2009年6月アーカイブ

携帯規制条例 その②

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 6月定例会も29日に閉会を迎えました。最終日の討論に立ちました。先日書いた携帯の所持そのものを規制する議員提案の条例に無理があるので廃案にすべきだとの主張を行いました。
 しかし,議会は最終的には数の力,可決承認され条例が成立しました。施行は来年1月です。

 全国初の内容を持つ条例ができたので,全国的に話題となりテレビ等でも放送されたようです。この様子を見ていた何人かの皆さんから連絡がありました。その中に我が娘からのメールも,テレビで議会の様子が出ていて携帯禁止の条例が通ったんだって,というもの。私が反対討論をしたというと,「反対してたんだー」との返事。
 それはもっとも,私は子どもたちが高校3年生になるまで携帯を禁止していたのですから,意外だったのでしょう。

 もちろん私の反対討論の趣旨は,親子の相談の結論を尊重するべきで行政が条例によって立ち入っても何の解決にもつながらないという主張ですから矛盾はないのです。最近親になった娘もその辺は理解できるでしょう。

 テレビというのは,ほんの一部を切り取って見せるものですからこんなことが起きます。私は,携帯を小中学生に持たせるべきだと主張しているのではないのですが,そのように受け取っている人もいるようです。しかし,もし今,わが子が中学生で,使いたいと言ったら,話し合いは難航するかもしれません。

 6月30日,北陸中日新聞がごく良識的な社説を掲載しました。

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 議会定例会閉会を間近にひかえた6月25日,清風連帯会派で近江町いちば館の視察を行いました。

RIMG0028_s.jpg 武蔵ヶ辻第4地区市街地再開発事業としてとりくまれたこの地区は,金沢市民の台所として親しまれてきた近江町市場を核とした場所です。4月16日にオープンしたいちば館の現状,また,ここに至るとりくみについて再開発組合でうかがいました。

 かつての再開発ビルと言えば,規定いっぱいいっぱいに階を積み重ねるようなものが普通であったということですが,このいちば館は身の丈にあったものししようという基本に立って行われたといいます。そして,その方法と結果については全国的に高い評価を受けました。0.9haの地区面積,総事業費は56.6億円(国・県・市・組合うち県は9億円の補助額)です。近江町全体の面積はその約2倍,1.9haで店舗数は170です。

 改装後の部分とこれまでの市場部分が一体感を持って違和感なくつながっています。そしてまた,地下道を通じて名鉄エムザ百貨店と結ばれ,この春は,相乗効果を発揮して賑わいが増したというお話でした。しかし,整備計画策定は多くの理解がなければできません。再開発準備会の発足が1982年,調査検RIMG0038_s.jpg討が続けられ,2002年に都市計画決定,2005年事業計画が認可,2007年に工事着手,2009年グランドオープンとなったものです。

 金沢駅周辺の賑わいが武蔵が辻と連動して,これからの市街地の活性化へとつながり,金沢市の魅力がさらに高まっていくことを期待したいと思います。そして,近江町いちば館には市の交流プラザも設けられており市民の活動の場ともなります。市場は最近観光化しすぎているとの声も聞かれます。市民の台所としての再生は,最近の体験・本物志向の観光にも合致したものになると思います。

 

再開発事業パンフレットp10
事業の経緯②

 6月19日衆議院で「海賊対処法」が再可決されました。またしても衆議院の与党2/3を使った暴挙と言わなければなりません。強く抗議します。

 この何の意味も持たない数だけを根拠にした決定を,全く躊躇することなく行う今の与党自公には憤りを通り越して狂気を感じるのです。政権末期の状況は続いているのですが,そんな中,安倍首相の下で教育基本法が改定され,憲法改定のための国民投票法ができあがり,そして今,武器使用ができる自衛隊のフリーな海外進出と活動に踏み出す海賊対処法が成立したわけです。

 もう現実的には日本は戦争できる国になってしまいました。あとは,「自衛軍」=日本軍という名前を堂々とつけて,世界中で武器を使って破壊と殺戮ができるようにすることが,自民党(公明党?,民主党も?)の目標と言うことになります。武力・暴力によって問題解決を図ろうとすることは,個人レベルであれ国レベルであれ,私は絶対反対です。この動きを止めよう,そして自衛隊を戻ってこさせよう,19日夕方,香林坊のアトリオ前で石川県平和運動センターの皆さんとともに市民に訴えました。

