2009年5月アーカイブ

ピアノにはかないませんが

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nextage.jpg 昨日(5月27日)の朝日新聞にちょっと面白い記事があったので紹介します。

 習っている楽器,これから習いたい楽器を尋ねたアンケートです。男女別,年代別(50歳以上と未満)でその結果を載せています。

 この記事でネクストエージと呼んでいる50歳以上の男性のあげた楽器に,なんと「尺八」が4位でランクインしているではありませんか。しかもフルートをぬいています。
 男は基本的(生物学的)にはかっこつけですので,ピアノやギターが上位に来ているのはなるほどと思います。私も1曲ぐらいはピアノで弾ける曲があったらいいなと常々思っています。しかし,その次のハーモニカや尺八はどんな理由なのでしょうか。音色に魅力を感じるのか,あるいはこれもかっこいいと思っているのか,詳細はわかりませんが,尺八をやっている者としてはうれしい結果です。

 日本人への質問ですので当然と言えば当然ですが,50歳以上女性でも和楽器の三味線が3位に,琴は5位にランクインしていますし,50歳未満の女性でも琴が入っています。
 和楽器はブームとまではいかないまでも,興味と関心,魅力を感じる人が増えてきているのかもしれません。

 私が指導している金沢大学の邦楽サークル「竹糸会」には近年では最高の人数の新入生が加入してきたようです。尺八の希望者の男子学生が6人が新しく尺八を始めます。10代,20代の若者にも邦楽の「かっこよさ」と魅力をより深く感じてもらいたいと思います。稽古が楽しみです。

総務企画委員会 2時間半

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 25日の総務企画委員会,今回議件が多く,10時開会の会議は議論白熱し,終了は12時30分になりました。

 今回問題となったのは,県費負担職員の期末勤勉手当(ボーナス)の削減についてです。去る5月1日人事院が国家公務員の期末勤勉手当の0.2月分凍結を勧告しました。石川県人事委員会は,これに準じて県職員の手当凍結を行う条例改正を行うよう勧告しました。
 今回の委員会では,5月29日の臨時県議会で,凍結のための条例改正案を提案するという報告がありました。民間も厳しいのだから,公務員も我慢するのは当然というムードを根拠とするこのやり方には疑問があります。

 そもそも,公務員には団体交渉権もなど労働基本権がないので人事院や人事委員会勧告制度があるわけです。ボーナスについては過去1年間の民間企業のボーナスを調査して,秋に勧告し,必要であれば12月に条例改正を行うというルールになっていました。しかし,自民党は2月,与党としては4月,民間のボーナス支給額が相当減額となりそうだから,公務員も6月ボーナスを削るべきだと,人事院に圧力をかけ,特別調査が行われることになりました。人事委員の調査は,5月1日時点では,まだ夏季一時金の額が妥結していない企業の従業員が80%残っているなか,調査結果を出し,勧告を行いました。
 そのような特別な調査を行うというのであれば,きちんと労使合意が最低の条件です。しかし今回は一方的です。結局のところ,このような杜撰な調査と無理矢理の勧告は,自民党公明党の政治的意図を持っての人事院への圧力の結果と言わねばなりません。

 さて,この減額による県内消費への影響についても質問したのですが,答弁はなく,民間のボーナスの昨年からの減額があることばかりが強調されました。
 かたや定額給付金などの消費刺激策をとりながら,もう一方では公務員の賃金削減,そして,この削減はまだ妥結していない民間のボーナスにはマイナスに働くでしょうし,そうなればこれがまた秋の公務員賃金の勧告に響きます。まさしくマイナススパイラル,低いところに合わせるというやりかたが続きます。景気がますます冷え込む懸念は増すばかりです。

 与党は,公務員をいじめることが正義であって,自らの支持率上昇につながるという戦略を持っているようです。しかし,結局は働く人たちすべてを厳しい状況に追い込むことになることに,私たちは気づかなければなりません。人件費が減って喜ぶのは誰なのかということです。

