなじまず,保護者・地域の議論ととりくみにより問題解決を図ることが有効であるし,教育的でもあると思います。家庭教育への安易な政治介入はすべきではありません。

 この件に関しては,知事提出議案も提案されています。これは,フィルタリングを保護者が解除する場合の条件を厳格化する改正案です。こどもを有害情報から守るという点においてはこの改正案は妥当だと思います。

 問題が生じたとき,禁止しているのに親が持たせるからそんなことが起こったのだという,親批判や家庭批判に終わってしまい,解決へのとりくみをそこでストップさせてしまう懸念もあります。情報リテラシー教育を充実させること,親と子が十分話し合いルールを決めていくことこそが重要です。また,有害サイトの開設や犯罪行為が起こらないような監視とチェックこそが行政として力を入れるべきことです。

 今回の提案は,唐突で乱暴であり,丁寧に問題解決を図っていこうとする姿勢は見えず,「我々こそが子どもを携帯の危険から守っているのだ」とアピールするための議員提案条例のように見えるのです。
 私(我々の会派)は反対の立場でのぞみます。

 

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2009.3.27countup