 「海賊」とは何でしょうか,海あるところ海賊ありと言われています。現代の海賊は,どう考えても根っからの悪党とは思えません。強烈な市場原理主義,競争と弱肉強食の政治と経済による飢餓と貧困がうみだしたものです。植民地から独立国へ,内戦から無政府状態に,国民(難民)への有効な支援ができないどころか,ソマリア周辺の海域でのヨーロッパ・アジア諸国の無秩序な漁業・乱獲,そして放射性廃棄物・化学物質の投棄,どっちが海賊なのだというソマリアの海賊の主張も一理はあるのです。

 海賊が人質を殺した例は無いと言います。軍隊が過剰な対処として海賊への武力行使を行うことが,今までにはない民間人や軍人の死者を出すことにつながる懸念は十分にあります。犯罪行為は警察が対応するのです。マラッカ海峡でノウハウも実績もある日本の海上保安庁がしっかり対応することこそ解決への最善の策です。勇ましいだけで物事は解決しないのです。

 まずは,政権交代,そして憲法改悪をどうしても止めなければなりません。
 先日の世論調査,日本国民が望んでいるのは,強い経済大国ではなく,平和な福祉国家。当然の結果だと思います。

 本日6月15日,石川県議会6月定例会が開会しました。今議会は,国の補正予算をうけての県補正予算案等についての論戦が行われることとなります。しかし,ひとつ気になる動きが進行しています。

 自民・新進・公明の会派議員の提案による子ども総合条例改正案が提出されることになる見込みです。すでに新聞等で内容が報じられていますが,保護者は小中学生に携帯電話を所持させないよう努力しなければならないという規定です。

 子どもの携帯電話使用についてはインターネットに関わり問題点もあり,犯罪につながる事例も起こっています。現在は法律もつくられ,フィルタリングなどによる対策がとられています。しかし,このことを所持禁止という方法によってなかば強引に解決を図ろうとすることには違和感というか,それをこえて危険なものを感じます。

 現状,携帯電話なしの生活は考えられなくなっています。個人的には,通話は固定電話と公衆電話だけでやってほしいと思いますし,メールは便利ですがパソコンでいいのではないかとも思います。しかし,インターネットを携帯でできることは便利であり重要なツールとして活用できて良かったと感じています。
 道具の使い方は,使わない選択も含め人それぞれであり,強制されるべきものではないと思います。今回の子どもの携帯電話使用についても,問題点があるとしても,条例で規制することはなじまず,保護者・地域の議論ととりくみにより問題解決を図ることが有効であるし,教育的でもあると思います。家庭教育への安易な政治介入はすべきではありません。

 この件に関しては,知事提出議案も提案されています。これは,フィルタリングを保護者が解除する場合の条件を厳格化する改正案です。こどもを有害情報から守るという点においてはこの改正案は妥当だと思います。

 問題が生じたとき,禁止しているのに親が持たせるからそんなことが起こったのだという,親批判や家庭批判に終わってしまい,解決へのとりくみをそこでストップさせてしまう懸念もあります。情報リテラシー教育を充実させること,親と子が十分話し合いルールを決めていくことこそが重要です。また,有害サイトの開設や犯罪行為が起こらないような監視とチェックこそが行政として力を入れるべきことです。

 今回の提案は,唐突で乱暴であり,丁寧に問題解決を図っていこうとする姿勢は見えず,「我々こそが子どもを携帯の危険から守っているのだ」とアピールするための議員提案条例のように見えるのです。
 私(我々の会派)は反対の立場でのぞみます。

 

090613_101500.jpg 6月13日教育会館で,社民党 「瑞穂と一緒に国会へ行こう会」主催の介護保険に関する学習会が開催されました。
 講師は,金沢大学地域創造学類の横山壽一さん,介護保険制度の現状と問題点(致命的欠陥や改革の方向性)について講義していただきました。

 介護保険制度が施行されて10年,介護の社会化や負担の軽減,生活の質,介護職員の働きがいなど多くの問題点が噴出しています。介護は医療と並んで社会保障の綻び(ほころび)の代表例だと横山先生は言います。
 制度の大幅な見直しは避けられません。問題点の抜本的改革は様々なハードルを抱えているが,介護保険のあり方に照らして改革案を示していただきました。

