子どもの貧困を考える

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DSC00988s.jpg 4月18日第1回の「わい・がや セッション『子ども・未来』」を開催した。子どもと未来を考えることは,今の社会を考えることでもあるし,歴史を振り返ることでもある。そんな思いを持つ人たちと共にこの会を立ち上げた。

 第1回は「教育格差・子どもの貧困」を考える をテーマに盛本が問題提起を行った。新自由主義のもと所得格差は増大し,ついには貧困の拡大という状況を招いている。この貧困が子どもに大きな影響を及ぼす,経済的貧困のみならず健康や人間関係,学力や将来への挑戦においても多くの困難を抱えることとなる。国は憲法や子どもの権利条約にうたわれているような,子どもが健康に遊び学ぶ権利を保障するため,所得再配分によって子どもがいる低所得世帯に十分な支援をすべきなのであるが,形ばかりの支援は子どもの貧困率を下げることはできず,世界でただ一つ,所得再配分後に貧困率が高まっているというそんな国になっているのだ。

 日本は,この子どもの貧困について本格的な研究を行ってきていない。最近,何人かの研究者が著した書籍が出版され注目されている。「子どもの貧困」(阿部彩:岩波新書),「子どもの貧困」(浅井春夫,松本伊智朗,湯澤直美:明石書店),「反貧困の学校」(宇都宮健児,湯浅誠編:明石書店),「データブック貧困」(岩波ブックレット)などである。このような資料を参考に私なりにまとめたことを問題提起した。DSC00991s.jpg

 参加者は10名あまりであったが,問題提起後の討論は活発に進んだ。母子家庭の厳しい現状や,貧困に滑り落ちる家庭にある小学生と現場で関わってきた参加者からの報告,所得再分配のための税制やその負担を市民がどのように主体的に考えてくのか,奨学金制度の現状は,など,これからさらに探り,とりくむべき課題も指摘された。

 次回は7月11日(土)18:00より開催の予定。みなさまの参加と,活発な意見交換が「わいわい・がやがや」と進む会となるよう努力していきたい。

 

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△ 盛本よしひさWebサイト


2009.3.27countup