4月5日中央公園前で,自衛隊の海外派兵を憂うる市民有志の会が自衛隊のソマリア派兵に反対するアピールを行った。私も森市議らとともにビラの配布をおこなった。
ビラを受け取ってもらえない市民も結構いるのだが,参加者の中山さんがつくった折り紙と竹とんぼ(羽根は紙)をおまけにつけると,子ども連れの方はほとんど受け取ってくれる。これは,ほしい物だけもらうのはセコイというのとはちょっと違うような気もする。何か人の優しさというものが伝わって心を解きほぐすのだろう。
今日は,折も折北朝鮮が飛翔体を発射したとのニュースが飛び交った日だった。何人かの市民と話したが,日本政府の過剰な反応は返って刺激を与えるのではと言う人もいた。この動きを利用しながら軍事強化を主張する政治家が出てくることも予想される。
こんな簡単に自衛隊が海外に出て行ったことに深い懸念を感じ,居ても立ってもいられず行動を起こした人たちがこの金沢にいると言うことである。このような市民のアピールに直接弾圧が加えられることはないが,今の日本の空気は危ない方向に向いていることも事実,市民のアピールが自由にでできる町の風土をもっとつくっていかねば。
「くるま座」 サイレントアピール 海上自衛隊はソマリアから帰ってこい!
http://blog.kurumaza.org/index.php?e=22
▼ 5日配布のビラ
「東京新聞」(北陸中日新聞) 2009年1月19日『本音のコラム』より
海賊の正体 堤 未香
ソマリア海域の海賊事件が急増し、国際海事局が各国に協力を呼びかけている。海上自衛隊派遣の議論が高まる中でふと思う。そもそもこの「海賊」は何者なのだろう?
UNEP(国連環境計画)の職員ニック・ナトール氏は英紙のインタビューで、1990年代初めに欧米の大企業がソマリアの政治家・軍幹部と交わした廃棄物投棄協定について指摘する。
内容はそれらの企業が今後ソマリア地域沿岸に産業廃棄物を投棄することを認めるというものだ。その後、放射性物質に汚染された地域住民数万人が発病。国連が調査した結果、有害化学物質によるものであることが明らかになった。海域を汚染する外国企業に生活手段を奪われ、いくら訴えても動かない国連に見切りをつけたソマリア漁民は自ら武器をとり、やがては「海賊」と呼ばれるようになったという。
別な立場の人々に目線を合わせる事は、時にもっと大きな敵の存在に気づかせる。あるイラク帰還兵は私に言った。「本当のテロリストは誰なんだ?」と。
現実に起きている惨事への対応は待ったなしだ。そこに至る状況を作り出してきた時系列での丁寧な検証は、毎日各地で罪のない人々の血を流し続ける紛争の類似性と、欲望が作り出すもう一つの世界地図を浮かび上がらせるだろう。真の歴史教育が変革を後押しする。(ジャーナリスト)

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