 日本の社会保障,医療・介護・年金・子育て支援・障害者施策,これらすべてにほころびが生じています。小泉構造改革で「小さな政府」というフレーズでその予算を削り続けてきたのですから当然といえます。すべての課題に原点に立ち返って変革をしなければなりません。
 まずは,政権交代。連帯の社会を再生しなければ・・・まさしく社会民主主義の出番です。

横山先生の講義のながれ ********************************

1.介護保険の制度的特徴と致命的欠陥
 1)社会保障としての基本の変容
 2)幾重にも張り巡らされた利用制限
 3)サービス提供の実質的な制限
 4)低率の利用料による利用の自己抑制
 5)事業者の質の低下

2.制度の具体的問題点と改革の方向
 1)要介護認定
  自治体の責任で,訪問調査による判断と判定,コンピュータ判定は廃止
 2)制度の利用
  年齢制限の撤廃,特定疾病による制限撤廃,上限撤廃,利用料撤廃か応能負担化
 3)保険料・利用料と費用負担
  国庫負担の引き上げ,按分方式の廃止,減免制度の拡充,年金天引きの廃止
 4)サービス提供基盤
  バランスのとれた施設と在宅の整備,参酌標準の撤廃,療養型廃止の凍結
 5)事業者の指定
  事前チェック,行政監査強化,第三者評価義務化,非営利原則
 6)人員基準と人員確保
  実質3:1確保基準へ,常勤換算方式の廃止,専門職化と処遇改善
 7)介護報酬
  基本報酬の引き上げ,透明性・公平性の確保
 8)被保険者
  障害者自立支援制度との統合慎重に

改革の実現と財源
  企業負担,所得税の累進制,歳出見直し

韓国禮山郡金沢訪問団来る

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 6月5日から8日の日程で,韓国禮山郡の訪問団が金沢を訪れました。
 禮山郡は韓国忠清南道にあり,韓国独立の英雄 尹奉吉(ユンボンギル)の生地です。尹奉吉が処刑され暗葬された跡地(野田山)を保存管理している縁で交流が続いています。4月末には私たち訪問団が禮山郡を訪問し,尹奉吉の祭亨と文化祭典への参加と交流を行ってきたところです。

 今回の訪問団は,市祭が行われている日程に合わせて来県しました。尹奉吉が設立した農村運動団体「月進会」の会員,禮山郡の議員・行政関係,音楽芸術団体関係者総勢19名の参加者です。

 5日は,小松空港に到着し昼食後すぐに野田山尹奉吉暗葬の跡に向かい,日本からの参加者10名あまりとともに,翫(いとう)住職の読経のもと追悼法要を行いました。その後,同じく野田山にある殉国記念碑の視察も行いました。
 尹奉吉の遺骨発掘を行い,韓国諸団体と連携をとりながら,暗葬の跡地の保存と尹奉吉の顕彰に人生をかける在日の朴仁祚(パクインジョ)さんは今回も法要の準備に忙しく働いておられました。献花台や線香ろうそく立て,国旗や横断幕,座席や座布団,韓国のお経のテープやマイク・スピーカーなどこれまで自作も含めそろえてきたグッズを設置していきます。これまでも手伝いをしてきているのですが,その段取りを覚えて引き継ぐように頼まれています。しかし,朴さんの生きがいを奪えませんので,手伝いを続けたいと思っています。この暗葬の跡地は昨年度末,月進会日本支部が金沢市より永代使用の許可を得ました。この地を今後も大切に保存を行っていくことが,われわれ日本人の責任であると思います。

 法要の最後に,尹奉吉義士共の会会長の田村光彰さん,4月に新しく韓国月進会の会長に就任された李佑宰(イ・ウジェ)さん,前会長の尹圭相(ユン・ギュサン)さんのご挨拶と,朴さんの説明があり,参加者全員で,尹奉吉義士の冥福を祈るとともに,今後の北東アジアの平和に向けて互いの努力を誓い合いました。

09reisan_s.jpg その後,市役所に山出市長を表敬訪問しました。山出市長からは不幸な歴史を乗り越え未来に向けた友好関係を続けていきたい旨の挨拶がありました。李会長は「昔のことは忘れました」と述べられましたが,そんなことはあるはずがありません。今後の新しい友好関係構築の方向を強調されての言葉と受け止め,私たち日本人は歴史の事実を忘れることなく,過ちを繰り返さない決意をもっていかねばなりません。

