石川県平和運動センターは海上自衛隊ソマリア派兵反対集会を開催した。
石川県教育会館には300名の労働組合員らが参加,自衛隊の自由な海外派兵に道を開くソマリア派兵に反対の声をあげた。
政府は,武装した海賊から日本船を守るのは自衛隊しかいないという世論づくりを進める中,「海上警備行動」の名目で自衛隊のソマリア派兵を行おうとしている。しかし,海賊対策は海上保安庁の仕事である。事実,海上保安庁は東南アジアやマラッカ海峡での海賊対策で実績を重ね,2000年から2008年の活動は海賊の発生件数を激減させている。
海賊一掃に不可欠な沿岸国の連帯は,軍が絡むと難しいといわれる。周辺国の日本への期待は大きいが,それは自衛隊に対してではなく,海上保安庁のマラッカ海峡等での実績を生かした活動であるという。(09.2.21北陸中日新聞)
海賊のもとをたどれば,内戦の勃発・無政府状態,欧米企業の核廃棄物・産業廃棄物による海場汚染,大型トロール船による乱獲が大きな要因である。国の立て直し,貧困の根絶こそが国際協力で行わねばならないことではないだろうか。
何でも軍隊が出れば安心という単純な世論誘導は,憲法を無視した自衛隊の海外派兵と集団的自衛権の行使,そして,戦争に参加する軍隊・国を出現させるという歴史を繰り返してしまうことになるのである。

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