41回北日本琴古流尺八演奏会

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 5月24日,北日本琴古流尺八連盟の第41回演奏会が富山市の富山能楽堂で開催されました。私も1979年以来31年連続で出演してきました。今年の演奏曲は全部で33曲,41回の演奏会の中で最多の曲数となりました。

 邦楽古典曲ばかりの演奏を朝の9時30分から夕方の5時過ぎまで延々と続けるという,ある意味観客無視の演奏会スタイルを続けてきたのですが,聞きに来られるお客様もそれは心得たもので,心地よい曲ではゆったりと眠りに入ったり,ロビーで飲み物とりながらモニターで鑑賞したり,お目当ての曲だけワンポイントで聴いたりと,自由な鑑賞方法となっています。そして,演奏者は互いの演奏を厳しくチェックし,技術向上・研鑽の場となっています。

 尺八演奏者は年齢的に二極化しています。熟年組と学生組です。今年も金沢大学と富山大学の邦楽サークルから9人の参加がありました。なんといっても脳の若さが上達につながります。私が指導する金沢大学の竹糸会のメンバーも他県の皆様から絶賛され,嬉しい思いをしました。しかし,まだまだ音程などの正確さの追求が必要な学生もいます。一緒にがんばりたいと思います。

 残念なのは,卒業してからも尺八を続けていくことを期待するのですが,多忙な仕事と一緒に続ける仲間がいないことで楽器から遠ざかってしまう者が多いことです。

 このストレス社会,忙しくても時間を少しとって落ち着いて音楽に浸ればリフレッシュできるのです。その点邦楽はうってつけです。三曲合奏(尺八,筝,三味線)の深い魅力もあり,合奏は心に潤いを与えます。邦楽愛好者が増えるよう仲間作りもひき続き行っていきたいと思います。しかし熟年組は元気です。そして研究熱心です。私もまだ20年はやれそうです。

 ことし久々に参加された飛騨高山の皆さん,学生のがんばりに感激して来年は高山でやりましょうということになりました。金沢は再来年ということになります。選挙の年だー。

 尺八演奏会を支えてくださった糸方の先生方,何曲も演奏していただくというご無理をしていただいて感謝に耐えません。これからもよろしくお願いいたします。

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今年の演奏曲「若菜」

箏:今井幹子先生 三絃:林淳子先生 尺八:盛本芳久

人権・平和・環境/九州視察報告

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 5月18日~20日,清風・連帯会派視察は九州,熊本と鹿児島を訪れた。今回は人権・平和・環境をテーマとし,以下の視察研修を行いました。

18日 熊本  国立ハンセン病療養施設「菊池恵楓園」 http://www.hosp.go.jp/~keifuen/
             ハンセン病患者差別の歴史,基本法施行と現状

         熊本城 http://www.manyou-kumamoto.jp/castle/
             市民の寄付が大きな力となり本丸御殿復元

19日      阿蘇くじゅう国立公園 http://www.env.go.jp/park/aso/
             阿蘇山周辺の観光・環境・ツーリズム

    鹿児島 九州新幹線 2011年開業を前に

         鹿児島水族館 http://www.ioworld.jp/
             のとじま水族館2010年夏リニューアルを前に,ジンベイザメ鹿児島方式など

20日      知覧特攻平和会館 http://www.city.minamikyushu.lg.jp/cgi-bin/hpViewContent.cgi?pID=20070920195935&pLang=ja 

             戦争と死の美化をすることなく,歴史の事実を知るために

各視察地で

■ハンセン病療養施設 国立療養所「菊池恵楓園」熊本県合志市

 昨年「ハンセン病問題基本法」が成立し,今年4月に施行となりました。国の誤った政策によって元患者たちに大きな被害をもたらしたことが明記されています。そして元患者の名誉回復,社会復帰の義務付け,療養施設を地域に開放し交流を進めることも盛り込んでいます。しかし,このとりくみがあまり進んでいないという報道もあり,その実情を知ろうとの目的で視察することにしました。