 5日は,市と尹奉吉義士共の会共催の夕食歓迎宴が開催されました。

 6日には,東原町の中山間地農業振興による地域おこしの視察を行い,午後からは百万石行列を観覧しました。

 7日は,金沢市の戸室リサイクルプラザで環境廃棄物処理について,荒山町での子育て農業応援団の活動,金沢市農業センターを視察しました。農業地域である禮山郡のみなさん,さすがに農業問題にはプロの視点で質問や意見を述べておられました。
 夕食は,昨年同様料理持ち寄りのもてなし交流会となりました。30数名の参加により,余興や歌も飛び出し,会は盛り上がり,これからのかたい友情と活発な交流を参加者全員で確認しあいました。

2009年5月活動日誌

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2009年5月
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 1日 ■ 韓国平和交流研修:韓国禮山郡,慶州,ソウル(4月27日~)
      ■ 県教組金沢支部執行委員会

 3日 ■ 憲法記念日社民党街頭演説:武蔵が辻
      ■ 憲法を守る会「憲法集会」:金沢市役所前広場
      ■ 九条の会いしかわネット「平和憲法施行62周年県民集会」:文教会館

 4日 ■ 徳川美術館,名古屋ボストン美術館視察:名古屋市

 7日 ■ 清風・連帯議員団会議:議会
      ■ 社民党イベント委員会:党県連
      ■ 県教組金沢支部委員会:教育会館

 8日 ■ 県教組金沢支部女性部委員会:教育会館

 9日 ■ 北日本琴古流尺八演奏会音合わせ:富山市

10日 ■ 利家と松金沢城リレーマラソン参加:金沢城公園内コース

11日 ■ 社民党金沢街頭宣伝「社民党の声」NO.47:鳴和,神谷内
      ■ 社民党県連常任幹事会:党県連
      ■ 社民党金沢機関紙拡大委員会:党県連

13日 ■ 辰巳ダムについて,市民研究者と建設事務所長より説明受ける:ダム建設事務所
      ■ 市政連議員と語ろう会:夕日寺小学校

14日 ■ 人間ドック:県立中央病院
      ■ 市政連議員と語ろう会:十一屋小学校

15日 ■ 清風・連帯会派議員団会議:議会
      ■ 教育総研合同部会:教育会館

16日 ■ 李光壽サムルノリ金沢公演実行委員会:くるま座
      ■ 金沢大学竹糸会新入生歓迎コンパ:やまむろ旅館

17日 ■ 地域支援センターポレポレ定期総会:松ヶ枝福祉館

18日~20日 ■ 清風・連帯会派視察:九州 熊本,鹿児島
        ハンセン病療養所「菊池恵楓園」,熊本城,阿蘇山,
                            鹿児島水族館,知覧特攻平和会館

21日 ■ 連合官公労連絡会より一時金凍結について要請受ける:議会
      ■ 石政連連絡協議会:教育会館
      ■ 教育公務員弘済会理事会:教育会館
      ■ 県教組金沢支部委員会:教育会館
      ■ 2009年原水禁石川県民会議:フレンドパーク

22日 ■ 地公労三者一時金凍結人勧抗議集会:地場産業センター デモ行進:県庁周辺

23日 ■ 北日本琴古流尺八演奏会リハーサル:富山能楽堂

24日 ■ 第41回北日本琴古流尺八連盟演奏会:富山能楽堂

25日 ■ 総務企画委員会:議会
      ■ 県教組金沢支部事務職員部定期大会:教育会館
      ■ 市政連議員と語ろう会:中央小学校芳斉分校
      ■ 教育総研部会:教育会館

26日 ■ 共済組合年金について森市議と説明受ける:公立学校共済組合
      ■ ユンボンギル共の会:教育会館

27日 ■ 社民党金沢街頭宣伝「社民党の声」NO.49:兼六園下,田井町

28日 ■ 教育総研部会,県教委から教育予算説明と質疑:議会

29日 ■ 清風・連帯議員団会議:議会
      ■ 臨時県議会
      ■ 労副協通常総会:フレンドパーク
      ■ 共済組合年金について組合員より要望受ける:厚生年金会館
      ■ 県教組金沢支部定期大会:厚生年金会館
      ■ 参議院議員なたにや正義と語る会:海遊亭

30日 ■ 県教組河北支部定期大会:津幡町シグナス
      ■ 退職女性教職員協議会金沢支部総会:教育会館
     ■ 奥田建街頭宣伝行動:市内南部

31日 ■ 日本勤労協全国総会:山代温泉ゆのくに天翔