7月28日の浅野川洪水の石川県の分析について,市民の研究者からいくつかの疑問点が指摘されている。
今日は,その一つ浅野川放水路(正式には導水路)の現地調査に参加した。浅野川から犀川に分水するこの放水路に分かれた水の量について疑問があるからである。
県は,毎秒150m3の水が放水路を通って犀川に流れたと結論づけている。しかし,この計算の根拠となっている水位の測定地点に疑問がある。放水路のトンネルから出て右にカーブしたあたりの左岸
の痕跡から水位を決めているという。この右岸には多くの堆積物があるが,当時もそのような状態であったと考えられる。しかも,このカーブを通った水は遠心力によって左岸にせり上がるように流れたと予想される。つまり,この水路の断面全体の計算をする数値としては問題があるというのである。実際よりも大きな流量が算出されるというのだ。
実際,これより少し下流の水がまっすぐ流れ,堆積物もない測水所付近の水位から計算すると毎秒90m3になるというのだ。ここの方が適切な測定地点だというのはごく自然な考え方のように思える。
県は,150m3流れ,その機能を果たしたが,200年に1回の降水で浅野川の流量も大きすぎ,堤防からの越流とそれに伴って被害が出たと言う。市民研究者は,本当に150m3流れていれば,このような越流被害は防げた可能性がある。堆積土砂の除去など,日頃の放水路管理に問題があったと指摘しているのだ。
他にもこの洪水に関して疑問点が指摘されている。県が設置した第三者委員会がこれらに明快な回答を与えてくれることを期待したのだが,県の数値と分析をを追認しているに過ぎない報告書が先日出された。今後,議会でも疑問点を取り上げていきたいと考えている。

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