 自治会福祉委員の稲葉さんからお話を伺い施設を案内していただきました。

 1996年の「らい予防法」廃止まで100年以上にわたる強制隔離政策が続きました。この間の国の責任を問うハンセン病国家賠償訴訟が起こされ,2001年熊本地裁は厚生省と国会の責任を明確に認める判決を行いました。その後,国は控訴しないことを決め謝罪と人権回復のとりくみを行っていくこととなります。

 60haの敷地には,何でもあるように見えました。食品や日用品を売る商店,理容店,病院,畑,宗教施設,自転車も自動車も走っています。しかし,外界との接触をする自由はありませんでした。その歴史を物語る施設がまだ残されています。いや,差別はまだなくなっていないから,残しておかねばならないものもあるのです。

 療養所長には懲戒検束権(司法権・警察権)が与えられ,監禁室が設置されていました。退所も外出も許されないこの施設から脱走しようとしたり,園の規則に従わなかったなどの理由で恣意的な運用で監禁されるという人権侵害が行われていました。他にも所内での結婚の条件としての断種や人工妊娠中絶なども行われていました。感染力が弱く,特効薬ができてからも隔離政策がつづけられたことの間違いをあらためて確認しなければなりません。

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 高さが2mを超えるコンクリートの壁の一部が残されています。脱走を防ぐため,施設の全周を囲っていました。施設内には火葬場もありました。死んでもふるさとに帰ることのできない約1/3の遺骨は納骨堂に収められています。名前は家族への差別を恐れ使わざるを得なかった偽名と本名が二つ書かれたものもあります。
 施設内には,各宗派の仏壇・祭壇が横一列に並び,入所者の信仰にあわせて礼拝・参拝ができる会館があります。おまいりもこの施設内でしかできなかったのです。

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 この塔の上には「希望の鐘」があります。厳しい偏見もある中,この施設から社会に出て行く人がいました。患者の子どもが所内の学校を卒業し,就職する場合や,プロミンという薬により完治した人の退所などです。このときには,この鐘が鳴らされたといいます。しかし,あまりにも長い年月がかかったといわなければなりません。この菊池恵楓園を含め全国15の療養施設には,いまもふるさとに帰ることのない高齢の元患者が2,900人も入所しています。

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 地域への開放により,小中学生の人権学習などでの見学があると聞きました。各種行事も地域住民参加で行われています。しかし,2003年黒川温泉ホテルの宿泊拒否事件と,謝罪をめぐり新たな差別の手紙が届くなど,入所者の心を深く傷つける人権侵害がありました。偏見はなくなったとはいえません。多くの人たちがこれらの施設を訪れ,交流が広がるようしなければなりません。石川県も国内2箇所の療養所に7名の入所者がいます。里帰り事業なども実施していますが,差別解消に向けた広報や啓発をさらにとりくむ必要があると感じました。

koramu_s.jpg北陸中日新聞


熊本城

 復元が進む熊本城,2008年3月には本丸御殿が完成しました。城を愛する県民をはじめとする一般市民から10億円を超える寄付を受け,総工費54億円の事業が完了しました。
 石川県金沢城も,目下河北門の復元工事中,寄付も募っていますがまだまだ。大きな予算をつぎ込む事業だけに,市民の理解が必要です。そして,観光客だけでなく市民が日常的に訪れることのできる公園機能も充実させることも必要です。しかし,金沢城に関しては,学都としてのまちづくりと学生による市街地活性化を考えても金沢大学のこの地からの移転はやっぱり惜しかったと思っているのは私だけでしょうか。

 

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 本丸御殿を中心にボランティアガイドに案内をお願いしました。全国の観光地で進められているボランティアによる説明,親しみのある話し振りで楽しく学習させていただきました。金沢の「まいどさん」の案内も一度聞いてみなくては。

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阿蘇山

 自然を生かした観光,エコ・ツーリズムはここ阿蘇山とカルデラでどのように進められているのか,興味を持って視察しました。博物館での活動の科学的説明,火口のライブ映像などをこれも研修を積んだインタープリターに案内していただきました。

