3月18日(水)10:30判決
名古屋高裁金沢支部,志賀原発2号機差し止め判決の控訴審判決の日,傍聴することができた。「控訴棄却」の判決を確信していたが,差し止めを命じた地裁判決(06年3月)を不当にも取り消し,住民側の敗訴となった。残念であり憤りを覚えずにはいられなかった。
報告集会で岩淵弁護士は,極めて非科学的で不当,1審の後に作られた新耐震指針そのものの評価に踏み込む勇気もなかったと述べた。また,裁判のポイント①直下型の地震規模,②邑知潟断層の評価,③スペクトル,もいずれも北陸電力,国の主張を鵜呑みにした判断であるとも述べた。このうちひとつでも崩れればすべてに影響が及び,安全であるという結論に導くことができないということになる,結局すべて妥当という鵜呑みになったのだ。
この裁判で新耐震指針の問題点が指摘されれば,全国の原発に影響が及ぶという,重要な裁判だったが,裁判長は自らの判断を行わなかったということだ。堂下原告団長は,負けるとすればそのようなときだけだろうと考えていたと述べたが,残念ながらそのとおりの結果となった。
1号機の臨界事故は8年間隠されていたが,この事故がその時に発表されていれば,2号機が作られることはなかった。裁判もする必要がなかった。その意味で「遺恨十年」の垂れ幕になったのだと,報告集会の司会の事務局長・田中哲也さんは説明した。
上告はすぐにも行われる。最高裁は厳しいことが予想されるが,また全国の仲間と共に闘われることになる。誰かが死ななければ原発は止まらないのか,誰かが死んでも止まらないのか,この地震列島に原発を動かしてはいけない。
* 写真時事通信社
止めるしかない志賀原発 http://nosikagenpatsu.web.fc2.com/index.html

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