主幹教諭は誰のため

| コメント(0)

 今日は教職員組合の機関会議,新規加入組合員の承認や特別支援教育の共生の視点でのとりくみなどの議案が審議された。意見発表では,今年2年目となる主幹教諭の配置が一般教員の事務軽減につながるよう執行部の積極的とりくみの必要性が指摘された。

 主幹教諭の役割は,教職員のリーダーとして管理職を助けるとともに,一定の事務を受け持ち一般教員の事務軽減をはかり,子どもとのふれあいの時間を確保しようというものである。

 しかし,現実は一般教諭の事務よりも教頭の業務を軽減することの方に偏りつつあるようだ。これでは,教職員の管理強化が進むばかりで一般教員の計画書や報告書作成などの事務軽減はいっこうに進まない。校長や教頭も激務となっていることは事実なのだが,子どもたちに直接関わっている担任などの事務負担が軽くならなければ子どもたちのためにはならない。

 学校は,チームワークを重視し,役割分担をしたフラットなスタッフ組織の方が機能的だという意見に私は賛同する。実際私が教員をしていた25年あまりは管理に当たる職は校長・教頭のみで,主任も連絡調整の役割が主で,若い教員はベテラン教員に学び尊敬しながらも教員としては対等に協力し合う組織として,学校現場は活気に満ちていた。民間企業においても,ピラミッド構造を解体しフラット組織にし業績を上げている例は多くある。

 いま,一番学校現場が求めていることは,新たなポストや組織改変ではなく,欧米並みの教員の増員だ。今日無視することはできない説明責任とそのための資料やデータ作成を不可欠のものと見るならば,それに見合う総数としての教員の定数は必要だ。主幹教諭や指導教諭を一人二人増やすぐらいでは追いつかない。

 デンマーク視察で訪れた義務教育学校の校長が言った「日本は1クラスの定員が40人!そんなの無理に決まっている。プロならNO!と言うべきだ。」という言葉を思い出した。

 

2004 デンマーク教育・福祉研修視察 http://www.molimoto.com/web08/sisatu/denmark.htm

 

コメントする

2011年8月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
△ 盛本よしひさWebサイト


2009.3.27countup