 NPO法人の阿蘇ミュージアム(AMUS)は阿蘇インタープリター養成講座を開講し,全84単位を取得した受講者はインタープリターとして認定され,阿蘇の自然文化の教育普及や火山防災のマネージメントとなど総合的環境教育の活動に携わっています。

 火口の見学は,風向きが悪く,火山ガスの危険から規制がしかれ,ロープウェイに乗って終着まで行ったがそのまま引き返すことになってしまいました。

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 時間ができたので,博物館から見える烏帽子だけに登ってみようということになりました。沢田さんと私だけですが。標高差約200mの登山です。革靴で30分で山頂につくことができました。健脚50代!山頂からは,草千里や周囲のカルデラ,遠くには雲仙普賢岳など最高の眺望でした。途中に咲くミヤマキリシマの群生も見事でした。
 自然が保たれていることや高山植物の豊富さをいえば,わが石川の白山もすばらしい山,自然との共生の象徴として大事にしていきたいと思います。今年は登ります。

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九州新幹線

 建設が急ピッチで進む九州新幹線,新八代-博多間が繋がって,2011年完全開業予定になっています。デザインの新しい座席,車内も快適な空間になっていました。現在は在来線の特急リレーツバメと新八代でスムーズに接続になっています。2014年金沢まで開業予定の北陸新幹線,金沢以西についてはこの方式での繋ぎ方は検討されていることでしょうが,採用すべきでしょう。

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 新幹線は並行在来線が大きな課題,通勤通学の足としての現状運賃での維持は必要です。鉄道利用者を増やさなければなりません。JR九州の「SL人吉」は魅力的なとりくみです。

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鹿児島水族館

 ジンベイザメのいる水族館は全国で4箇所,飼育が難しく,死なせてしまった例もいくつかあります。この鹿児島水族館は,網にかかった小さなジンベイザメを飼育し,水槽の大きさから見て限界まで大きくなったら海に返すという方法をとっています。石川県の能登島水族館でも来年7月オープンの水槽にジンベイザメを入れる予定です。鹿児島水族館の館長は,能登島水族館の立ち上げに関わって副館長を務めた方です。この「鹿児島方式」の飼育法について伺いました。

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 水槽のジンベイザメは,ストレスによって腸内細菌が異変を起こし,えさは食べるが排泄ができなくなり死んでしまう例が多かったようです。また,水槽の縁に体がぶつかり,傷ついたり腫瘍がでできることもあるようです。ジンベイザメを飼うには,四六時中ジンベイザメのことばかり考えている専門の飼育員が2人は必要だという館長の言葉から,飼育の難しさが伝わってきます。のとじま水族館にも十分な研究を期待したいと思います。

 水族館から海に帰されるジンベイザメ,コウノトリやトキの放鳥のように,自然の海に帰りえさを食べるための訓練を行った後帰されます。体には発信器を取り付け,回遊するコースが調査されています。

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 この時期,絵本に出てくる海の生き物を,その絵本と共に展示する特別企画展を行っていました。幼児をつれた若いお父さんやお母さんに人気が高いということでした。このような施設は,企画力も重要です。ハードの充実とあわせ,アイディアを生かした企画が子どもたちの興味や学習意欲をかき立てるでしょう。

s_DSC_2481.jpg ジンベイザメ水槽の上部

 ■知覧特攻平和会館

 一度は訪ねなければならないと思っていたこの会館に来ることができました。数年前にここを訪れた小泉首相の姿がテレビで紹介されたことがあります。首相の靖国神社参拝も問題化していたときだったと思います。見方によっては,戦争と若者の死を美化し,偏狭なナショナリズムを増幅することもありうる場です。
 出発すれば死しかない。その時の遺書が展示されています。一人ひとりの,勇ましく国のために戦い,「轟沈」を誓う言葉,家族に向けた普通であるが重たい感謝や願いの言葉,小説のようだがリアルな手紙の中味と文字です。平静を保とうとする気持ち,しかしまた,自分自身を高揚させねばとても耐えられない思いが伝わってきます。

 特攻作戦,戦局は破滅に向かい,敗北は確実という状況を解りながら,一矢報いて終局を少しでも有利にしたいとの考えから行われた狂気の作戦。このために多くの若い命を奪った戦争指導者たちに本当に怒りを覚えるのです。そして,ここで注目される特攻兵と,南の地で病気と飢餓のために死んでいった若い兵士のとりあつかわれ方の大きな違い,矛盾だらけです。

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 私たちはここで非戦をあらためて誓いました。しかし,この平和会館,太平洋戦争の間違いと,その反省の上に立ってできあがった憲法,特に第9条,このことについてのアピールは見あたりませんでした。しかし,受付で買った「平和へのメッセージ」(毎年開催される主張発表会の入選作集)には,国の戦争責任について触れたものも多くありました。

■今回の会派視察,人権・環境・平和の研修でした。そして,宿の阿蘇内牧温泉と鹿児島指宿温泉,特に指宿の「白水館」はプロが選ぶ日本のホテル・旅館総合10位の宿(和倉温泉加賀屋は28年連続1位)であり,接客も料理もほぼ満足のいくものでした。九州各地の観光に注ぐ思いも感じることができ,意義ある3日間となりました。

明日から九州視察

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 17日,今日は地域支援センターポレポレの理事会。1年間の活動報告とこれからの計画が提案・承認されました。先日OPENしたぽれぽれ山の家,利用者のみなさんも新しい家にもなれ順調に運営され活動が進んでいるという報告でした。

 障害のある人が地域の中で普通にまじって,あるいは様々の活動の核となって,生活ができることをめざし,着々とその理念を拡げているポレポレの活動は,私にとってほんとうに学ぶことが多いのです。理事や職員のみなさんも優しく力強い素敵な人たちばかりです。

 自立支援法の抜本改正はすぐに行われなければなりません。そして,制度の解釈や運用においても問題点があることも今日の議論で知ることができました。紙の上の話ではなく,現場が求めていることに即した施策・運用こそ重要です。

 さて,あす18日から20日まで,清風・連帯会派視察を行います。
 視察地は九州,熊本・鹿児島です。

 ハンセン病問題基本法施行後の状況について知るため,国立療養施設を訪問,また,初めて行く知覧の特攻記念館や,グリーンツーリズムについて学ぶ阿蘇など,人権・平和・環境の視察研修を予定しています。

s_relayms.jpg 今年も誘われました。場内周回コースをリレーで42.195km走ります。1周約2km,これがつらい。断ろうかと思いましたが,幸か不幸か今年はスケジュールが空いていたのです。

 走り終わったときの安堵と爽快感,そしてリレー終了後のビールとお話,この楽しみだけをイメージし,参加OKしました(いくつまで走れるかわかりませんが,健康のためにという気持ちもすこしはあるのですが)。

 いや,途中無理かと思いました。前半の上りを終えた内堀横の直線,下ってから新丸広場周辺を回る長い後半部分,ガマンを楽しむ境地に入らないととても無理です。しかし,このコースを3週した同年代の徳田さん,川畠さん,さすがマラソン走る人たちだ。日ごろの鍛え方が違います。

s_IMG_1102.jpg 走り終わると,来年またやってみようかなと思ってしまうのです。しかし,50台後半に突入ですから,準備はしっかりしないとみんなに迷惑かけますし,怪我でもしようものならダラやーといわれてしまいます。ぼちぼちやって,2km10分台を維持できるよう鍛えたいと今は思っています。

 誘ってくれてありがとう。太田さん。高井さんも吉田さんもまたがんばろー。

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憲法施行62周年県民集会

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 5月3日憲法記念日,憲法施行62周年を迎えた。安倍政権が強行成立させた憲法改正の手続法(国民投票法)が来年5月18日施行される。その施行に向け,制度説明のパンフレット作成等に数十億の予算がつぎ込まれている。また,ソマリアの海賊対処法では,自衛隊の海外派兵と武器使用基準が大きく緩んだ。憲法違反が堂々と進められている。明文改憲の動きは今鳴りを潜めている印象はあるが,改憲派は着実に動きを進めていると考えなければならない。

 憲法は9条を守る,守らせることが最重要であるが,生存権,労働権や教育権も侵されつつある。働く貧困層,子どもの貧困,雇用問題,すべてその権利を憲法が保障しているにもかかわらず,十分に問題化されていない。自己責任思想が定着化してきている。憲法学習から,誰の所為なのかをはっきりさせ,運動と政治改革を進めていかねばならない。

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 今年は,午前は新装成った「近江町いちば館」前で県・市議会議員4名の街頭演説を行い,その後市役所前での憲法を守る会の集会そしてデモ行進(市役所→柿木畠→竪町→香林坊→尾山神社前)を行い,いしかわ九条ネットの県民集会に合流した。

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講演と落語,講演者の都合で予定順序が逆転,「戦争中毒」訳者のきくちゆみさんの講演を残念ながら聴くことができなかった。稲田和浩さんのトークと立川談之助さんの落語は,戦争は「笑い」も殺してしまう,がテーマ。笑ってしまうくらいに異常な世界をつくりだしてしまう「戦争」について考えた。

平和交流続けます/韓国禮山郡

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 今年もまた,尹奉吉(ユンボンギル)の生地韓国禮山郡を訪問し平和交流の各種活動を行った。私にとっては2004年からの連続の6回目の参加となる。4月29日上海での義挙の日を記念して行われる祭亨と式典・文化祭参加を中心に,今年は,新羅時代の都慶州(キョンジュ)や板門店(パンムンジョン)の視察も行った。

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 ソウルの孝昌公園にある尹奉吉の墓所 尹奉吉の遺骨が帰国したときこの公園で盛大に国葬が営まれたという。 ここで献花・尺八の献奏を行った。 参加者に説明を行う朴仁祚(パクインジョ)さん。

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 4月29日上海での義挙を記念し,祭亨が行われる忠義詞で参加者全員で記念撮影。 祭亨の後,文化祭典が行われる。私は挨拶で,昨年金沢での尹圭相 月進会会長の講演であった,尹奉吉が望んだことは韓国独立にとどまらず,東北アジアさらには世界の統一と平和だった,という内容を紹介し,日本の植民地支配の深い反省と,今後の交流と友好関係深化を求めた。

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 文化祭のステージは,韓国サムルノリの第一人者李光壽率いる民俗音楽院の演奏,そして,中国,モンゴルからの音楽家による演奏があった。 私はステージにあがる予定はなかったが,尹会長の取り計らいによって図々しくも飛び入り登壇,アリランを演奏させていただいた。

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 今回は産業視察も行った。禮山郡にあるパプリカ栽培施設,給水や施肥がコンピュータ管理されている工場と言ったほうが適切かもしれない。ここで生産されたものの50%が日本に輸出されている。

s_012.jpg s_011.jpg かじってみた。みずみずしい。

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 2回目の板門店ツアーに参加,旅行社の例の「皆様の命をかけたツアーにようこそ」の言葉は変わっておらず,北朝鮮の飛翔体に過敏な反応をしていた日本とは相当な温度差を感じた。ツアーのガイドには脱北者という女性も加わり,北の教育制度などの説明を行っていた。

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 境界線をまたぐ会議室では以前同様,兵士との記念撮影を行う観光客が多くいた。しかし,南北に分断されたこの国,当然ながら日本の責任も極めて重いのだが・・・

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 帰国日(5月1日)日本はインフルエンザでものものしい雰囲気。着陸後の機内にはマスクをした検疫官が巡回,正直に申告しなさいとの圧力のよう。 小松空港では,マスコミも取材,一人一人サーモグラフィーによる検温が行われた。幸いにも参加者は全員健康。5日間の交流訪問を終えた。

 毎年続けているこの訪問,これは,お盆の墓参りのようなものだ。同じ場所へ出向き,お参りをし,昨年あった方々にまたお会いする。そして,尹奉吉について語る。この継続した訪問が,戦争と日本の責任を考え続けることであり,謝罪であり,平和の誓いである。交流の深まり,友情のひろがりこそ平和へのあゆみだ。仲間とともに続けたい。